2000年11月新刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)

11月7日発売
定価(本体3000円+税)四六判
福本 和夫(ふくもと かずお)著
フクロウ 私の探梟記[新装版]
ISBN4-588-76205-2
歴史と社会科学の研究のかたわら,フクロウを愛し,飼い,訪ねること半世紀。ミネルバの使いたる理知の鳥か,福を呼ぶ幸運の鳥か,はたまた悪霊を招く凶鳥か。その鳴声の聞き方に民俗学的な意味を探り,生物学的な特徴を語り,古今東西の文学作品や絵画に刻まれた多彩なフクロウ像を博捜する。今日の「フクロウ・ブーム」を導いた,情感あふれる好読物。
〔動物・随筆〕
11月10日発売
定価(本体3800円+税)四六判
ヴォルフガング・シヴェルブシュ/福本 義憲 訳
《叢書ウニベルシタス695》
ベルリン文化戦争 1945-1948/鉄のカーテンが閉じるまで
ISBN4-588-00695-9
1945-48年,歴史上類例のない4か国による分割統治のもとで,迫りくる東西対決を前に,敗戦後のベルリン文化を再生すべく苦闘した知識人たちの物語。多くの亡命者を含む米ソの文化将校たちが,イデオロギーを超えてめざした〈夢の国〉はどこへ消えてしまったのか。統一ドイツ再出発のために,40年間の氷河期を経て今開かれるタイムカプセル!
〔現代史・社会〕
11月10日発売
定価(本体3200円+税)四六判
宮下 章(みやした あきら)
《ものと人間の文化史97》
鰹節(かつおぶし)
ISBN4-588-20971-X
黒潮洗う日本列島では古来,季節の魚としてカツオを食するばかりでなく,鰹節という食生活に不可欠な独特の食材をつくってきた―カツオの漁法から鰹節製造の技術,食生活とのかかわりや商品としての流通までを歴史的に展望し,この日本的な食材の謎を解く。鰹節の起源をめぐっては,琉球王朝の対南海交易にその淵源を探る。同著者既刊:『海藻』(2900円)
〔食生活・文化史〕
11月13日発売
定価(本体4700円+税)四六判
ネッド・ウォード/渡邊 孔二 監訳
《叢書ウニベルシタス698》
ロンドン・スパイ 都市住民の生活探訪
ISBN4-588-00698-3
17世紀末〜18世紀初めのロンドン,その「目ぼしい場所の完全な実地検分」を企てた〈スパイ〉たる著者は,「昼夜を問わず横行する人類共通の虚栄や愚行」を目撃・描写し,不潔・残酷・粗野・下品・猥雑の世界を語り尽くす。当時の正統的文学を向こうに回して,ひたすら「面白く役に立つ話」を狙った自在かつ奔流の如き言葉の氾濫は,現代の読者をも圧倒する。
〔文学・社会〕
11月27日発売
定価(本体5900円+税)四六判
マンフレート・ルルカー/林 捷・林 田鶴子 訳
《叢書ウニベルシタス687》
シンボルのメッセージ
ISBN4-588-00687-8
70年余の生涯を象徴・形象研究に捧げた〈象徴の狩人〉ルルカーが,その業績の精髄を集成した最後の著作。象徴の思想的・概念的・歴史的位置づけに始まり,神話やメルヒェンや夢における象徴の役割を探るとともに,太陽・月・星・円・数・樹木・花・動物・仮面・巡礼・舞踏・水と洗礼・十字架におよぶ具体的な事物の象徴的意味を興味深く語る。
〔宗教・美術〕
11月29日発売
定価(本体4500円+税)四六判
スティーヴ・ド・シェイザー/長谷川 啓三 監訳
《りぶらりあ選書》
解決志向の言語学 言葉はもともと魔法だった
ISBN4-588-02204-0
心理療法において来談者の告げる「ことば」の深層は探らないとする立場(反・ラカン/ソシュール)から,来談者が語る「問題」と治療者が引き出す「解決」の物語りの関係を通して新たな言語学を構想する。ユーモアを交えながら本書の大半に及んで具体的な治療(会話)を展開し,「ことば」のもつ呪術的な力が明らかにされ,我々を最先端の心理療法の術へと導いてくれる。
〔心理〕
11月30日発売
定価(本体3300円+税)四六判
ノルベルト・エリアス/宇京 早苗 訳
《叢書ウニベルシタス675》
諸個人の社会
ISBN4-588-00675-4
『文明化の過程』第三巻として構想されたエリアス社会学の主著。個人と社会の分割を根本的に否定するプロセス=フィギュレーション(過程-関係構造)理論を縦横に展開し,伝統的分野やイデオロギーに拘束されない総合的社会学=人間科学を構築する。1988年アルフィ賞を受賞。同著者既刊:『文明化の過程』上下『宮廷社会』『社会学とは何か』『ドイツ人論』ほか。
〔社会学〕
11月30日発売
定価(本体4700円+税)四六判
アレクサンドル・コジェーヴ/三宅 正純・根田 隆平・安川 慶二 訳
《叢書ウニベルシタス677》
概念・時間・言説
ISBN4-588-00677-0
独自のヘーゲル講義により,フランス思想界の多くの俊秀に影響を与えたコジェーヴは,ヘーゲル哲学体系の読解と普及,さらにその理念からの哲学史の書き直しなどを試みた。ヘーゲル以後の学問と知にも発展がある以上,誰かがヘーゲルの「知の体系」を「改訂」しなくてはならないとの立場から,大胆に構想・執筆し,未完に終わった知的挑戦の書。待望の完訳。
〔哲学・思想〕
2000年10月← | HOME | →2000年12月