2000年6月新刊
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6月1日発売
定価(本体1000円+税)A5判
全国アメリカ演劇研究者会議 編
アメリカ演劇12号 サム・シェパード特集
ISBN4-588-99812-9
「空想と現実の錯綜する世界」(清水純子)を舞台という空間の中で巧みに描き出し,現代アメリカ演劇界で最も魅力ある作家とされるサム・シェパード特集号。「サム・シェパード 融解への歩行」(本多勇),「『イカロスの母』に見るサム・シェパード劇のダイナミズム」(高島邦子),「『パリ,テキサス』あるいは砂漠のロマンス」(矢口裕子),ほか。
〔演劇・文学〕


6月14日発売
定価(本体6700円+税)四六判
ジョージ・スタイナー/伊藤 誓 訳
《叢書ウニベルシタス673》
言葉への情熱
ISBN4-588-00673-8
古典古代から現代までの文学・哲学・芸術・科学にわたる該博な知識を基盤に,ユダヤ人の眼という異化作用により斬新なヨーロッパ像を提示する。〈大虐殺〉により終焉を告げたヨーロッパ文化をなお愛惜しつつ,人類が地球の〈客人〉として生き残るために警鐘を鳴らしつづける〈脱領域の知性〉の最新評論集。小局既刊:『バベルの後に』上,『真の存在』
〔哲学・思想〕


6月16日発売
定価(本体3000円+税)四六判
ジャン・ボテロ/松島 英子 訳
《りぶらりあ選書》
バビロンとバイブル 古代オリエントの歴史と宗教を語る
ISBN4-588-02201-6
著名な宗教史学者・アッシリア学者である著者が,編集者モンサクレを聴き手に物語った古代メソポタミア文明物語。自らの研究史を縦糸に,メソポタミアにおける文字の発生,呪術,卜占,宇宙観,学問,宗教,裁判と経済,ギルガメシュ叙事詩など,旧約聖書の背後に刻まれた人々の豊かな営みを横糸に,読者を古代世界に誘う。
〔古代オリエント史〕


6月19日発売
定価(本体4000円+税)四六判
ロビン・フォックス/平野 秀秋
《叢書ウニベルシタス681》
生殖と世代継承
ISBN4-588-00681-9
モルモン教の一夫多妻制度や代理母に関する裁判,さらにはギリシャ悲劇におよぶ多様なケーススタディーを通して,階級闘争をも超える歴史の巨大な動因,すなわち親族と国家の戦いに注目する。本道を見失った人類学,文化の周辺に埋没する社会学の現状を批判し,法を救うために法を超え,法の可能性と限界を論じた刺激的な研究。
〔人類学・社会学〕


6月22日発売
定価(本体3300円+税)四六判
ミシェル・アンリ/中 敬夫・野村 直正・吉永 和加 訳
《叢書ウニベルシタス680》
実質的現象学 時間・方法・他者
ISBN4-588-00680-0
フッサールの問題構成およびその展開としての「歴史的現象学」を批判するアンリの,現象学の可能性あるいは定義そのものをめぐる根源的な問い。「実質的現象学」の「実質」とは「現象性の本質」を言い表わし,世界についての思惟がつねに取り逃がさざるをえなかった本源的現象性の次元の存在を明らかにすると同時に,その「生」の内的構造を把握する試み。
〔哲学・現象学〕


6月22日発売
定価(本体3500円+税)四六判
B. レディングス/青木 健・斎藤 信平 訳
《叢書ウニベルシタス661》
廃墟のなかの大学
ISBN4-588-00661-4
現代の大学は「エクセレンスの大学」であることを競い合っているが,カルチュラル・スタディーズの隆盛が示しているのは,むしろ大学が,国民国家のイデオロギーたる「国民文化」の砦といった近代的理念の消滅せる廃墟そのものであることだとして,廃墟のなかで迫られている〈不同意の共同体〉としての改革について提言する。
〔大学論・思想〕


6月30日発売
定価(本体4300円+税)四六判
マーク・エドマンドソン/浅野 敏夫 訳
《叢書ウニベルシタス682》
反抗する文学 プラトンからデリダまでの哲学を敵として
ISBN4-588-00682-7
ホメーロスに対するプラトンの異議申し立て以来,文学批評の歴史は詩人たちと哲学者たちの反目の歴史であった。本書は,ハロルド・ブルーム,ド・マン,デリダらを取り上げ,彼らの内に潜む,芸術をより高度な思考の中に包摂しようとする衝動を明らかにし,理論主義の狭隘な力を押しのける文化的創造としての「詩」を擁護する。
〔文学・哲学〕


6月30日発売
定価(本体3300円+税)四六判
ヨセフ・ナヴェー/津村 俊夫・竹内 茂夫・稲垣 緋沙子 訳
《りぶらりあ選書》
初期アルファベットの歴史
ISBN4-588-02203-2
ギリシャ・ローマ時代に導入され西洋文明の展開に重要な役割をになってきたアルファベット文字は,いつ・どこで案出されたのか。現在その起源とされるフェニキア文字の遥か前段階(紀元前1700年頃)にまで遡り,近代文字として具体化するまでの道のりを辿る碑銘学・古文書学入門。図版200余。ヘブル大学教授の著者はこの分野における世界的権威。
〔文字学・歴史〕


6月30日発売
定価(本体4200円+税)四六判
ドミニク・メーダ/若森 章孝・若森 文子 訳
《叢書ウニベルシタス676》
労働社会の終焉 滅びゆく価値
ISBN4-588-00676-2
18世紀の〈労働の発明〉にはじまり〈人間の本質としての労働の開花〉という19世紀的神話を経て雇用重視の20世紀の労働観に至る近代の労働社会の形成と展開の経緯を分析し,労働は人間の不変の本質をなすカテゴリーではなく,近代においてのみ必要とされた歴史的カテゴリーであることを論証しつつ,労働に代わる社会的絆を構築するための具体的方策を提示する。
〔社会・労働〕


6月31日発売
定価(本体1700円+税)四六判
リン・M.オーセン/吉村 証子・牛島 道子 訳
《りぶらりあ選書》
数学史のなかの女性たち 〔新装版〕
ISBN4-588-02205-9
数学思想の発展に偉大な役割を果たした8人の女性の生涯と業績をつづった列伝。4世紀ギリシャのヒュパチアから18世紀のシャトレ侯爵夫人,今世紀ドイツのエミー・ネターなど,彼女たちが残した遺産と影響,研究を生み出した時代と社会をたどり,女性として,科学者として,ヒューマニストとして生きた創造的営為のドラマを感動的に描き上げる。
〔数学史・女性史〕


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