2001年4月新刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)




4月2日発売
定価(本体2700円+税)四六判
間宮 厚司(まみや あつし)著
万葉難訓歌の研究
ISBN4-588-46007-2
『万葉集』の歌の中で未だに謎とされる難訓歌 ―― 人麻呂,憶良,額田王などの七首 ―― に果敢に挑戦し,先行諸研究や類歌を綿密に考証しつつ独自の解読法を発見し,細心にして大胆な訓読と解釈を提示する。古代歌謡の読解をめぐる先学の幾多の研究成果をふまえつつ,斬新な言語学的アプローチにより万葉研究に新風を送る。序=大野晋。
〔古代歌謡・言語〕



4月6日発売
定価(本体25000円+税)A5判
須磨 千頴(すま ちかい)著
《日本生命財団出版助成図書》

かもわけいかずちじんじゃ
賀茂別雷神社境内諸郷の復元的研究
ISBN4-588-32122-6
中世後期,上賀茂社境内6郷のうち5郷に実施された検地の「地からみ帳」「検地帳」を綿密に解読し,地図上に5郷全域の当時の土地利用を一筆毎に復元する。その復元図15葉を付すほか,検地帳を翻刻,この地域一帯の地名を考証する本書は,戦後の実証的荘園研究の最高峰であり,日本史研究全体に多大の影響を及ぼすであろう。
〔日本中世史・社会〕


4月11日発売
定価(本体3400円+税)四六判
アンソニー・ケニー/野本 和幸・他訳
《叢書ウニベルシタス721》
フレーゲの哲学
ISBN4-588-00721-1
現代論理学の創始者であり,ラッセル,ウィトゲンシュタインらへの多大な影響を通して20世紀における分析哲学の展開を方向付けたゴットロープ・フレーゲの全体像。前著『ウィトゲンシュタイン』(小局刊)の姉妹篇として企図され,伝記風にフレーゲの仕事全体を展望しつつ,その哲学の展開を時間的な順序に従って主要著作の課題と内容を紹介する最上の入門書。
〔哲学〕


4月13日発売
定価(本体11000円+税)四六判
スチュアート・ジョーゼフ・ウルフ/鈴木 邦夫 訳
《叢書ウニベルシタス699》
イタリア史 1700−1860
ISBN4-588-00699-1
18世紀初頭から19世紀中葉,すなわちリソルジメントに至る,近代国家としての統一を成し遂げるまでの,諸共和国の波乱に富んだ歴史をトータルに描き出す。政治史を中心としつつ,文化・社会・経済の発展との有機的な関連において,また近隣ヨーロッパ諸国の事例との比較において,そのダイナミズムを捉え,基本文献として定評を得たイタリア史。
〔歴史〕



4月18日発売
定価(本体2600円+税)四六判
遠藤 文彦(えんどう ふみひこ)著
ピエール・ロチ 珍妙さの美学
ISBN4-588-49017-6
19世紀末ヨーロッパの虚無と倦怠を背負い,海軍士官として世界各地を訪れて独特の異国趣味文学をつくりあげた異色作家ピエール・ロチ ―― その日本三部作(『お菊さん』『秋の日本』『お梅が三度目の春』)を記号論的手法で読みなおし,作品・作者・土地(長崎)がいずれも凋落的エートスに貫かれているさまを浮彫りにしつつその隠された魅力を探る。
〔文学・評論〕


4月19日発売
定価(本体3400円+税)四六判
H. - G. ガダマー/巻田 悦郎 訳
《叢書ウニベルシタス712》
詩と対話
ISBN4-588-00712-2
詩の解釈に文献学的・伝記的な知識がどれほど意味をもつのか? 〈哲学的解釈学〉をうち立てたガダマーが,己れの哲学の基本的土壌としての芸術経験を論拠に,ヘルダーリン,ゲオルゲ,リルケ,ツェラーンなど現代詩を具体的に解釈する。ガダマー哲学の重要な位置を占める〈詩〉と〈対話〉の関係,その相違と共通性などについても言及される詩論集。
〔文学・哲学〕
こちらもご参照下さい(東京理科大学・巻田悦郎研究室)


4月25日発売
定価(本体3300円+税)四六判
A. アルヴァレズ/工藤 政司 訳
 心理・生理・行動
ISBN4-588-18212-9
現実的な意味での夜と,比喩的な意味における夜の考察。太陽が沈んでからの世界と,眠りの中で住まう世界の物語。少年時代の闇への恐怖を回想し,睡眠実験を観察して夢の生理学を論じ,古今の作家や研究者の,夜と夢への関わりを語る。さらには夜の治安維持の歴史との関連から,パトカーに同乗してニューヨークの夜の考察におよぶ。
〔心理・文学〕



4月27日発売
定価(本体2600円+税)四六判
新村 拓(しんむら たく)著
在宅死の時代 近代日本のターミナルケア
ISBN4-588-31208-1
高度経済成長末期以降,病院死の増加にともなって,家庭からも地域からも急速に忘れ去られていった看取りの技術や知識は,どのような意味を持っていたか。その実態を地主や開業医の日記,小説,病院資料等々を通して明らかにし,死を見つめ,死を考えることが生を豊かにするという観点から,看取りの文化と在宅死の復権を提唱する。
〔歴史・医療〕


2001年3月← | HOME | →2001年5月