2002年2月新刊
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2月1日発売
定価(本体8800円+税)A5判
ヨーハン・フュック/井村 行子 訳
アラブ・イスラム研究誌 20世紀初頭までのヨーロッパにおける
ISBN4-588-37109-6 C3022
西欧のアラブ・イスラム意識の問題や限界は指摘されて久しいが,オリエンタリズム検討の前提をなす基本文献たる本書は,12世紀以来のコーラン翻訳やアラビア語研究をはじめ,ヨーロッパ全体でいかに営々と巨細にわたってイスラム世界とその文化が注視され探求されてきたかを物語る。ヨーロッパ経由でしか形成されてこなかったわが国のイスラム認識の問題性も照らし出されよう。
〔西洋人文科学史・中東史〕



2月7日発売
定価(本体5200円+税)四六判
ルイス・ハイド/井上 美沙子・林 ひろみ 訳
ギフト エロスの交易
ISBN4-588-49020-6 C1098
ギフトとは何か――それは単なる贈与ではなく,才能であり,直感であり,霊感である。芸術家は創作の過程において天与のアイディア,フレーズ,色彩を贈与されて作品を生みだし,その作品は人々に感動を,感覚の喜びを,生きる勇気を贈与する。モースの理論を芸術に適用してギフト交換を〈愛(エロス)の交易〉と位置づけた真の芸術と芸術家たちへの讃歌。
〔文学・芸術〕


2月20日発売
定価(本体6000円+税)四六判
ヴォルフ・レペニース/松家 次朗・吉村 健一・森 良文 訳
《叢書ウニベルシタス710》
三つの文化 仏・英・独の比較文化学
ISBN4-588-00710-6 C1336
フランス,イギリス,ドイツの三国における自然科学と文学と社会学との相互関係を,その国民性に基づいた特殊性をも含めて探求する試み。近代産業社会の急速な変革のさなかに生きた人々に適切な「人生学」を示さんがため,社会科学的知識人と文学的知識人との間で繰り広げられた論争・抗争を膨大な文献を渉猟して跡づけたレペニースの代表作。
〔比較文化学〕


2月27日発売
定価(本体2900円+税)四六判
秋田 裕毅(あきた ひろき)著
《ものと人間の文化史104》
下駄 神のはきもの
ISBN4-588-21041-6 C0320
下駄が古墳や井戸の遺構などから多数出土することに着目し,それらをつぶさに調査・検討しつつ,地上と地下の他界,人と神とをつなぐ <聖なるはきもの> として下駄が祀られていたのではないかという大胆な仮説を提出する。庶民の日常のはきものとして実用化され,流通する以前に,忘れられた民間信仰や呪術の世界が介在していたことを多数の文献・資料をもとに示す。
〔民俗・文化史〕


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