2002年3月新刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)



3月7日発売
定価(本体7700円+税)A5判
賀川 隆行(かがわ たかゆき)著
《叢書 歴史学研究》
江戸幕府御用金の研究
ISBN4-588-25049-3 C3321
宝暦12年と天明5年の大坂御用金の指定・上納・返済・年賦証文などを分析,賦課命令とそれへの反発の実態や御用金投入による経済効果ないし混乱の状況をつぶさに解明して,近世の借金・債券政策を追究する。さらに文久以降の金融・流通を担った御用商人や公的機関(三井組・大坂銅座・長崎会所・箱館産物会所など)の業務・財政構造を通して幕府の金融・経済政策を展望する。
〔日本近世史・経済史〕


3月8日発売
定価(本体5500円+税)四六判
インゲボルク・マウス/河上 倫逸 監訳
《叢書ウニベルシタス727》
産業資本主義の法と政治
ISBN4-588-00727-0 C1310
カントから19世紀の論争を経て現代に至る法治国家理論の問題の全体的な概要,さらにワイマール共和国,ドイツにおける法理論・社会理論といった個別的な重要問題について,とくにカール・シュミットとの対質のなかで,ハーバーマスやルーマンの議論を視野に収めつつ分析し,現代において法支配・人民主権・個人の自律という連関モデルが被った機能転換を考察する。
〔政治哲学〕


3月12日発売
定価(本体3800円+税)四六判
イルミヤフ・ヨベル/青木 隆嘉 訳
《叢書ウニベルシタス732》
深い謎 ヘーゲル,ニーチェとユダヤ人
ISBN4-588-00732-7 C1310
19世紀の二大哲学者,ヘーゲルとニーチェによって提示されたユダヤ教のイメージを明らかにしつつその歴史的背景を探る試み。理性の大哲学者たるカント,ヘーゲルが反ユダヤ主義的感情を体系化したのに対して,アンチ・リベラルの思想家ニーチェがユダヤ人を擁護するという構図の中に,ヨーロッパの鏡としての「ユダヤ人問題」が孕む思想的課題を浮彫りにする。
〔哲学・思想〕


3月19日発売
定価(本体2200円+税)四六判
フレデリック・グロ/菊地 昌実 訳
《叢書ウニベルシタス734》
フーコーと狂気
ISBN4-588-00734-3 C1310
「人間は波打ち際の砂に描かれた顔のように消え去るだろう」(『言葉と物』)と予言したフーコーにとって,独自の新しい人間学探求の契機となった〈狂気〉は何を意味したか。彼の狂気に関する体系的思考の行程を取り出し,狂気を排除することによって己れの文化のアイデンティティを確立してきた西欧の歴史像を描くフーコー哲学の輪郭を明確に浮き彫りする。
〔哲学・思想〕



3月20日発売
定価(本体4500円+税)四六判
アンソニー・リード/平野 秀秋・田中 優子 訳
《叢書ウニベルシタス570》
大航海時代の東南アジア  貿易風の下で〔新装版〕
ISBN4-588-09902-7 C1322
フェルナン・ブローデルの方法をもって描く1450年から1680年までの東南アジアの歴史。健康や衛生の問題,食事のしかたや土地所有のありかた,家の建てかた,生活習慣,富の使いかた,戦争や結婚や避妊の実態,女性の社会的立場,主人と使用人の関係にいたるまで,大規模な交易が生み出した各地の共通性と保たれた独自性を,ジャンルを横断して明らかにする。
〔歴史・民族〕



3月20日発売
定価(本体5700円+税)四六判
アンソニー・リード/平野 秀秋・田中 優子 訳
《叢書ウニベルシタス571》
大航海時代の東南アジア  拡張と危機
ISBN4-588-00571-5 C1322
本巻では,貿易のより詳細な実態とその変化,海上交通と船,河川や道路の交通,都市の商業とそのネットワークのありよう,マーケットの動きの詳細等々を描く。また,さまざまな土着の宗教が普遍宗教に取り込まれてゆく歴史を語り,東南アジアの多様性が国家によって失われてゆく道筋を論じて,必然的に宗教とは何か,国家とは何かをも読者に問いかける。
〔歴史・民族〕



3月26日発売
定価(本体2700円+税)四六判
レイ・フラー 編/大島 由紀夫・吉川 信 訳
《りぶらりあ選書》
心理学の7人の開拓者
ISBN4-588-02208-3 C1311
人間の心理や行動についての探求・理解に貢献してきた7人の偉人たちの業績を,G. シンガー,A. ストーら現代を代表する心理学者が入門的に解説する。フロイト,ローレンツ,ピアジェ,ティンバーゲン,W. ジェイムズ,F. スキナー,F. ゴルトンの理論・方法・思想を中心に,動物行動学,精神医学,人類学の問題領域をも視野に入れた格好の心理学史テキスト。
〔心理学〕


3月26日発売
定価(本体3800円+税)A5判
趙 惠 貞(チョ ヘジョン)/春木 育美 訳
《韓国の学術と文化10》
韓国社会とジェンダー
ISBN4-588-08010-5 C1336
気鋭の文化人類学,フェミニズム研究者による韓国社会論。男性中心社会で疎外され,沈黙を強いられてきた女性は,その「周縁性」と「他者性」のゆえに既成の社会・文化を根底から変革する力をもつとして,植民地的近代性を克服するための具体的方法を提示する。済州島の海女社会での先駆的フィールドワーク「済州の海女社会の性体系と近代化」なども収める。
〔社会・フェミニズム〕


3月28日発売
定価(本体2000円+税)A5判
日本哲学会 編
哲学 53号
ISSN 0387-3358
特集 ●生命とは何か シンポジウム:生命とは何か=清水哲郎/西脇与作/檜垣立哉 共同討議氈F無限の論理とメタフィジックス=岡本賢吾/佐藤徹郎 共同討議:相対主義と普遍主義=入不二基義/古茂田宏 応募論文=犬竹正幸/岡田篤志/黒崎剛/小林亜津子/齋藤直樹/佐々木正寿/田坂さつき/田中龍山/中橋誠/新名隆志/平野登士/古荘真敬/山口まり子
〔哲学〕


2002年2月← | HOME | →2002年4月