2003年 2 月新刊
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2月13日発売
定価(本体3400円+税)四六判
S.モーゼス/合田 正人 訳
《叢書ウニベルシタス765》
歴史の天使 ローゼンツヴァイク、ベンヤミン、ショーレム
ISBN4-588-00765-3 C1310
1920年代のドイツにあってそれぞれの立場から歴史の新たなヴィジョンを練り上げたユダヤ人思想家ローゼンツヴァイク、ベンヤミン、ショーレム。18世紀来の歴史主義を根底から批判する三人の思考を相異なる方位から省察、ユダヤのメシア的希望=「歴史の天使」に象徴化された共通の観念を浮彫りにしドイツ・ユダヤ思想、パレスティナ問題の展開の多様な局面を明らかにする。
〔思想・歴史〕



2月19日発売
定価(本体4200円+税)四六判
F.ローゼン/田隅 恒生 訳
《イスラーム文化叢書6》
回想のオリエント ドイツ帝国外交官の中東半生記
ISBN4-588-23806-X C1326
聖書時代の面影を色濃く残すエルサレムに育ち、前半生を中東各地で過ごしたカイザーの外交官(後に外相)が回顧する十九世紀後半のオリエント。その誠実かつ率直な人間愛に満ちた筆致は、知られざる中東の人と生活を生き生きと蘇らせる。名著と謳われた笠間杲雄『砂漠の国』(岩波書店、1935年)は、その内容の多くを本書に依拠している。
〔自伝・紀行〕



2月19日発売
定価(本体2500円+税)四六判
ジェイムズ・N. パウエル/浅野 敏夫 訳
エロスと精気(エネルギー) 性愛術指南
ISBN4-588-16205-5 C0014
タオイズムを軸に、古代中国および古代インドの性愛にかかわる観念を考察して、西欧における性愛のかたちを問いなおす試み。東洋の叡智に学びつつ、現代の「性交の科学」をも援用して、オルガスムの呪縛から脱し、精神と肉体の合一にいたるためのテクニックを具体的に説く。五木寛之『愛に関する十二章』でも紹介された現代人のための『カーマスートラ』。
〔タオイズム〕



2月25日発売
定価(本体2500円+税)四六判
柳父 章(やなぶ あきら)著
日本語をどう書くか
ISBN4-588-43607-4 C1081
日本語は漢語や西欧語の翻訳の影響によってつくられたという視点から、「書き言葉」としての日本語の成立過程を辿り、現代日本の書き言葉の問題点を具体的に分析しつつ未来への可能性を探る。句読法や文末語の使用法、段落の切り方、語感と文体の関係などを、作家や翻訳者たちの文章を例示しながら平易に説き、混迷する日本語表現に明快な指針を示す。同著者の好評既刊:『秘の思想』『翻訳語の論理』『翻訳とはなにか』『翻訳文化を考える』『文体の論理』。
〔日本語・日本文化論〕



2月25日発売
定価(本体4000円+税)四六判
G.スカルペッタ/本多 文彦 訳
《叢書ウニベルシタス755》
小説の黄金時代
ISBN4-588-00755-6 C1398
崩壊の危機が叫ばれる現代文学の荒野に逆説的に〈黄金時代〉を現出させた11人の作家たち― ミラン・クンデラ、サルマン・ラシュディ、大江健三郎、フィリップ・ロス、カルロス・フエンテスらの代表的な作品を微細にわたり分析・解読しつつ縦横に論じ、現代文学の直面する問題を世界文学の視野から鳥瞰した本書は「現代小説をどう読むか」の格好な手引きである。
〔文学・評論〕



2月28日発売
定価(本体2800円+税)四六判
N.ルーマン/馬場 靖雄 訳
《叢書ウニベルシタス766》
近代の観察
ISBN4-588-00766-1 C13363
近代・ポストモダン・偶然性・合理性といった主要テーマに触れながら、近代社会における相対化された外的観察者の存在を否定し、近代社会を通して近代社会を観察することを論ずる、ルーマン理論の原型的な発想を縮約した論集。著者が晩年、現代社会の諸機能システムを分析した一連の大著(法政大学出版局より刊行予定)を読み解くための格好の導入篇。
〔社会・思想〕


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