2003年12月新刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)




12月1日発売
定価(本体5000円+税)四六判
J. ベールシュトルド,M. ポレ 編/飯野 和夫・田所 光男・中島 ひかる 訳
《叢書ウニベルシタス782》
十八世紀の恐怖 言説・表象・実践
ISBN4-588-00782-3 C1322
「恐怖は人間の本性に根ざす」とするドリュモーの心性史的大著『西欧の恐怖』の欠落を埋めるべく18世紀に焦点を当てる意欲的論考。理性が世界をくまなく照らし出すと信じた啓蒙期の知的文化の中心になおとどまっている、聖書画像・刑罰制度・独裁政治・性的不能・人食いネズミ・アジアコレラ・小説のヒロイン・ベドウィン神話などに恐怖の諸相を読み取り、光の時代の深層に潜む人間の暗黒を問う。
〔歴史・思想〕



12月1日発売
定価(本体2600円+税)四六判
T. トドロフ/小野 潮 訳
《叢書ウニベルシタス780》
バンジャマン・コンスタン 民主主義への情熱
ISBN4-588-00780-7 C1310
フランス革命からナポレオン独裁、王政復古という激動の時代に〈近代の誕生〉に立ち会い、個人と社会、自由と民主主義をめぐって思索を深め、その思想と行動を通じて近代の病理への最初の批判者となったコンスタンの知られざる肖像を描き出す。モンテスキュー、ルソーの人間主義を継承しつつ道徳、宗教、文学、政治にわたり一貫して自由を追求した思想家の全体像を現代に蘇らせる試み。
〔哲学・思想〕



12月3日発売
定価(本体1/4400円+税 2/4600円+税)四六判
N. ルーマン/馬場 靖雄・上村 隆広・江口 厚仁 訳
《叢書ウニベルシタス767・768》
社会の法 1・2
(1)ISBN4-588-00767-X C1336 (2)ISBN4-588-00768-8 C1336
法とその外部とのあいだに潜む矛盾を暴き、法・人間・社会の関係を再確立する試み。古今東西の文献を渉猟しつつ社会システムの細部をうがつ、著者晩年におけるオートポイエーシス理論の展開。本書は同理論を軸に、社会の諸機能システムの解明に挑んだ一連の著作の一つであり、続いて『社会の科学』『社会の芸術』『社会の政治』『社会の宗教』『社会の社会』を刊行する。同著者既刊:『近代の観察』『宗教論』
〔社会学〕



12月3日発売
定価(本体4000円+税)四六判
J. ポチエ/山内 彰・西川 隆 訳
《りぶらりあ選書》
食糧確保の人類学 フード・セキュリティー
ISBN4-588-02217-2 C1338
アフリカ、東南アジアなど低開発国の農業と食糧事情のフィールド調査をもとに、食糧問題の社会・経済的背景を浮彫りにし、グローバリゼーションの波と地域の特性・多様性がつくり出す社会力学を考察する。現代世界のフード・セキュリティーをめぐって、環境、生産、流通、消費の各面にわたり鋭い分析を加え、食糧確保のための真に有効な世界戦略を多角的・総合的に探究する。
〔経済・社会・政治〕



12月3日発売
定価(本体2800円+税)四六判
J. ボテロ/松島 英子 訳
《りぶらりあ選書》
最古の料理
ISBN4-588-02218-0 C0322
アッシリア学の第一人者であるとともに料理愛好家でもある著者が、料理書と思われる楔形文字タブレットを解読して、世界最古の料理テクニックから、材料と道具におよぶその具体像に迫る。〈死すべき存在=人間の食べ物〉と〈不死を可能にする神の食べ物〉を区別する独特の神話構造にも言及した本書は、料理を手がかりとしたメソポタミア文化論でもある。
〔古代史・文化論〕



12月3日発売
定価(本体2800円+税)四六判
R. ポーター/目羅 公和 訳
《りぶらりあ選書》
人体を戦場にして 医療小史
ISBN4-588-02219-9 C1347
時を越え、病苦を逃れ健康や不死を希求してきた医と病の果てしなき闘いを医療社会史の視点から究明する。病気の発生と対応、古代療法家から今日の医者への移行と役割、ヒンドゥー教の長寿術からバイアグラに至る医薬開発、床屋の無麻酔外科手術から高度な移植手術への発展、キリスト教の救護施設から強大な医療病院への変遷などが豊富な資料・図版を通して描き出される。
〔医学・医療史〕



12月9日発売
定価(本体1万3000円+税)A5判
W. ディルタイ/塚本 正明 編集・校閲
ディルタイ全集・第二巻 精神科学序説
第2回配本(注:委託配本いたしません。必ずお申し込みください)
ISBN4-588-12102-2 C3310
本巻は、未刊の大著『精神科学序説』第二巻の草稿・部分的な完成稿・講義等々の遺稿群を集成。新たな生の論理学・認識論をダイナミックに論じて人間研究の基盤を固め、人間の「体験」を軸に「生の世界」の検証に挑む、リアリズム哲学の展開は、ディルタイ思想のエッセンスを示す。精神科学の構想全体が鮮烈に甦り、その思想的核心の現代性が浮き彫りにされる。(全11巻別巻1)
〔哲学・思想〕



12月10日発売
定価(本体3500円+税)四六判
C. ベルシー/高桑 陽子 訳
《叢書ウニベルシタス781》
シェイクスピアとエデンの喪失 家族の価値の文化史
ISBN4-588-00781-5 C1398
愛を育む場として理想化されてきた核家族が、家庭内暴力を生み出すなど危機的な状況にある。今日問い直されている家族の価値(理想像)は、イギリス近代初期の宗教的・政治的・経済的必要性から構築された文化の産物であるとする観点から、同時代のシェイクスピア劇を軸に、木版画・家具・墓碑、創世記解釈などにおけるその表象を分析し、家族とは何かの問題に新たな光を投じる。
〔文化史・文学〕



12月11日発売
定価(本体3000円+税)A5判
岡本 義行(おかもと よしゆき)編
政策づくりの基本と実践
ISBN4-588-62512-8 C1031
地方分権と市民自治の時代,人々の生活をより豊かにする政策が求められている。では,政策とは何か。本書は,政策学や社会調査の基本的な考え方をのべ,政策過程,公共事業,情報化,地域金融,産業集積,まちづくり,テレワーク,環境政策,NPOなどの事例を通して,どう政策をつくり,実践するかを論じる。市民・学生,自治体やNPO・NGO職員の学習や実務に必携のガイドブック。
〔社会科学・政策科学〕



12月12日発売
定価(本体4300円+税)四六判
O. ペゲラー/伊藤 徹 監訳
《叢書ウニベルシタス783》
ハイデガーと解釈学的哲学
ISBN4-588-00783-1 C1310
ディルタイ、ハイデガー、ガダマー、ハーバーマス、リクールらが山脈をなす解釈学的哲学は、もしハイデガーから発せられた刺激を捨ててしまえば、深さも鋭さもないものとなる。逆にハイデガーは、何よりも哲学に与えた刺激と訂正のゆえに、彼の思索は現象学的哲学ないし解釈学的哲学の文脈に強固な位置を占めたのだ。ハイデガーの思想的営為を通じて、解釈学的哲学の問題性と可能性を考える。
〔哲学・思想〕



12月17日発売
定価(本体3200円+税)四六判
G. リポヴェツキー/大谷 尚文・佐藤 竜二 訳
《叢書ウニベルシタス773》
空虚の時代 現代個人主義論考
ISBN4-588-00773-4 C1310
現代をフランス革命に次ぐ第二の個人主義革命の時代として捉え、とくに1970年以降のグローバルな社会変動―消費革命に直結したライフスタイルの変化、プライベートな領域の拡大、健康とエコロジー志向などを、生産と革命、イデオロギーと政治に彩られた〈近代〉を脱して、情報と表現を主体とする未曾有の個性化の時代へ向かう過程として描く。ポストモダンの人間の状況を浮き彫りにする文化批判。
〔哲学・思想〕


2003年11月← | HOME | →2004年1月