2004年2月近刊
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2月1日発売
定価(本体6300円+税)四六判
N. フライ/高柳 俊一 訳
《叢書ウニベルシタス784》
神話とメタファー エッセイ 1974-1988
ISBN4-588-00784-X C1398
西欧文学の根底を織り成す神話・メタファー・宇宙論・シンボルなどの分析に始まり、批評の社会的機能、文学と視覚芸術、聖書の文学的形態を講じ、さらにはウィリアム・モリスやヴァーグナー、ジョイスを論じる。畢生の三部作『批評の解剖』『大いなる体系』『力に満ちた言葉』(以上・小局刊)で構築されたフライの多彩な批評世界とその精髄を包括的に理解するための好篇。
〔文学・聖書〕

2月10日発売
定価(本体5000円+税)四六判
F. トリスタン/小杉隆芳 訳
《叢書ウニベルシタス789》
ペルー旅行記 1833-1834/ある女パリアの遍歴
ISBN4-588-00789-0 C1336
上流ブルジョアから極貧の生活へ、そして私生児であるがゆえの失恋とみじめな結婚生活の果てに訪れた父の祖国ペルーの探訪記。この国の不安定な政治・社会から、宗教や民衆の風俗・習慣までをくまなく観察し、奴隷制度や女性差別などを含むその後進性を鋭く批判する。後の女性解放運動家フロラ・トリスタンの思想形成の原点をなす処女作。同著者既刊:『ロンドン散策』。
〔社会・紀行〕

2月19日発売
定価(本体4000円+税)A5判
富山 博(とみやま ひろし)著
日本古代正倉建築の研究
ISBN4-588-32123-4 C3021
倉庫は人類の計画性の現れであり、古来極めて重要な施設として、その建築には当時の高度な技術が用いられ、その後の建築の発展に大きな影響を及ぼした。本書は、古代律令制国家における正倉建築について、その機能と規模、構造の発生と展開から終焉までを論じ、中世の和様仏堂や神社建築における板倉の伝統、土倉への変換と近世城郭建築の関連をも明らかにする。
〔古代史・建築〕

2月25日発売
定価(本体4500円+税)A5判
板橋 勇仁(いたばし ゆうじん)著
西田哲学の論理と方法 徹底的批評主義とは何か
ISBN4-588-15037-5 C3010
従来、その宗教的側面や東洋的側面ばかりが強調されてきた西田哲学。それに抗して、哲学としての厳密な論理と徹底的批評主義という方法の側面に光を当てた待望の書。井上哲次郎、フィヒテ、新カント派など、内外の思想家との対話と対決を通じて、「純粋経験」から「場所」の論理の生成を追い、内からも外からも独自の学的風貌を浮き彫りにする。西田哲学研究の新たな地平を拓く意欲的研究。
〔哲学〕

2月27日発売
定価(本体4600円+税)A5判
朝倉 輝一(あさくら こういち)著
討議倫理学の意義と可能性
ISBN4-588-15038-3 C3010
自我同一性・集団的同一性の危機、規範の流動化に直面しているポスト産業社会に、倫理学はいかに可能か。本書は、ハーバーマスの討議倫理学がどのように形成されたかをたどり、それをめぐる諸論争を検討しながら、討議の原理、妥当性の要求とその論理、医療倫理への適用の問題、正義とケアの問題などを論じて、討議倫理学の提起するもの、およびその可能性を批判的に考察する。
〔哲学・思想〕

2月27日発売
定価(本体2800円+税)四六判
有岡 利幸(ありおか としゆき)著
《ものと人間の文化史118-I》
里山 I
ISBN4-588-21181-1 C0320
日本の原風景をなす里山は、古くから里人の信仰を集める聖なる空間であるとともに、衣食住、採集、農耕、製塩、製鉄などの生産活動の場でもあった。縄文時代から近世までの里山の変遷を人々の暮らしと植生の変化の両面から跡づける。記紀万葉に描かれた里山の景観や大和・三輪山信仰にその源流を探り、産業とのかかわりや封建領主による年貢徴収、入会による共同利用の実態などを描く。
〔環境・民俗・文化史〕

2月27日発売
定価(本体2800円+税)四六判
有岡 利幸(ありおか としゆき)著
《ものと人間の文化史118-II》
里山 II
ISBN4-588-21182-X C0320
明治の地租改正による山林所有者の変遷、相次ぐ戦争による山野の荒廃、エネルギー革命と木材輸入自由化、そして高度経済成長による大規模開発など、里山は日本の近代化の荒波の中で翻弄され、失われようとしている。人々と里山とのかかわりの歴史的経緯をたどりつつ、最も身近な自然環境としての里山の見なおしと新たな里山文化創造への展望を説く。
〔環境・民俗・文化史〕
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