2004年3月新刊
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3月1日発売
定価(本体5200円+税)A5判
岩切 正介(いわきり まさあき)著
英国の庭園 その歴史と様式を訪ねて
ISBN4-588-37111-8 C0022
幾何学的で対称性を重視するイタリアやフランスの庭園に対して、陰影に富み、繊細で自然を感じさせる英国の庭園をこよなく愛する著者が、自らの足で訪れた100を超える庭園の中から30余を採り上げ、その魅力を語り、造園を命じた貴族や王族、さらには代表的な庭師たちのエピソードをまじえつつ、庭園の歴史、その考え方と様式、作り手の変遷をあとづける。
〔歴史・庭園学〕

3月2日発売
定価(本体6700円+税)A5判
申 龍 徹(シン ヨンチョル)著
都市公園政策形成史
ISBN4-588-62513-6 C3031
明治期の太政官布達公園制度の定着過程の考察から始め、近代的都市計画の芽生えと戦時体制下の矛盾、戦後の都市公園の類型と自治体の都市公園整備に至るまでを、政策の形成・展開を軸に展望する。都市公園の変遷、その管理の社会化の過程、公園財政なども取り上げ、都市問題・環境計画・市民自治の問題を、公園の見地から掘り下げる、時宜を得た研究。
〔都市環境政策・公園史〕

3月3日発売
定価(本体1800円+税)四六判
M. ハウスケラー/峠 尚武 訳
《叢書ウニベルシタス786》
生の嘆き ショーペンハウアー倫理学入門
ISBN4-588-00786-6 C1310
多岐にわたることをみずからに禁じ、あらゆる著作を通して「ただ一つの思想」を追究したショーペンハウアー。苦悩と不条理の原体験に発して、「世界は意味あるものでなければならない」と確信するに至る思索を跡づけ、その哲学の核における道徳‐形而上学的世界経験としての苦悩=生の嘆きの意味を捉え直す。〈ショーペンハウアー賞〉受賞の、ショーペンハウアー倫理学の好入門書。
〔哲学・倫理学〕

3月3日発売
定価(本体7600円+税)四六判
P. ラーンシュタイン/上西川原 章 訳
《叢書ウニベルシタス791》
シラーの生涯 その生活と日常と創作
ISBN4-588-00791-2 C1398
ゲーテとともにドイツ古典主義文学の頂点に輝く巨星フリードリヒ・シラー46歳の生涯。彼の名を一躍世界に広めたベートーヴェン『第九』合唱曲頌歌はどのような心境の中で詩作されたのかなど、いわゆるゲルマニストによる評伝・評釈ではなく、徹底して一人の人間の「日常そのもの」に焦点を当てた「生活史」を描き上げる。明2005年はシラー没後二百年を記念する。
〔伝記・文学〕

3月5日発売
定価(本体3200円+税)四六判
J. ブーヴレス/岡部 英男・本郷 均 訳
《叢書ウニベルシタス785》
合理性とシニシズム 現代理性批判の迷宮
ISBN4-588-00785-8 C1310 C3010
ウィトゲンシュタイン研究の第一人者による現代思想の現状分析。近代合理主義の行き詰りに異議を唱えるポストモダン思想の自己崩壊的な症状を「シニシズム」として捉え、リオタール、フーコー、デリダらに批判の矛先を向け、さらに保守主義対革命思想といった既存の対立軸が機能を失い、諦見や無関心に支配されている混沌状態の政治・ジャーナリズムを鋭く糾弾する。
〔現代思想〕

3月17日発売
定価(本体8500円+税)A5判
李 憲 昶(イ ホン チャン)/六反田 豊・須川 英徳 監訳
《韓国の学術と文化16》
韓国経済通史
ISBN4-588-08016-4 C3333
古代から現在までの韓国経済の歩みを捉えた初の体系的通史。ヨーロッパ的な封建制とは異なる韓国中世の経済構造とその特質、朝鮮後期と植民地期の経済を通観し、解放から5・16軍事クーデターまでの時期を植民地期と高度成長期を架橋する時期として位置づける。さらに高度成長期から20世紀末の経済危機とその後の変化を豊富なデータをもとに分析するとともに、南北を包括する時代区分による北韓経済史の分析に及ぶ。
〔朝鮮史・社会経済史〕

3月18日発売
定価(本体1500円+税)四六判
T. トドロフ/大谷 尚文 訳
イラク戦争と明日の世界
ISBN4-588--8 C0031
米英軍によるイラクへの軍事介入を「新原理主義者」による自由民主主義の独善的強制であるとして退け、今こそ「ヨーロッパ的価値観」にもとづく権力の多元化を実現するために、欧州連合は再軍備して「静かなる大国」としてアメリカの世界戦略と対峙しなければならぬと説く。自由と民主主義を探究する思想家が新世紀の世界秩序を洞察する緊急アピール。
〔国際政治・思想〕

3月18日発売
定価(本体2500円+税)四六判
山本真鳥(やまもと まとり)編
性と文化
ISBN4-588-67204-5 C0038
セックス、セクシュアリティ、ジェンダーの多彩な用語によっても示される性の複雑性をあえて単純化せず、歴史・文学から医学、男性論、開発経済学、文化人類学におよぶ多面的視点から論じ、性に対する「思いこみ」の打破をめざす〈性の総合講座〉。田中優子「江戸時代の性──その悪とめでたさ」、山本真鳥「ジェンダーの境界域」他の全7編を収める。
〔歴史・社会・文化人類学〕
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