2004年5月刊
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5月13日発売
定価3780円(本体3600円+税)四六判
N. オーラー/井本 しょうじ・藤代 幸一 訳
《叢書ウニベルシタス797》
巡礼の文化史
ISBN4-588-00797-1 C1322
巡礼は信仰心の発露であるとともに、冒険であり、娯楽であり、時には刑罰でもあった。権力者にとっては、その支配を脱して「群れる」危険な存在でもあった。本書は、スペインのサンチャゴ・デ・コンポステラ詣でをはじめ、奨励・黙認・禁止の間を揺れ動いた中・近世の巡礼について、その動機、準備、宿ともてなし、道中の危険、目的地での儀礼までを鮮やかに復元する。
〔文化史・宗教〕



5月18日発売
定価4935円(本体4700円+税)A5判
D. ヒューム/斎藤 繁雄・一ノ瀬 正樹 訳
人間知性研究 付・人間本性論摘要
ISBN4-588-15036-7 C3010
『人間本性論』第一巻を洗練した文体で書き直すことを企てたヒュームは、因果論を深め、自由と必然、奇蹟や摂理などを新たに論じた本書でこそ、自らの哲学的見解をみてほしいとした。何らの「量や数」「事実や存在」に関する抽象的・経験的推論を含まぬ神学・スコラ形而上学の書は「詭弁と幻想」のみ、直ちに「炎に投ぜよ」と結ぶ、人間知性への信頼と期待の書。解説「ヒューム因果論の源泉」を付す。
〔哲学・思想〕



5月25日発売
定価6090円(本体5800円+税)四六判
E. ダニング/大平 章 訳
《りぶらりあ選書》
問題としてのスポーツ サッカー・暴力・文明化
ISBN4-588-02222-9 C1336
エリアス〈文明化の理論〉を継承する著者が、スポーツの社会発生的側面と観衆の心理発生的側面に着目して現代スポーツの様相とその問題性を論じた大著。サッカーにおける感情と暴力(フーリガニズム)の分析を軸に、スポーツの商品化とプロ化がもたらすもの、人種(黒人と白人)やジェンダー(女性と男性)の権力バランスの変化がスポーツにおよぼす関係を明らかにする。
〔社会学・スポーツ〕



5月26日発売
定価2940円(本体2800円+税)四六判
山下 渉登 著
《ものと人間の文化史120-I》
捕 鯨 I
ISBN4-588-21201-X C0320
史上最大の海獣である鯨と人類はどのようにかかわってきたか――世界各地の海で展開されてきた鯨と人間との格闘の歴史を振り返り、「大航海時代」の副産物として開始された捕鯨業の誕生以来400年にわたる捕鯨技術の発展と産業組織(鯨組)の形成、鯨利用の変遷をつぶさにたどりながら、捕鯨が前近代の風土の中で地域経済に果たしてきた役割とその世界史的意味を浮彫にする。
〔漁業史・民俗〕



5月26日発売
定価2940円(本体2800円+税)四六判
山下 渉登 著
《ものと人間の文化史120-II》
捕 鯨 II
ISBN4-588-21202-8 C0320
世界を股にかけるアメリカ式捕鯨や捕鯨砲を用いたノルウェー式捕鯨(現代捕鯨)の登場によって鯨資源の激減を招き、捕鯨の規制・管理の必要性が認識されて国際条約が締結され、資源の管理と育成が叫ばれるに至った経緯をたどる。自然環境問題がグローバルな課題となった今日、捕鯨禁止をめぐる国家間の深刻な対立の背後に、地域による捕鯨の歴史と文化の差異が存在することを明らかにする。
〔漁業史・民俗〕



5月28日発売
定価3360円(本体3200円+税)四六判
J. リシャール/宮松 浩憲 訳
《りぶらりあ選書》
十字軍の精神
ISBN4-588-02221-0 C1322
1095年から1291年にかけて実に二世紀にもわたる、キリスト教ヨーロッパとオリエント圏を巻き込んだ運動「聖地回復」の実態を、十字軍の「精神」を構成した諸要素に焦点を当てて分析した古典。十字軍宣言の教皇勅書、遠征の準備、家族や恋人との別離、聖地での飢え・疾病・戦闘・捕虜体験、帰国の決断などを伝える多彩な史料によって、その全旅程を再現し、理想の苦行者・戦士の世界の実像を描き出す。
〔歴史・宗教〕


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