2005年1月刊
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1月11日発売
定価2100円(本体2000円+税)四六判
ジークフリート・クラカウアー著/福本 義憲 訳
《叢書ウニベルシタス811》
探偵小説の哲学
ISBN4-588-00811-0 C1310
古典とされるヘイクラフト『探偵小説・成長と時代』に先立つ1925年に執筆された最も初期の探偵小説論。ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』とほぼ時を同じくし、かつ同様の方法論をもって執筆された本書は、畏友アドルノに捧げられた。探偵小説に描かれた「ホテルのロビー」「探偵」「警察」「犯罪者」等を通して、合理的理性に支配された近代社会のアレゴリー画を描く。
〔哲学・思想〕



1月20日発売
定価6615円(本体6300円+税)四六判
ルイス・ハイド著/伊藤 誓・磯山 甚一・坂口 明徳・大島 由紀夫 訳
《叢書ウニベルシタス756》
トリックスターの系譜
ISBN4-588-00756-4 C1398
秩序と無秩序の境界の越境者として、未知なる世界の可能性を開いてきた文化英雄たち――ヘルメス、クリシュナ、コヨーテなど神話・民話のトリックスターから、デュシャン、ギンズバーグなど現代のトリックスター的芸術家までを縦横に論じ、彼らが穿つ穴から拡がる充溢と解放の「意識の地下世界」に文化創造の秘密をさぐる。詩人の眼と該博な知識で神話的世界の広大な沃野を渉猟する。
〔文学・人類学〕



1月26日発売
定価5250円(本体5000円+税)四六判
ウーヴェ・ダンカー著/藤川 芳朗 訳
盗賊の社会史
ISBN4-588-36200-3 C0022
16世紀から19世紀初頭までのドイツを中心に、街道に生きた庶民の英雄シンダーハンネスをはじめとする盗賊と盗賊団の社会史。彼らの素性とその犯罪を明らかにし、罪人の魂を救わんとする聖職者たちの悪魔にも似た執念、裁判ならびに拷問と刑罰、警察の措置、さらには文学に登場する無法者たちの系譜までを語り、現代的視点から刑罰の有用性にもおよぶ。
〔社会史・法制史〕



1月31日発売
定価1万3650円(本体1万3000円+税)A5判
立花 雄一 編
横山源之助全集 第7巻 殖民(一)
ISBN4-588-61007-4 C0336
行き詰まった労働問題の打開策、生活問題の解決策として横山が後半生を賭した殖民論の集成。殖民を啓発しながら、「帝国主義を抱いて殖民を論ずる者のごときは、余の与せざる所なり」と、国家の植民政策の遂行である戦争に真っ向から対立し、「百年の事業」の地として南米への平和的殖民を主張した諸論考に加え、本巻には単著『海外活動之日本人』を収録する。
〔社会・労働〕



1月31日発売
定価2415円(本体2300円+税)四六判
平岡 正明 著
大落語 上
ISBN4-588-41015-6 C0095
中学三年の夏休みに落語論を書いた――それから約半世紀、100冊超の本を世に送り出した平岡正明が、今度は自分の精子レベルにまで遡り、少年時代のトラウマをばっさり斬って、封印されていた落語の記憶を解き放つ。同時代のあらゆる文化を取り込む超絶イマジネーションが、落語世界をアクロバティックに拡張する、もっとも不純にして、もっとも真剣なる革命的落語論。
〔大衆芸能・評論〕



1月31日発売
定価2415円(本体2300円+税)四六判
平岡 正明 著
大落語 下
ISBN4-588-41016-4 C0095
江戸と江戸っ子の堕落を経て昭和の落語へ。進駐軍と三遊亭歌笑の死、フリー落語の誕生秘話など戦後闇市時代から現在までの記憶を一気に紡ぎ出す。さらに独自のアイデン精虫(チイチイ)理論によって、勝新太郎から桂文楽、志ん生・馬生・志ん朝の名人親子まで、個々の芸人たちのアイデンティティーをも遺伝因子レベルまで掘り下げ、魂の深淵から湧き出づる大落語マンダラをダイナミックに描き出す。
〔大衆芸能・評論〕


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