2005年6月刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)




6月1日発売
定価2940円(本体2800円+税)四六判
三輪 茂雄(みわ しげお)著
《ものと人間の文化史125》
(こな)
ISBN4-588-21251-6 C0320
穀物や木の実を粉にして食べることを発見した旧石器時代から、ナノ微粒子のハイテク時代を迎えようとしている21世紀の今日まで、素材を粉に加工する知恵と技術は人類文明にはかり知れない役割を果たしてきた。粉体の研究をライフワークとする著者が、粉を利用して形成されたさまざまな文化を探りつつ、人類文明を〈粉〉の視点から描き出した壮大なスケールの〈文明の粉体史観〉。
〔文化史〕



6月10日発売
定価3465円(本体3300円+税)四六判
矢野 憲一(やの けんいち)著
《ものと人間の文化史126》
(かめ)
ISBN4-588-21261-3 C0320
浦島伝説や「兎と亀」の昔話によって、あるいは長寿の象徴として親しまれてきた亀のイメージは、いつ誕生し、どのように受け継がれてきたのか。古事記・日本書紀から中国や朝鮮の伝説までを博捜してその起源を探り、古代の亀卜(亀甲占い)の方法、明日香村の亀形石造物の謎、亀にまつわる信仰と迷信、民間療法から鼈甲(べっこう)細工やスッポン料理におよぶ。
〔文化史・民俗〕



6月10日発売
定価12600円(本体12000円+税)A5判
立花 雄一(たちばな ゆういち)編
横山源之助全集 第6巻 富豪史(二)
ISBN4-588-61006-6 C0336
横山が「容易ならぬ歴史の曲り角」として感得した、わが国資本主義確立期の状況と構造を、富豪の人物と、その富の源泉を分析しつつ解明した諸論考を収録する。「明治政府と富豪との交渉」を巻頭に、三井と三菱、土佐衆と越中衆、平野民と山岳民、尾州人と紀州人、伊勢人と近江人の比較考察から、実業界における薩長土肥など、藩閥、財閥、閨閥の実態にもおよぶ。
〔社会・労働〕



6月22日発売
定価3465円(本体3300円+税)四六判
ジャン = ジョセフ・クロード・グー著/内藤 雅文 訳
《叢書ウニベルシタス820》
哲学者エディプス ヨーロッパ的思考の根源
ISBN4-588-00820-X C1310
エディプスの悲劇を、スフィンクスの謎を解くことによって神々の世界から脱出して人間中心の思考形態を創出した神話として捉えなおし、ソクラテス、プラトンからデカルト、ヘーゲル、ニーチェ、マルクスに至る西欧哲学の系譜にその痕跡をたどる。神話から理性へ、個人の誕生から民主主義の出現にいたるヨーロッパ社会の根底に潜む思考形態の源流をギリシャ神話の異形の悲劇の中に解読する。
〔哲学・神話学〕



6月28日発売
定価6930円(本体6600円+税)四六判
ミシェル・アンリ著/北村 晋・阿部 文彦 訳
《叢書ウニベルシタス813》
現出の本質(上)
ISBN4-588-00813-7 C1310
現代フランスの現象学を代表するミシェル・アンリの主著、待望の完訳。ハイデガーによる形而上学批判の影響のもとに新たな現象学的存在論を展開し、古代ギリシアからハイデガーに至る西洋哲学を「存在論的一元論」として批判的に捉え直すとともに、アンリ独自の「内在」概念の内に根源的な現出の本質を見出し、その具体的な啓示を「情感性」として規定する試み。アンリ思想の独創性を示す大著。上巻は原著の第1節‐43節まで、および索引などを収める。
〔哲学・現象学〕



6月28日発売
定価6930円(本体6600円+税)四六判
ミシェル・アンリ著/北村 晋・阿部 文彦 訳
《叢書ウニベルシタス814》
現出の本質(下)
ISBN4-588-00814-5 C1310
サルトルの『存在と無』(1943)、メルロ=ポンティの『知覚の現象学』(1945)、レヴィナスの『全体性と無限』(1961)などに比肩するフランス現象学の偉大な成果の一つとされる書。「遅れて正当な評価」を得たレヴィナス思想と同様に、「いぜんとして知られざる傑作」(ティエット)、「長きにわたって孤立無援」(ジャニコー)の書として評されてきた、現象学の現出論的展開の古典的名著。下巻には原著の第44節‐77節(了)、索引および訳者あとがきを収める。
〔哲学・現象学〕


2005年5月← | HOME | →2005年7月