2005年7月刊
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7月4日発売
定価2940円(本体2800円+税)四六判
伊藤 守(いとう まもる)著
《思想*多島海シリーズ》
記憶・暴力・システム メディア文化の政治学
ISBN4-588-10005-X C1336
「90年代問題」を生起させた社会的な変質をどう捉えるかを課題として、構造的かつ関係論的なコミュニケーションの「場」の問題を鋭く追究する。フランクフルト学派やカルチュラル・スタディーズの批判的検討を踏まえて、闘争・葛藤の過程としてのコミュニケーション、メディアの表象の政治性、公共の記憶の組織、権力のテクノロジーを明らかにし、メディアの可能性も展望する。
〔社会学・メディア論〕

7月6日発売
定価1890円(本体1800円+税)四六判
マイケル・ファラデー著/白井 俊明 訳
ファラデー ろうそく物語〈新装版〉
ISBN4-588-71303-5 C0040
実験化学と電磁気学の分野で輝かしい業績をのこしたマイケル・ファラデーが、子どもたちのために行なったクリスマス連続講演の記録。たった一本のろうそくを題材に、その材料としくみ、炎の構造と明るさ、燃焼の原理など、自然界の目に見える現象、見えない現象のかずかずをわかりやすく説く。
〔自然科学・物理・教養〕

7月6日発売
定価2100円(本体2000円+税)四六判
カール・フォン・フリッシュ著/伊藤 智夫 訳
ミツバチの不思議 第2版〈改装版〉
ISBN4-588-76206-0 C0045-X C1336
ミツバチのことば・色覚・化学感覚など、動物行動学に貴重な成果をもたらした発見にいたる実験と観察の記録。その独創的な方法と詩的とさえ評される記述は、現代人が失った自然の創造力への尊敬の念をよみがえらせる。1973年度ノーベル医学・生理学賞受賞者フリッシュ博士の主著。原著第2版。
〔自然科学・生物・教養〕

7月8日発売
定価4200円(本体4000円+税)四六判
ノルベルト・オーラー著/一條 麻美子 訳
《叢書ウニベルシタス821》
中世の死 生と死の境界から死後の世界まで
ISBN4-588-00821-8 C1322
ヨーロッパ中世において、「死」はどのような意味を持っていたか。その様態を、人が死を意識するところから、死に瀕し、臨終を迎え、そして死後の世界にいたるまでの流れの中で描いた「死の文化史」。教皇や皇帝の死から、疫病による死、戦争や刑罰による死、さらには沼に落ちて死ぬ子供まで、それぞれの死を追体験しつつ、現代の尊厳のない死や孤独な死にも思いを馳せる。
〔文化史・中世〕

7月8日発売
定価4410円(本体4200円+税)A5判
法政大学比較経済研究所/原 伸子 編
《比較経済研究所研究シリーズ》
市場とジェンダー 多元性をもとめて
ISBN4-588-60220-9 C3333
1990年代以降の市場経済化の進展、グローバリゼーションのもとでジェンダーを分析軸にすえた知の枠組みが模索されている。本書は、ジェンダーを切り口に経済理論を再検討し、同時に、市場経済化がもたらす新たなジェンダー問題を社会政策、開発経済学、社会思想、人類学などの諸領域から問い返し、社会・経済の変動を理論的、実証的かつ歴史的にとらえる視点を提示する。
〔経済学・ジェンダー論〕

7月中旬発売
定価3360円(本体3200円+税)A5判
五十嵐 敬喜・萩原 淳司・勝田 美穂 編著
《法政大学現代法研究所叢書27》
ポスト公共事業社会の形成 市民事業への道
ISBN4-588-63027-X C1331
かつて「打ち出の小槌」であった公共事業は、今や「裸の王様」となった。そして今後はどうなっていくのか。戦後公共事業の歴史を概観し、構造を分析し、その変動のダイナミズムを探り、ポスト公共事業社会の形成を自治体の現場において検証した本書は、公共事業の民営化に引き続く市民事業の現状とその可能性を語り、公共事業に対する意識の変革をうながす。
〔法律・行政〕

7月14日発売
定価5565円(本体5300円+税)四六判
田隅 恒生(たすみ つねお)著
《イスラーム文化叢書7》
荒野に立つ貴婦人 ガートルード・ベルの生涯と業績
ISBN4-588-23807-8 C1323
ヴィクトリア朝英国の最盛期に富豪の長女として育ち、古典学者・詩人・トラヴェラー・考古学者として多彩に生きたガートルード・ベル(1868-1926)──本書は、これまで表面的にしか触れられなかった考古学上の卓越した業績や、日本に関する記述をも原資料を駆使して発掘・紹介するとともに、不倫の恋を奪った大戦を情報活動で支え、イラク王国創建に天命のごとく参加した激動の生涯を生き生きと描く。
〔歴史・伝記〕

7月25日発売
定価5880円(本体3360円+税)四六判
永澤 正好 著〈田辺竹治翁聞書〉全3巻
四万十川 I 山行き
ISBN4-588-30031-8 C0039
最後の清流といわれる四万十川の流域は、山と川と海を生活の糧とする人々の営みの場であった。今年97歳になる田辺翁は、前世紀までの流域の暮らしを隅々まで知る数少ない証人として、獣や魚や鳥たちと共に生きた日々の記憶を克明に語る。本巻は、日本一の猟師とよばれたほどの腕前を誇る猪猟を中心に、豊かな森での興趣尽きない狩りの話が縦横に展開される。20年余にわたる聞書の集大成。 以下続刊 II:川行き──四万十川の魚の生態と川魚漁の体験を語る III:村は万華鏡──百姓仕事や若衆宿など、流域の村の生活と人間模様を語る。
〔民俗・環境〕

7月28日発売
定価3465円(本体3300円+税)四六判
川島 秀一(かわしま しゅういち)著
《ものと人間の文化史127》
カツオ漁
ISBN4-588-21271-0 C0320
黒潮に乗って季節の到来を告げるカツオは古くから日本人の味覚の主流をなしてきたが、カツオ漁は特別な漁として独特の習俗や信仰を伝えてきた。全国のカツオ漁業の港町を訪ね、漁師たちからの聞き書きをもとに、カツオ漁にまつわる伝承──一本釣り、カツオ船と漁場の実際、船上の生活、船霊信仰、禁忌と俗信等々──を集成して、海国日本の知られざる〈文化〉を発掘する。
〔民俗・文化史〕

7月28日発売
定価8190円(本体7800円+税)四六判
ジークフリート・ウンゼルト著/西山 力也・他訳
《叢書ウニベルシタス822》
ゲーテと出版者 一つの書籍出版文化史
ISBN4-588-00822-6 C1398
現代ドイツの著名な出版社ズーアカンプの社主ウンゼルトによる、ゲーテ時代の書籍印刷出版史。領邦国家間に通用する著作権が無かった時代、ゲーテは著作と出版、精神的産物とその商品化というパラドックスの中でどのように振舞ったか。「本」を介して向き合う著作者と出版者の赤裸々な人間関係を現代の経験豊富な一出版人としての視点からつぶさに分析し、18〜19世紀の出版事情を鮮明に描き出すとともに新たなゲーテ像を浮き彫りにする。
〔文学・出版文化史〕
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