2005年11月刊
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11月1日発売
定価3465円(本体3300円+税)四六判
ユルゲン・ハーバーマス著/清水 多吉・朝倉 輝一 訳
《叢書ウニベルシタス832》
討議倫理
ISBN4-588-00832-3 C1310
討議とは何か、討議倫理とは何か。すべての関与者が理想的役割を会得しながら行なう了解と意思形成のプロセスとしての実践的討議――その論理と倫理を、カントとヘーゲルなどの思想を問い直しつつ考察し、道徳・実践理性・正義・公共性などの原理を論ずる。法の基礎として倫理を問題とするハーバーマスが、コミュニケーション的行為の論理の発展方向で、討議の構造を集中的に追究。
〔哲学・思想〕

11月2日発売
定価5565円(本体5300円+税)A5判
李 英 美(イ・ヨンミ)著
韓国司法制度と梅謙次郎
ISBN4-588-63510-7 C3032
1905−10年、日本はソウルに統監府を設けて韓国保護政治を行なった。初代統監・伊藤博文は韓国内の諸外国の治外法権撤廃および施政の改善を図り、日本民法の起草者の一人、梅謙次郎がそれに沿って韓国司法改革に取り組んだ。民商法制定のための大規模な慣習調査事業をはじめ、裁判制度改革、法典編纂事業などの展開と挫折の過程を、日本未紹介の一次資料を駆使して解明した注目の研究。
〔韓国法制史・日本近代史〕

11月8日発売
定価3675円(本体3500円+税)A5判
松島 静雄 監修/石川 晃弘・川喜多 喬・田所 豊策 編
東京に働く人々 労働現場調査20年の成果から
ISBN4-588--0 C3033
東京には大企業本社が集中しているといわれるが、その産業史を振り返れば、むしろ中小零細企業の町であった。戦後の高度成長、二度のオイルショック、バブル経済とその崩壊などの劇的な環境変動は、東京に林立する中小企業や、そこで働く人々にどのような変化をもたらしたのか。本書は、13年間にわたる東京都立労働研究所の調査活動の成果を活かし、中小企業の経営と労働のありようを多面的かつ実証的に描きだす。
〔経済・労働〕

11月17日発売
定価7350円(本体7000円+税)四六判
ノーマン・F. キャンター著/藤田 永祐 訳
《りぶらりあ選書》
聖なるきずな ユダヤ人の歴史
ISBN4-588-02226-1 C1322
古代世界における起源から今日まで、三千年におよぶユダヤ人の歴史をあとづけ、その波乱に満ちた展開のなかで、彼ら独自のアイデンティティ、文化、行動、思考方法がいかにして生み出されたかを、他の社会・民族集団との相互作用も念頭に置いて考察する。自らもユダヤ人である著者が、最新の研究成果を取り入れ、客観性を保ちつつも〈民族の記憶〉として語るユダヤ全史。
〔歴史・社会〕

11月21日発売
定価5775円(本体5500円+税)四六判
ハンス・ブルーメンベルク著/山本 尤・伊藤 秀一 訳
《叢書ウニベルシタス831》
世界の読解可能性
ISBN4-588-00831-5 C1310
世界を神の偉大な「著書」にたとえ、その読解可能性を模索する歴史を古典古代から現代の分子生物学にいたるまで、著者独特の「メタファー学」の観点から分析する刺激的な試み。「われわれは何を知りたかったのか」、ガリレオ、スピノザ、カント、デカルト、ライプニッツ、ゲーテ、フロイトなど多彩な人物の「欲求の連続性」を示すエピソードを紹介しつつ、「人間の生における解釈学的基本状況」(ガダマー)である世界の読解可能性のメタファーの意味を説き明かす。
〔哲学・思想〕

11月25日発売
定価5040円(本体4800円+税)四六判
ジャック・グッディ著/山内 彰・西川 隆 訳
《りぶらりあ選書》
食物と愛 日常生活の文化誌
ISBN4-588-02227-X C1338
食物、恋愛、家族、時間感覚等にわたる文化人類学的知見をもとに、アジア的→古代的→封建的→近代的生産様式という西洋中心主義にもとづく発展段階説に異議を唱え、農耕形態の相違による剰余生産物と社会階層の有無の観点から「ユーラシア対アフリカ」という新たな対立軸を設定する。「西洋対東洋」という虚構によって隠されていた人類文化の実相を人々の日常生活の視点から捉えなおす。
〔文化人類学・文化史〕

11月29日発売
定価5040円(本体4800円+税)四六判
エドガール・キネ著/戸田 吉信 訳
《叢書ウニベルシタス834》
さまよえるユダヤ人 アースヴェリュス
ISBN4-588-00834-X C1322
十字架を背負いゴルゴタの丘を登るキリストに一杯の水を求められて拒み、「汝は永遠に世界をさまよい歩き続けるであろう」と呪われた〈伝説のユダヤ人〉アースヴェリュス。四散したその後のユダヤ人の運命を象徴するかのような、この伝承はヨーロッパの民衆世界に広く語り継がれ、多くの文学作品に主題を提供してきた。本書は歴史家キネが人類史・宗教史の観点からこの神秘に満ちた伝説を新たに解釈し、中世の聖史劇を模しつつ壮大な幻想の世界を構築した古典。
〔歴史・文学〕
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