2006年2月刊
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2月1日発売
定価3675円(本体3500円+税)四六判
坂井 洲二(さかい しゅうじ)著
水車・風車・機関車 機械文明発生の歴史
ISBN4-588-27633-6 C0022
米と麦の違いは、東西の技術の発展とどう関係したか──。たんなる技術の歴史をこえて、人々の暮らしや風土、社会制度とのかかわりまでを考察した興味つきない技術の文化史。製粉、製材、鍛冶、製紙から、畑を耕す機関車、馬車と牛車、木製の時計や「からくり」まで、産業革命以前のヨーロッパにおける、風と水と家畜を動力とし、木を主要な素材とした高度な機械文明の時代を描く。
〔文化史・技術史〕

2月10日発売
定価3465円(本体3300円+税)四六判
ランス・モロー著/河野 徹 訳
悪の謎に挑む
ISBN4-588-62205-6 C0031
悪とは何か。悪の力学はどのように働くのか。悪のグローバル化は何をもたらしたか。「正義の戦争」なるものは存在するのか──。『タイム』誌を代表するジャーナリストとして、サラエボをはじめとする「悪の現場」を取材してきた著者が、アウシュヴィッツ、ヒロシマから9.11、さらには少年犯罪や、表面化することのない心の内なる悪までを考察し分析しつつ、悪の反対概念=未来への希望をも語る。
〔評論/政治・社会〕

2月10日発売
定価13650円(本体13000円+税)A5判
立花 雄一(たちばな ゆういち)編
横山源之助全集 第3巻 社会・労働(三)
ISBN4-588-61003-1 C0336
新聞記者としての本業を抱えながら労働運動に没入した横山は、『日本之下層社会』『内地雑居後之日本』刊行後に倒れ、郷里・魚津に去った。本巻は、その静養中に書かれた平民図書館論をはじめ、労働運動に復帰し、その実行者たろうとした時代の慈善事業論、さらには行き詰まった労働運動から離れ、再び文筆に専念してからの都市研究、職人研究、日露戦争下の社会を活写したルポルタージュ等を収める。
〔社会・労働〕

2月13日発売
定価6300円(本体6000円+税)四六判
マーク・L.マックフェラン 著/米澤 茂・脇條 靖弘 訳
《叢書ウニベルシタス836》
ソクラテスの宗教
ISBN4-588-00836-6 C1310
前5世紀アテネの宗教的伝統,新しい神学、新興宗教が混在した状況におけるソクラテスの批判と改革の方法を読み解き、その真の宗教的側面を明らかにする試み。『エウテュフロン』『ソクラテスの弁明』等の原典を精緻に分析してソクラテスが受けた「不敬虔の告発」について丹念に解き明かし、彼の弟子たちへの絶大な影響力と、西洋の宗教思想における開拓者的貢献を浮彫にする。
〔哲学・思想・宗教〕

2月15日発売
定価2520円(本体2400円+税)四六判
四柳 嘉章(よつやなぎ かしょう)著
《ものと人間の文化史131-I》
漆(うるし)I
ISBN4-588-21311-3 C0320
Japan(漆器)はChina(磁器)と並び称される日本の代表的な工芸品であるが、漆の歴史と文化を総合的・体系的に捉えた研究書は未だに書かれていない。本書は、全国各地で発掘された考古資料を対象に、コンピュータを用いた科学的解析を行ない、縄文時代から現代に至る漆の技術と文化の歩みを体系的に跡づける初の試みである。古代〜中世の漆文化が日本人の生活と精神に与えた奥深い影響をさぐる。
〔考古・民俗〕

2月15日発売
定価2520円(本体2400円+税)四六判
四柳 嘉章(よつやなぎ かしょう)著
《ものと人間の文化史131-II》
漆(うるし)II
ISBN4-588-21312-1 C0320
戦国城下町の遺跡や寺院に遺る漆器の分析を通して漆の採取から精製、塗装、加飾などの技術の歴史を探るとともに、絵巻物や文学作品の漆器を考証して、職人や産地が形成され、漆工芸が地場産業として発展するまでの経緯を考察する。材料科学、歴史、考古、民俗、植物、地理などにわたる学際的研究の成果を示し、多数の実測図と写真・遺跡名索引などを付す。
〔考古・民俗〕

2月16日発売
定価31500円(本体30000円+税)A5判
ジャン・メリエ著/石川 光一・三井 吉俊 訳
ジャン・メリエ遺言書 すべての神々と宗教は虚妄なることの証明
ISBN4-588-15042-1 C3010
17世紀末〜18世紀初頭、フランスの一田舎司祭ジャン・メリエは、深夜、灯火の下で、教区民のために営々と驚くべき文章を綴り続けた。この『覚え書』は、神々と宗教の虚妄なることを論証して、啓蒙期の代表的地下文書として流布し、旧体制を根底から震撼させた。知られざる思想家の手になる古今東西最大の遺言書、その徹底した無神論・唯物論は、安藤昌益の発見に匹敵する衝撃をもって迎えられよう。周到な異文考証・訳注・解説・索引を付す。待望の日本語完訳。
〔哲学・思想・宗教〕

2月16日発売
定価4725円(本体4500円+税)A5判
スティーヴ・フリートウッド 著/佐々木 憲介・西部 忠・原 伸子 訳
ハイエクのポリティカル・エコノミー 秩序の社会経済学
ISBN4-588-64540-4 C3030
現代オーストリア学派の源流として、経済学、法学、政治学、社会学、心理学など社会・人文科学の諸分野で大いに注目されているF.ハイエク。本書は「批判的実在論」をハイエク研究にはじめて適用し、ハイエクの政治経済学の方法論と哲学の変遷、その発展や進化を、経済思想史的なアブローチのもとに詳細に論じる。1998年、「グンナー・ミュルダール賞」受賞作。
〔経済思想史・社会経済学〕

2月20日発売
定価2835円(本体2700円+税)四六判
ハンス=ゲオルク・ガダマー著/三浦 國泰 訳
《叢書ウニベルシタス838》
健康の神秘
ISBN4-588-00838-2 C1310
解釈学的存在論の立場から「存在」としての「健康の神秘」を考察するガダマー最晩年の講演と論考。人間の健康は自然科学の対象とは異なり、「制作可能性」つまり人間が技術的に作成する人工物ではないとする観点から、健康は人間存在の根源現象としての「存在」と捉え、近代科学主義によって健康を対象化する現代医学を批判。生命そして文明の問題にも及ぶ、102歳の天寿を全うした哲学者の不屈の批判精神を示す。
〔哲学思想・医学〕
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