2006年4月刊
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4月6日発売
定価2940円(本体2800円+税)A5判
田淵 太一(たぶち たいち)著
貿易・貨幣・権力 国際経済学批判
ISBN4-588-64541-2 C3030
経済学において「不滅の真理」(サムエルソン)とされる「比較優位の原理」(19世紀初めのリカードの貿易理論)は、特殊な場合のみを説明する脆弱な論理にすぎない。本書は、リカードとヒュームを二つの焦点とし、ケインズを媒介項として新古典派経済学を批判的にとらえ、米国流のテキストブックの呪縛から脱却して、貨幣と権力を包含した現実的な視点から世界経済を分析する。
〔国際経済学・経済思想史〕

4月7日発売
定価2940円(本体2800円+税)四六判
赤羽 正春(あかば まさはる)著
《ものと人間の文化史133- I》
鮭・鱒(さけ・ます) I
ISBN4-588-21331-8 C0320
人は生きるために、自然界からどれほどの対象物を得ることができるか。鮭・鱒の民俗調査を通して「生存のミニマム」を追究するユニークな文化史。本巻では、鮭・鱒をめぐる民俗研究の前史から現在までを概観するとともに、肉体の延長としての原初的な漁法から商業的漁法まで、多彩な漁法と用具、漁場と社会組織の関係などを明らかにし、溯上の実態、鮭待ちの民俗におよぶ。
〔文化史・民俗〕

4月7日発売
定価3465円(本体3300円+税)四六判
赤羽 正春(あかば まさはる)著
《ものと人間の文化史133- II》
鮭・鱒(さけ・ます) II
ISBN4-588-21332-6 C0320
本巻では、越後荒川、信濃川と阿賀野川、相馬、津軽石川の鮭川を対象に、鮭漁の時期とそれにともなう行事、鮭捕り衆の生活などを聞き取りによって再現するとともに、鮭・鱒人工孵化事業の発展と、それを担った先人の業績を明らかにし、伝説や「送り」の儀礼に見る鮭と人との精神の交流、鮭・鱒の栄養から料理までを興味深く語り、終章として「鮭・鱒は誰のものか」を問う。
〔文化史・民俗〕

4月12日発売
定価3465円(本体3300円+税)A5判
安孫子 信/久米 博/中田 光雄 編
ベルクソン読本
ISBN4-588-15044-8 C1010
第 I 部 ベルクソンと現代 久米 博/中田 光雄/安孫子 信 第 II 部 ベルクソン哲学の諸問題 石井 敏夫/清水 誠/山形 頼洋/岩田 文昭/杉山 直樹/上村 博/久米 博 第 III 部 ベルクソンと哲学史 内藤 純郎/中村 弓子/安孫子 信/戸島 貴代志/加國 尚志 第 IV 部 ベルクソンと現代思想 箱石 匡行/松葉 祥一/中 敬夫/中田 光雄/合田 正人/越門 勝彦/檜垣 立哉/守永 直幹/根田 隆平 ベルクソン著作解題・研究紹介 世界におけるベルクソン研究の現在(藤田 尚志) 人名索引/事項索引
〔哲学・思想〕

4月13日発売
定価5460円(本体5200円+税)A5判
李 海 濬(イ ヘジュン)著/井上 和枝 訳
《韓国の学術と文化 24》
朝鮮村落社会史の研究
ISBN4-588-08024-5 C1322
14世紀以降の朝鮮時代における村落構造の変化、村民自治の発展、村落生活の具体相を、地方史料の周到な読解により解明する。支配層を中心とする従来の村落社会史研究を、村落民とその伝統的組織の視座に立つ研究へと転換させ、前近代東アジアにおける村落社会の比較検討へ貴重な礎を築いた労作。朝鮮地方史の「資料論」であり、研究の手引となる「村落の組織と運営資料」を付す。
〔朝鮮史・社会史〕

4月14日発売
定価6510円(本体6200円+税)四六判
エドガール・モラン著/大津真作訳
《叢書ウニベルシタス840》
方法5 人間の証明
ISBN4-588-00840-4 C1310
人間とはなにか。人類は愛と友情の人間性をどのようにして獲得するのか。人類の未来はどうなるのか。人間概念の喪失と断片化を批判し、自然科学・社会科学・人文科学などの知の諸分野を統合した独自の「方法論」から人間の「複雑性」の復権を試み、「人間の証明」に斬新な視角を提示する。フランスの思想家モランの30年に及ぶ壮大な「人間探求」の終楽章。
〔文化人類学・社会学〕

4月27日発売
定価10290円(本体9800円+税)A5判
印 炳善 著/宮崎 清 監修/朴 燦一・尹 明淑 訳
《韓国の学術と文化 23》
韓国の藁と草の文化
ISBN4-588-08023-7 C1339
韓国には今なお豊かな農村文化が伝承されている。衣食住をはじめ、冠婚葬祭や儀礼、遊戯など生活の全面にわたって藁と草の加工品が採り入れられ、人々の生活を彩っている。村々の古老を探訪して藁・草と共にある暮らしの風景を詩人の眼で描き出すとともに、230点余のカラー写真と藁製品の製作過程を示す詳細な図解を通して、自然の恵みを生活に生かしてきたかずかずの知恵を発掘・再評価する。
〔民俗・文化〕

4月25日発売
定価3675円(本体3500円+税)四六判
瀬戸 明(せと あきら)著
《思想*多島海シリーズ》
存在と知覚 バークリ復権と量子力学の実在論
ISBN4-588-10006-8 C1310
従来の哲学史は、バークリの「存在即知覚」命題の真理性をほとんど全面否定してきた。唯物論者である著者は本書で、この命題の正当性を論証し、近代哲学の「主観・客観二元論」構図のアポリアを解明するとともに、実在の危機にある量子力学の新しい哲学的基礎づけを試みる。バークリ復権の現代哲学に与える衝撃は計り知れず、量子力学の実在論の進展にも大きく寄与するであろう。
〔哲 学〕

4月28日発売
定価3045円(本体2900円+税)四六判
増川 宏一(ますかわ こういち)著
《ものと人間の文化史134》
遊 戯 その歴史と研究の歩み II
ISBN4-588-21341-5 C0320
遊びは、人間の最も重要な営為の一つでありながら、賭博との関連、あるいはアカデミックな研究になじまないなどの理由で等閑視されてきた。本書は、古代から現代まで、日本と世界の遊戯の歴史をたどりつつ、ホイジンガやカイヨワ、宮武外骨らをふまえ、内外の研究者や団体との交流の中で得られた最新の知見を駆使して研究の出発点と目的を論じ、現状と未来を展望する。
〔遊戯史・芸能史〕
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