2006年10月刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)




10月12日発売
定価2625円(本体2500円+税)四六判
新村 拓(しんむら たく)著
健康の社会史 養生,衛生から健康増進へ
ISBN4-588-31210-3 C1021
古代から近世までの〈養生〉とは本来、天より授けられた寿命を生き切り、死に切るためのものであった。「ほどほどの養生」により「ほどほどの健康」を得て、「ほどほどの生」を終えるのが理想であった。それが近代の富国強兵策とも結びついた〈衛生〉思想を経て、現代の医療費削減を目的とした健康増進法(義務としての健康)にいたる間に、どのように変化してきたのかを探り、健康の意味と本質を問いなおす。
〔歴史・医療〕



10月12日発売
定価2625円(本体2500円+税)四六判
松岡 未紗(まつおか みさ)著
(ころも)風土記 II 全4巻/第2回配本
ISBN4-588-30042-3 C0021
本巻は山形・福島・山梨・長野篇を収録。農作業から肌を守った庄内のハンコタンナ(半こ手綱)、紅花大尽・鈴木清風の男伊達、信夫の里のもぢずり石、絹の町・川俣の全盛時代、河口湖・浅間神社に機織神として祀られた徐福、松代の糸とり工女たち、修那羅峠の蚕神など、衣服の原点をもとめて歴史を遡り、神話・伝説を紹介し、土地の人々からも忘れ去られたゆかりの寺社をめぐる。I=既刊/III〜IV=11〜12月刊
〔歴史・紀行〕



10月19日発売
定価6090円(本体5800円+税)A5判
星名 定雄(ほしな さだお)著
情報と通信の文化史
ISBN4-588-37112-6 C0020
人間はどのようにして情報をはこび、そして伝えてきたのか──古代から現代の高度情報化社会に至るまでの情報通信の足跡を辿る。狼煙にはじまり、古代ペルシアの駅制、江戸時代の飛脚、イギリスの郵便馬車、フランスの電信・電話、そして現代のインターネット社会までの情報と通信の歩みを、それぞれの時代に未知なる情報を求めて創意工夫を重ねてきた人間の歴史として描く。図版多数。
〔文化史・技術史〕



10月20日発売
定価4200円(本体4000円+税)四六判
西本 郁子(にしもと いくこ)著
時間意識の近代 「時は金なり」の社会史
ISBN4-588-31401-7 C1020
明治の近代化以降、あらゆるものが加速化する社会が出現した。本書は、「はやさ」を表わす言葉の意味を皮切りに、時計・鉄道・電話・ラジオなど科学技術の発達や、西洋の時刻制度の導入にともなう近代的制度、さらに「時は金なり」や「科学的管理法」といった新しい思想の紹介、文学作品などを手がかりに、人びとの時をめぐる意識や生活の変化を日本と西洋の比較を交えて論じる。
〔比較文化史・時間論〕



10月25日発売
定価5880円(本体5600円+税)四六判
ポール・ズムトール著/鎌田 博夫 訳
《叢書・ウニベルシタス795》
世界の尺度 中世における空間の表象
ISBN4-588-00795-5 C1322
中世ヨーロッパの人びとは「空間」をどのようにとらえ、認識してきたか。本書は、世界の地理的空間をはじめ、聖地の巡礼や諸民族の放浪、古文書や中世文学のテキストや文字、世界地図や地域図、美術全般、口頭的伝承などあらゆる表象形式を解釈しなおし、有形・無形の「三次元的空間」の概念を通して西洋中世という多国的文化の総合的な特質を解き明かす。
〔西洋中世史・文化史〕



10月26日発売
定価3360円(本体3200円+税)A5判
法政大学比較経済研究所/小沢 和浩 編
《比較経済研究所研究シリーズ21》
経済再生へのIT戦略
ISBN4-588-60221-7 C3360
1990年代初めのバブル崩壊以降、日本経済は依然として低迷を続けているが,じつは、この間に革命的な進歩を遂げてきたのが情報技術(IT)であった。本書は、この15年あまりにわたって、鉄鋼、製紙、自動車、移動体通信、ヒューマンインタフェイス、教育、電力業など、さまざまな産業や分野でITがどのように活用され生かされているかを、各専門分野の第一線から報告する。
〔経済・IT技術〕



10月30日発売
定価4410円(本体4200円+税)四六判
ポール・リクール著/川崎 惣一 訳
承認の行程 その概念の多義性をめぐる考察
ISBN4-588-00854-4 C1310
哲学のみならず倫理学や政治学の分野においても、近年とくに重視され注目を集めている「再認 = 承認」という概念の多義性に焦点を当て、その概念の豊かな可能性を探り出すポール・リクール生前の最後の著作。「同定としての再認」「自己自身を再認すること」「相互承認」の三つの議論の行程を通して、「再認 = 承認」のはらみ持つ多様な意味を検討し深化させたリクール哲学の注目作。
〔哲学・思想〕



10月31日発売
定価3990円(本体3800円+税)四六判
ヴォルフガング・イーザー著/伊藤 誓 訳
《叢書・ウニベルシタス795》
解釈の射程〈空白〉のダイナミクス
ISBN4-588-00857-9 C1390
『行為としての読書』で文学研究にパラダイム変換をもたらした著者による解釈論。テクストの〈空白〉がもつ創造的なダイナミクスを、循環、ループ運動、差異化作用という作業仮説のもとに解明し、「解釈のブラック・ボックス」に果敢に挑戦する。文学作品の「解釈」を、テクストの構造と読者による観念化との相互作用として捉えなおし、文学を〈可能なるもののパノラマ〉として位置づける。
〔文学理論〕


2006年9月← | HOME | →2006年11月