2007年2月刊
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2月5日発売
定価4725円(本体4500円+税)四六判
J.グラスコー著/工藤 政司 訳
モンパルナスの思い出
ISBN978-4-588-49025-5 C0098
故郷モントリオールを後にし、1920年代のパリを訪れた青年の回顧録。ガートルード・スタインやヘミングウェイ、ジェイムズ・ジョイスをはじめとする作家・芸術家たちに加え、さまざまな快楽主義者や奇人・変人の相貌を鮮やかに描き、官能の街モンパルナスに漂うリキュールの香り、タバコやすえたビールの匂いまでを生き生きと伝える。青春の魅力と憂鬱を二つながら反映した小説的自伝の傑作。
〔伝記・文学〕

2月7日発売
定価3990円(本体3800円+税)四六判
J.デリダ著/高橋 允昭・藤本 一勇 訳
《叢書・ウニベルシタス771》
哲学の余白 上
ISBN978-4-588-00771-2 C1310
デリダの脱構築の基本思想が明らかにされる重要なテキスト。上巻には、序説とも言える「タンパン(鼓膜)」はじめ、エクリチュールの問題から脱構築を論じた「差延」、ヘーゲルやハイデガーらの時間概念を論じた「ウーシアとグランメー」、ヘーゲルの記号論に関する「竪坑とピラミッド」、ルソーの言語論についての「ジュネーヴの言語学サークル」などを収め、厳密かつ生成的な脱構築の必要性を説く。
〔哲学・思想〕

2月20日発売
定価6825円(本体6500円+税)A5判
浦田 義和 著
占領と文学
ISBN978-4-588-47003-5 C3095
日本近代文学、とりわけ昭和文学とアジアの関係は、そのまま〈占領と文学〉の関係でもあった。本書は、時代との距離感を持っていたと思われる中島敦や井伏鱒二を軸に、他の作家をも視野に入れて、朝鮮、南方、南洋との関係において昭和文学が果たした役割と限界を検討するとともに、米軍占領下の沖縄をとりあげ、占領する側の文学のみならず、占領される側の文学についても考察する。
〔日本文学・現代史〕

2月21日発売
定価2835円(本体2700円+税)四六判
岩井 宏實 著
《ものと人間の文化史136》
看 板
ISBN978-4-588-21361-8 C0320
江戸時代から明治・大正・昭和初期までの看板を生活文化史の視点から体系的に分類し、多種多様な生業の起源と変遷を考察しつつ商業史・庶民生活史を跡づける。あらゆる商売の〈顔〉として活躍した看板の写真・図版を多数収録し、その多彩な造形に込められたアイディアのかずかずを示すとともに、看板は時代を映す鏡であるばかりでなく、〈もの〉を体系化する標識でもあることが説かれる。
〔民俗・文化史〕

2月23日発売
定価3675円(本体3500円+税)四六判
E. S. ローゼンバーグ/飯倉 章 訳
アメリカは忘れない 記憶のなかのパールハーバー
ISBN978-4-588-36604-8 C3022
1941年12月7日の日本軍による真珠湾攻撃以降、アメリカ文化のなかで生き続ける隠喩としての「パールハーバー」。本書は《記憶/歴史的記憶》の概念を用いながら、TV、映画、書籍、情報通信、博物館などのメディアを介してパールハーバーがいかなる物語と教訓を生み、それをめぐってどのような論争が繰り広げられてきたのかを、9.11テロ後の世界まで跡づけて多角的に考察する。
〔アメリカ現代史〕

2月28日発売
定価2940円(本体2800円+税)A5判
倉田 剛(くらた つよし)著
持家資産の転換システム リバースモーゲージ制度の福祉的効用
ISBN978-4-588-65509-8 C1034
「リバースモーゲージ」とは、高齢者が、その「持家」に住み続けながら、なおかつ「現金収入」を調達できて、その返済方法は「持家」の処分によってまかなうといった仕組みである。本書は、わが国におけるリバースモーゲージ市場の現状を分析するとともに、アメリカ本土、ハワイ州オアフ島、オーストラリアの、不動産市場やリバースモーゲージ市場、そして金融市場などについても概説する。
〔福祉・経済〕

2月28日発売
定価3675円(本体3500円+税)A5判
齋藤 智志・高橋 陽一郎・板橋 勇仁 編
ショーペンハウアー読本
ISBN978-4-588-15048-7 C1010
表象、意志、倫理、芸術、宗教などのテーマでその思想を網羅的に分析しつつ、近年の「遺稿」研究による「若きショーペンハウアー」の発見をふまえ、「哲学者」ショーペンハウアーの読みの可能性を拡大する画期的研究入門。基本的な問題を解説する「コラム」は初学者に格好の導入部となるほか、「ワークショップ」による各掲載論文のさらなる検討は専門研究にも資する。付=文献案内/年譜。
〔哲学・思想〕

2月28日発売
定価3675円(本体3500円+税)四六判
内藤 正敏 著
鬼と修験のフォークロア 内藤正敏*民俗の発見 II
ISBN978-4-588-27042-0 C1039
鬼と修験にまつわる東北各地の祭りや神事を独自の視点から精査し、東北の修正会は鬼を祓うのではなく、鬼を神に変
換させる祭りであることなど、歴史と風土に育まれた東北文化の特異な様相を探る。また、出羽三山の即身仏信仰や山
伏の修行の分析を通して、目に視える世界の背後に広大なマンダラ宇宙が存在していることを解き明かし、歴史の闇に
隠されてきた〈もう一つの日本〉を発掘する。
〔民俗・歴史〕
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