2007年3月刊
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3月2日発売
定価5040円(本体4800円+税)四六判
ヴィクトール・デル・リット 著/鎌田 博夫・岩本 和子 訳
《叢書・ウニベルシタス864》
スタンダールの生涯
ISBN978-4-588-00864-1 C1323
世界文学において『赤と黒』(1830)の作者が占める位置は近代小説の開祖としてばかりでなくあらゆる時代に属している。スタンダール研究の第一人者が、作家の墓碑銘「生きた、書いた、恋をした」さながらの波瀾に満ちた生涯と豊かな感受性を明確かつ公正に物語り、誤解や批判を訂正するとともに多彩なエピソードをまじえ、作家の新たな人間像を浮き彫りにする。詳細な年譜と図版75点。
〔伝記・文学〕



3月2日発売
定価6300円(本体6000円+税)A5判
銭 存 訓 著/鄭 如 斯 編/久米 康生 訳
中国の紙と印刷の文化史
ISBN978-4-588-37113-4 C1022
J.ニーダム編著『中国科学技術史』大系の分冊として刊行され、高い評価を得た英語版をさらに改訂増補した中国語版からの翻訳。中国の四大発明(紙・印刷・火薬・羅針盤)のうち、とりわけ重要度の高い〈紙と印刷〉の起源、西伝と東漸・南伝を論じ、世界文化史に占める地位を確定させた画期的な著作。知られざる中国印刷の技術と工程、道具や芸術性にわたる詳細を明らかにする。図版174点。
〔文化史・技術史〕



3月7日発売
定価4620円(本体4400円+税)四六判
アレクシス・フィロネンコ 著/川那部 保明・他 訳
《叢書・ウニベルシタス863》
ヨーロッパ意識群島
ISBN978-4-588-00863-4 C1310
ヨーロッパとはなにか。ヨーロッパを形而上学を基盤とした思考空間と定義し、自ら「通俗哲学」と呼ぶユニークな視点から新鮮なヨーロッパ像を提出する。「下等人間」の発想、アルジェリア戦争、強制収容所、戦争犯罪と飢餓の問題など、ヨーロッパ意識の成立に決定的な痕跡を与えた諸事象(ゼロ・ポイント)を自己批判的に渉猟し、多様な意識の島々の風景を明確に映し出す。
〔思想・歴史〕



3月20日発売
定価3990円(本体3800円+税)四六判
有岡 利幸 著
《ものと人間の文化史137-I》
桜 I
ISBN978-4-588-21371-7 C0320
日本文化の中で特別な意味をもって育まれてきた桜と日本人の2000年にわたるかかわりの歴史を語る。桜のルーツと生態から説きおこし、和歌や物語に描かれた古代社会の桜観が後世に大きな影響をもたらしたこと、江戸時代の園芸ブームや「花は桜木、人は武士」(『忠臣蔵』)の大流行に乗って、庶民の間でも花見が行なわれるようになる経緯等を豊富なエピソードを交えながら描く。
〔日本文化史・植物誌〕



3月20日発売
定価3990円(本体3800円+税)四六判
有岡 利幸 著
《ものと人間の文化史137-II》
桜 II
ISBN978-4-588-21372-4 C0320
明治新政府による国定教科書の制定、日清・日露戦争におけるナショナリズムの高揚、さらには先の大戦における「散華」の思想の宣伝など、軍国主義と愛国心のシンボルとして政治的に利用されてきた桜の栄枯盛衰を克明に辿るとともに、歌謡や絵画をはじめ、人びとの生活に欠かせない花として広く親しまれてきた桜の種々相の変転を厖大な資料をもとに跡づける「咲く花、散る花」の近代史。
〔日本文化史・植物誌〕



3月22日発売
定価4515円(本体4300円+税)A5判
イ・フンサン著/宮嶋 博史 訳
《韓国の学術と文化25》
朝鮮後期の郷吏
ISBN978-4-588-08025-8 C3322
朝鮮王朝時代に両班と共に地方行政の実務を担当した郷吏層の実態を郷吏家系の調査をもとに詳細に分析して朝鮮後期の統治体制と地方社会において彼らの果たした重要な役割を再評価し、韓国史の独自の展開過程を浮彫りにする。また、郷吏層がタルチュム(人形劇)の担い手でもあったことを実証的に明らかにして、従来の民衆文化・芸能史観に新たな視角を導入する。
〔朝鮮史〕



3月26日発売
定価3675円(本体3500円+税)A5判
名和田 是彦(なわた よしひこ)編著
《法政大学現代法研究所叢書28》
社会国家・中間団体・市民権
ISBN978-4-588-63028-6 C1336
自治、市民権、市民社会、公共性、国民国家などの概念、とりわけ市民権と市民社会をキーワードに、社会国家の展開と中間団体の盛衰を歴史的・思想史的に追究する。衛藤幹子「リベラル・デモクラシーと積極的平等政策」、井上匡子「ADRの現代的意義と市民社会論」、大野達司「自治と自由」、名和田是彦「協働型社会構想とその制度装置」、今井弘道「丸山真男と1920・30年代の思想」他の9編。
〔法律・市民社会論〕



3月29日発売
定価3360円(本体3200円+税)四六判
三井 さよ・鈴木 智之 編
ケアとサポートの社会学
ISBN978-4-588-67206-4 C1036
人が人を支えようとすることの意味は何か。その実践はどうあるべきか。要介護高齢者、病者・障害者、生活保護受給者までを対象に、それを支える家族、職業的サービス提供者、ボランティアたちに共通する問題群を明らかにする。実地調査と聞き取りにもとづき、ケアとサポートを、支える側から支えられる側への一方通行としてではなく、両者の相互行為として捉え直す。
〔福祉・社会〕



3月27日発売
定価3045円(本体2900円+税)四六判
ロバート・S. ロペス著/宮松 浩憲 訳
《りぶらりあ選書》
中世の商業革命 ヨーロッパ950-1350
ISBN978-4-588-02230-2 C1333
10世紀中葉から14世紀中葉にかけての時期を商業革命期と位置づける独自の見解を提唱し、中世ヨーロッパ経済の重要な転換点として商業の主導的役割を鋭利に分析した古典。壁に囲まれた都市およびその周辺の農村というなじみのない側面に焦点を当て、商人・職人の隆盛と農業依存社会からの脱却を体験した経済激変の歴史を簡明にあとづけ、中世の「うねり」と躍動を描き出す。
〔経済史・中世〕



3月28日発売
定価6615円(本体6300円+税)A5判
趙 全 勝(チョウ・ゼンショウ)著/真水 康樹・黒田 俊郎 訳
中国外交政策の研究
ISBN978-4-588-62517-6 C3031
冷戦期から現代に至る中国外交政策の展開過程を、国際的・国内的なマクロ構造と政策決定のミクロ過程とを包括的に把握する、骨太で体系的なミクロ・マクロリンケージアプローチによって分析し、日本はじめアジア、米国、ロシアとの関係も考察。原書初版(96年)以降の世界と東アジアの変動を踏まえ、著者との協議・検討を重ねて大幅な改訂・増補を施された待望の日本語版。
〔政治・外交・現代アジア〕



3月30日発売
定価1890円(本体1800円+税)A5判
日本哲学会 編
哲 学 第58号
ISSN0387-3358
シンポジウム:哲学とはいかなる営みか?―「哲学」と「フィロソフィア」の間=高山守/納富信留 共同討議氈Fジェンダーと哲学=北川東子/舟場保之 共同討議:生・死とケアの哲学=浜渦辰二/森下直貴 日中学術交流の報告=尾関周二 応募論文=井頭昌彦/勝道興/川本隆/小島優子/清水将吾/鈴木俊洋/対馬美千子/波多野知子/藤川直也/吉川孝/西村正秀
〔哲学・思想〕


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