2007年5月刊
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5月1日発売
定価3675円(本体3500円+税)四六判
西田 勝(にしだ まさる)著
近代日本の戦争と文学
ISBN978-4-588-46009-8 C0095
1874年の〈台湾出兵〉から1945年の敗戦まで、近代日本における戦争と文学者との関係を究明し、戦争の真実を隠蔽しようとする時代の風潮につきつけた文学からの証言。植木枝盛の世界政府論、平和思想家としての徳富蘇峰、独歩・麗水・嶺雲の従軍記、武者小路実篤の逸文「戦争」、井伏鱒二と「昭南タイムス」、中国農民に殉じた詩人・野川隆など、数々の新事実について試掘の鍬を入れる。
〔文学・近代史〕



5月7日発売
定価3780円(本体3600円+税)四六判
永澤 正好(ながさわ まさよし)著〈田辺竹治翁聞書〉
四万十川 III ムラに生きる
ISBN978-4-588-30033-2 C0039
流域100年の自然と文化を体現する翁の語りで綴るシリーズ・完結編。本巻では、農林業、筏乗り、養蚕、造園など村の生業から、衣食住の変遷、若衆宿、夜這い、講、共同作業、祭りと年中行事、人生儀礼等の多岐にわたり、村に生きた人々の暮らしの万華鏡を映し出す。自らを「百姓」と称し、あらゆる仕事に従事しつつ村の運営にも中心的役割を果たした翁の証言は、現代日本人に鋭い問いを投げかける。
〔民俗〕



5月17日発売
定価7140円(本体6800円+税)A5判
轟 孝夫(とどろき たかお)著
存在と共同 ハイデガー哲学の構造と展開
ISBN978-4-588-15046-4 C3010
20世紀最大の哲学者ハイデガーの「存在の問い」とは、何を問うたものか。「存在」という事象のはらむ諸契機をその構造連関において体系的・網羅的に捉え、「存在」の探究が「共同体」の本質への問いでもあることを明らかにする。主著『存在と時間』における西洋形而上学・ロゴス中心主義批判の論理を解明し、ポストモダン思想および現代人文科学に根源的な思想的転回を促す意欲作。
〔哲学・存在論〕



5月25日発売
定価2310円(本体2200円+税)四六判
アルベール・メンミ著/菊地 昌実・白井 成雄 訳
《りぶらりあ選書》
脱植民地国家の現在 ムスリム・アラブ圏を中心に
ISBN978-4-588-02231-9 C1336
長い苦しみの果てに独立を勝ち得た旧植民地はその後どう変化したか。独立国家は新しい市民を誕生させたが、彼らの生活は保障されるどころか支配層の専制と腐敗が彼らを一層悲惨な状況に陥れている現実を冷静に見据え、怠慢を続ける新生国家の指導者と沈黙を守る知識人に容赦ない批判を浴びせる。自己の厳しい体験を通して現代社会の差別と抑圧の問題を真摯に問うメンミの最新作。
〔植民地・人種問題〕



5月25日発売
定価5775円(本体5500円+税)A5判
田中 優子(たなか ゆうこ)編
手仕事の現在 多摩の織物をめぐって
ISBN978-4-588-32125-2 C0021
いま、手仕事はどうなっているのか──三、四十年前まで、養蚕の一大拠点であった多摩地域の織物を対象に、産業としての衰微にもかかわらず、それを支えようとする人々の熱意・関心・行動力をみつめ、織物のみならず手仕事一般の現状と未来を展望する。養蚕農家・市民グループ・織物作家・研究者によるシンポジウムの記録。貴重な資料「八王子織物図譜」を、沼謙吉氏による解説を付して収録。
〔歴史・産業〕



5月28日発売
定価10500円(本体10000円+税)A5判
フリードリヒ・ペルツィンスキー/吉田 次郎 訳/野上記念 法政大学能楽研究所 監修
日本の仮面 能と狂言
ISBN978-4-588-42009-2 C3021
ドイツの東洋美術史学者ペルツィンスキーが1925(大正14)年に刊行した能面研究の大著。ヨーロッパはもとより、当時の日本における研究水準を質量ともに超える内容によって、野上豊一郎を初めとする日本の研究者にも大きな刺激を与えた。第泄狽ヘ能の芸術性、代表的な能面作家とその系譜、三大流派の創立等を論じ、第部は能面および能面作家を事典的に網羅する。図版300点余。
〔能面研究・能楽史〕


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