2007年7月刊
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7月4日発売
定価6300円(本体6000円+税)四六判
ミシェル・アンリ著/中 敬夫 訳
《叢書・ウニベルシタス868》
受肉 〈肉〉の哲学
ISBN978-4-588-00868-9 C1310
ヨハネの言葉「そして〈ことば〉は肉となった」のうちにギリシア的ロゴスとはなったく異なる肉(受肉)の思想を読み取り、キリスト教の〈救済〉において魂と神体の綜合を見出す。フッサール、ハイデガーの歴史的現象学と神学の彼方に、〈受肉〉を人間についての超越論的真理として捉え直す。ギリシア的思惟に基づく世界や存在の現象学を〈生〉の現象学に置き換える、アンリ最晩年のキリスト教的転回の書。
[哲学・思想]

7月13日発売
定価3780円(本体3600円+税)四六判
小倉金之助(おぐらきんのすけ)著/阿部博行 編
われ科学者たるを恥ず
ISBN978-4-588-31618-0 C1023
少年時代の思い出から仙台時代における実用数学の提唱、大阪・東京時代の数学教育や数学史にかかわる論考、さらにはファシズムとの闘いと屈服、それへの反省のもとに記された戦後の発言まで、単行書未収録作品を含む小倉自身の文章により、科学的理性と批判的精神に貫かれた稀有な数学者の生涯をあとづける。佐高信氏による序文「闘う数学者、小倉金之助」および編者による解説を付す。
〔思想・数学史〕

7月13日発売
定価3675円(本体3500円+税)四六判
阿部博行(あべひろゆき)著
小倉金之助 生涯とその時代[新装版]
ISBN978-4-588-31617-3 C1023
酒田の商家の長男として生まれ、独学によって数学に開眼し、日本の数学史・科学史研究とその大衆化に巨大な足跡を残した小倉金之助──その生涯を、人びとの証言と発掘史料をもとに克明にたどり、刻苦勉励立身出世型の人物として偉人視・神聖視されることが多かった小倉のイメージを覆して、戦前・戦中・戦後の激動期を真摯に生きた一科学者の葛藤と時代の変貌をえがく。詳細な年譜を付す。
〔伝記・思想〕

7月13日発売
定価3675円(本体3500円+税)四六判
ヤン・ネーデルフェーン・ピーテルス著/原田 太津男・尹 春 志 訳
グローバル化か帝国か
ISBN978-4-588-62207-6 C3030
今日のグローバル化において、アメリカによる新自由主義的で単独行動主義的な政策が甚大な影響を及ぼしている。はたしてそれは、新たな帝国の出現を意味するのだろうか。本書は、経済的力学と世界的な不平等、技術変化と軍事問題、さらに文化的態度と言説といった観点からグローバル化とアメリカの政策を歴史的に検証し、それにともなう諸問題を南側の世界を含めて包括的に捉え直す。
〔国際政治経済学〕

7月30日発売
定価4725円(本体4500円+税)四六判
ミヒャエル・ヴィンター著/杉浦健之 訳
《りぶらりあ選書》
夢の終焉 ユートピア時代の回顧
ISBN978-4-588-02232-6 C1322
トマス・モア以降の近代ユートピア思想の発展と展開を基軸に描き出したヨーロッパ文明史の総括。ユートピア思想の最終的な政治的・社会的な体制化として「科学的」社会主義
の名のもとに実現された国家体制が1990年前後に脆くも崩壊する現実を目の当たりにし、幸福で公正な理想社会を目指してきた近代ヨーロッパ人の「ひとつの夢」が潰えてしまった過程を跡付け、その歴史的意味を検証する。
〔歴史・思想〕
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