2007年10月刊
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10月4日発売
定価2310円(本体2200円+税)四六判
小川さくえ(おがわさくえ)著
オリエンタリズムとジェンダー 「蝶々夫人」の系譜
ISBN978-4-588-67207-1 C0036
西欧における日本女性のイメージはいかにして形成されたか。ロティ『お菊さん』に加え、ロング、ベラスコ、プッチーニによる三つの『蝶々夫人』を、サイードが指摘する「再構成と繰り返し」の過程として読み直し、レーヴェン『バタフライ』における自己相対化の手法、ウォン『M・バタフライ』における異性装のパフォーマンスにジェンダーの本質と模倣の構造を探る。〔ジェンダー論/文学・芸術〕



10月5日発売
定価4935円(本体4700円+税)四六判
コルネリュウス・カストリアディス 著/江口 幹 訳
《叢書・ウニベルシタス874》
したこととすべきこと 〈迷宮の岐路V〉
ISBN978-4-588-00874-0 C1310
ギリシャ=西欧哲学の批判的検討と精神分析・政治思想の実践的探究により社会的想像力(想念)の創造的な働きを発見し、独自の哲学を構築する過程を示す。存在の最深の地層には意識下のマグマがあり、このマグマこそが根源的な想像力の源として個人や社会の創造的な働きを促すとし、社会の閉鎖性を打破して自律社会を樹立するみちを探る。訳者による解説「カストリアディス哲学への手引」を付す。〔哲学・思想〕



10月15日発売
定価10500円(本体10000円+税)A5判
丹治 健蔵(たんじ けんぞう)著
《叢書・歴史学研究》
関東水陸交通史の研究
ISBN978-4-588-25053-8 C3321
鉄道が発達する前夜、人や物は河川や道路を使ってどのように動いていたのか。第一編の「水上交通」では利根川水系の河岸問屋・廻船問屋がかかわった商品取引の変遷を水揚帳や送り状などから詳細に検討する。第二編の「陸上交通」ではさまざまな街道沿いの宿駅や問屋、助郷の負担ぶりと、免除を求める嘆願書を示し、困窮に追い込まれる地方の姿を浮かび上がらせる。 〔文化史・交通史〕



10月19日発売
定価2415円(本体2300円+税)四六判
H.-G. ガダマー 著/箕浦 恵了・國嶋 貴美子 訳
《叢書・ウニベルシタス872》
哲学の始まり 初期ギリシャ哲学講義
ISBN978-4-588-00872-6 C1310
ガダマーが晩年にナポリで行なった初期ギリシャ哲学についての講義録。ガダマーは生涯を賭けて「西欧の哲学の始まり」を問い続け、ギリシャ哲学や文学は常に哲学研究の主題となり思索の重要なモメントとなった。「ソクラテス以前の哲学者たち」への言説からプラトン、アリストテレスへと展開する解釈学的考察は正に「有魂の生きた言葉」の講義であり、西欧の思惟の源流を明快に映し出す。 〔哲学・思想〕



10月22日発売
定価2940円(本体2800円+税)四六判
櫻井 芳昭(さくらい よしあき)著
《ものと人間の文化史141》
駕籠(かご)
ISBN978-4-588-21411-0 C0321
一本の棒に乗り台を下げ、人が担いで運ぶ「駕籠」が、日本独自の、そしてほぼ江戸時代に限定される乗り物であったのはなぜか。本書は、その前史から衰退までの歴史を探り、資料館や博物館、旧家や寺社に現存する駕籠を調査して、駕籠の様式、利用の実態、地域ごとの特色、「車」の利用を抑制する交通政策との関連、駕籠かきたちの風俗までを明らかにし、日本交通史の知られざる側面に光を当てる。〔文化史・交通史〕


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