2008年2月刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)

2月4日発売
定価3360円(本体3200円+税)四六判
ツヴェタン・トドロフ 著/小野 潮 訳
《叢書・ウニベルシタス880》
異郷に生きる者
ISBN978-4-588-00880-1 C1310
異郷に在り、異郷に赴く二重化された異邦人のまなざしで世界の現実を直視し、他者との相互作用を通じて自らを開きつつ世界と直に対峙する方法を模索する。全体主義体制と西欧民主主義社会での体験の反省をもとに、社会を律すべき根本原則を追究し、現代の思想と文化を覆う価値相対主義からの脱却をめざす。『未完の菜園』『越境者の思想』に連なる省察の書。〔哲学・思想〕

2月6日発売
定価5460円(本体5200円+税)四六判
カールトン・スティーヴンズ・クーン 著/平野 温美・鳴島 史之 訳
《りぶらりあ選書》
世界の狩猟民 その豊饒な生活文化
ISBN978-4-588-02234-0 C1339
一万年前、人間はすべて狩猟民だった。狩猟民とは農業を知らず、家畜を飼わない民である。著者は世界中の主だった狩猟採集民族を、民族ごとではなく、基本装具、狩りや漁のスタイル、結婚や儀礼、シャーマンなどテーマごとに考察する。アメリカ先住民、アボリジニ、アイヌ、イヌイットといった人々が、仲間と助け合い、豊かな知恵をもとにいかに生活の技を編み出し、伝えていったのか。〔文化人類学〕

2月19日発売
定価4725円(本体4500円+税)A5判
李 薫(イ・フン)著/池内 敏 訳
《韓国の学術と文化27》
朝鮮後期漂流民と日朝関係
ISBN978-4-588-08027-2 C3322
膨大な対馬藩政史料を読み解き、近世日朝間に生じた漂流問題の実態、漂流民送還を実務的に担った対馬藩と朝鮮・東莱府役人との外交折衝の最前線を実証的に追究する。沿岸地域住民の誰もがなりうる漂流を分析の対象とし、日常的な日朝の交流、民衆レベルでの日朝関係が外交交渉をいかに動かし、また後者が前者をどう規定するかを見据えた、近世日朝関係史の新生面を切り開く労作。〔朝鮮史・日朝外交史〕

2月19日発売
定価3990円(本体3800円+税)四六判
ジャック・デリダ 著/藤本 一勇 訳
《叢書・ウニベルシタス772》
哲学の余白・下
ISBN978-4-588-00772-9 C1310
〈差延〉や〈脱構築〉の基本概念が明らかにされるデリダ1970年代の重要なテキストの完訳。下巻には、フッサールを論じた「形式と〈言わんとする作用〉」、バンヴェニストの言語学「繋辞の代補」、リクールとの論争を招いた「白い神話」、ヴァレリー論「痛み、源泉」、オースティンの言語行為論をめぐって〈デリダ=サール論争〉を巻き起こした「署名 出来事 コンテクスト」の5論考を収める。〔哲学・思想〕

2月20日発売
定価1995円(本体1900円+税)A5判
山本 啓(やまもと ひらく)編
ローカル・ガバメントとローカル・ガバナンス
ISBN978-4-588-62518-3 C1031
1990年代後半に使われはじめた「ガバメントからガバナンスへ」というキャッチフレーズは何を意味するのか。本書は、公民パートナーシップ、市民参加、リスク・ガバナンスと自治体、自治体内分権、少子高齢社会の福祉政策、等々のテーマのもとに、ガバメントとガバナンスという概念とその関係性を、ローカルなレベルにおけるコー・ガバナンス(共治・協治)への構造転換という視点から問い直す。〔政治・公共政策〕

2月26日発売
定価3990円(本体3800円+税)四六判
フランソワ・フュレ 著/今村 仁司・今村 真介 訳
《叢書・ウニベルシタス882》
マルクスとフランス革命
ISBN978-4-588-00882-5 C1310
「マルクスの思想をエピゴーネンたちが作り上げたイメージから解放し、その思想が本来もっていた動きやその思想が提起した諸問題を回復すること」を目論むフランス革命史の大家フュレによる実証研究を踏まえたマルクス批評。後半編に集録されたマルクスのフランス革命に関する種々の政治的著作や時局的論文は、彼の書かれざる「フランス革命論」の概要を知る上で貴重な資料でもある。〔思想・歴史〕
2008年1月← | HOME | →2008年3月