2008年3月刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)

3月10日発売
定価6090円(本体5800円+税)四六判
マルティーヌ・レイボヴィッチ 著/合田 正人 訳
《叢書・ウニベルシタス883》
ユダヤ女 ハンナ・アーレント 経験・政治・歴史
ISBN978-4-588-00883-2 C1310
「私はひとりのユダヤ女です」と自らを位置づけるアーレントにとって「ユダヤ性」は紛れもないひとつの「経験」であり、己の思考を政治や歴史に導く重要な要素だった。亡命時に練り上げた歴史観を再構築し、『全体主義の起源』を読み直し、パーリアと成り上がり者、シオニズム運動、《最終解決》のユダヤ人評議会等への分析を引き出し、その思想形成の側面を照射する出色のアーレント論。〔思想・政治・歴史〕

3月11日発売
定価3885円(本体3700円+税)四六判
ツヴェタン・トドロフ 著/大谷 尚文 訳
《叢書・ウニベルシタス884》
絶対の冒険者たち
ISBN978-4-588-00884-9 C1310
オスカー・ワイルド、ライナー・マリア・リルケ、マリーナ・ツヴェターエワをとりあげ、その人生を通じて、彼らの実存の苦難、彼らが陥った陥穽を描く。前著『悪の記憶・善の誘惑』において、人間の宗教的本性を現代という文脈の中に置き直した著者が、本書では個々人の内的な冒険として絶対の探求を論じ、それを歴史の中に位置づけつつ、彼らの探求と不可分であるかに見える善悪二元論を相対化する。〔哲学・思想〕

3月24日発売
定価4725円(本体4500円+税)A5判
法政大学比較経済研究所/曽村 充利 編
《比較経済研究所研究シリーズ23》
新自由主義は文学を変えたか サッチャー以後のイギリス
ISBN978-4-588-60223-8 C3090
サッチャーとブレアの時代の二十数年間に、イギリスは国内的にも国際的にも大きな変化を経験した。そうした変化をイギリスの文学者たちは感知し、知的で洗練され、論争的でスケールの大きな、優れた文学性をもつ作品がつぎつぎと生み出されてきた。本書は、経済学と統計学に関する論考も含め、この間に著わされた小説や詩の作品群を社会、政治、文化、思想との関わりで論じる。〔英文学・イギリス論〕

3月25日発売
定価31500円(本体30000円+税)A5判
ヴォルテール 著/高橋 安光 編訳
ヴォルテール書簡集 1704−1778
ISBN978-4-588-15050-0 C3010
18世紀フランス啓蒙主義の代表的思想家・作家ヴォルテールは、生涯に1万5千通を越える手紙を書いた。その中から、1704−78年の74年間の、名宛人225人に及ぶ1081通を編訳。当時のヨーロッパ社会における生活・世相・人間関係はじめ、学芸・思想・出版の仕事と交流の現場、文芸や演劇の創造・普及の舞台裏、等々をリアルかつ率直に記録した、〈手紙の世紀〉最大の精神的遺産。〔哲学・思想・文学・歴史〕

3月25日発売
定価3045円(本体2900円+税)A5判
星野 勉(ほしの つとむ)編
外から見た〈日本文化〉
ISBN978-4-588-32126-9 C1021
「美しい日本の私」を語った川端康成も、「あいまいな日本の私」でそれを否定した大江健三郎も、自国へのこだわりから自由ではなかった。本書は、日本文化論の古典『菊と刀』から、幕末・明治以来のフランス人や中国人の日本観、欧米人による能楽研究等、外からの眼差しを検討しつつ、映画やアニメ、ゲーム等に見られる国家の枠組みを超えた越境現象を通して〈日本文化〉の相対化をめざす。〔日本文化論〕

3月27日発売
定価4200円(本体4000円+税)A5判
江橋 崇(えばし たかし)編著
《法政大学現代法研究所叢書29》
グローバル・コンパクトの新展開
ISBN978-4-588-63029-3 C3332
グローバル・コンパクトとは、企業等が人権保護、労働基準、環境保全、腐敗防止に関する10の原則を実現しつつ経営に当たることを国連に約束するプログラムである。本書は、第1部でその経緯と背景、過去・現在・未来を論じ、第2部に「部落差別撤廃」「子どもの権利条約」「DV被害者支援」等をめぐる人権政策研究プロジェクトの成果を収録して、21世紀を人権文化の世紀とする可能性に挑む。〔法律・人権政策〕

3月31日発売
定価4410円(本体4200円+税)四六判
ハンス=ゲオルク・ガダマー 著/轡田 収・巻田 悦郎 訳
《叢書・ウニベルシタス176》
真理と方法 II 哲学的解釈学の要綱
ISBN978-4-588-00176-5 C1310
哲学的解釈学によって現代思想界に多大な影響を与えたガダマーの主著、待望の第II巻。近代の科学的方法思考によって覆い隠されているものあるいは見誤られてきた事柄を指摘し、意識化することを課題にした〈哲学的解釈学〉の、その核心が示される「第二部」の展開。シュライアーマッハー心理学、ディルタイの歴史意識、フッサール現象学、ハイデガーらが解釈学的見解から論及・分析される。〔哲学・思想〕
2008年2月← | HOME | →2008年4月