2008年9月刊
FAX 注文書(プリントしてご利用下さい)




9月11日発売
定価2625円(本体2500円+税)四六判
シセラ・ボク 著/小野原 雅夫 監訳/宮川 弘美 訳
《叢書・ウニベルシタス897》
共通価値 文明の衝突を超えて
ISBN978-4-588-00897-9 C1330
諸文化・諸文明・諸民族・諸国家・諸宗教はいかにして共存できるのか。既存のグローバル・エシックスの試みを批判しつつ、経験主義的・人間学的な視点から、人類に共通する地盤を「相互支援・忠誠・報恩を命ずる積極的義務」「暴力・欺瞞・裏切りの抑制を命ずる消極的義務」「係争を公平に解決するための手続き的正義」の三つのカテゴリーにおいて提唱。9.11の翌年に再版された2002年版の翻訳。〔社会・思想〕



9月18日発売
定価4410円(本体4200円+税)四六判
ガストン・バシュラール 著/及川 馥 訳
《叢書・ウニベルシタス898》
水と夢 物質的想像力試論
ISBN978-4-588-00898-6 C1310
原初の生命に力を与えた物質、水。かぎりない流動性をもち、海水にも淡水にも、泥にも乳にもなるこの生成のエレメントは、知覚し想像する人間に、ときには母の穏やかな幸福を、ときには冷たく孤独な死の危険をあたえる。詩句や神話に表現された水の想像力への「物質主義的」分析が、新しい文芸批評の時代を予見させた記念碑的な著作。詳細な註とともに、約40年ぶりの新訳でよみがえる。〔文学・思想〕



9月19日発売
定価4515円(本体4300円+税)四六判
ユベール・ダミッシュ 著/松岡 新一郎 訳
《叢書・ウニベルシタス896》
雲の理論 絵画史への試論
ISBN978-4-588-00896-2 C1370
中世から19世紀末に至るまで「雲」は西欧絵画の空に取り憑いてきた。元来は劇場の舞台装置を模倣し、聖なるものを現実世界に出現させるべく(キリスト昇天など)用いられていた雲は、ルネサンスにおいてより多義的な役割を演じ、科学を成り立たせる諸条件と密接に結びついた絵画の制度に矛盾を孕んだ均衡を与えた。「雲」という記号表現の一連の機能を絵画史の観点から明らかにした古典。〔美学・絵画史〕



9月22日発売
定価3675円(本体3500円+税)四六判
赤羽 正春(あかば まさはる)著
《ものと人間の文化史144》
(くま)
ISBN978-4-588-21441-7 C0320
かつて熊は神であった。人の規範として見習うべき聖獣であり、大自然を象徴する生き物として里人に認知されてきた。本書は、狩人たちからの聞き書きをもとに、彼らの執行する儀礼を通して、母系、トーテム、熊の供犠を大陸との繋がりで考察し、人が熊に投影してきたものは何かを明らかにして、熊と人との精神史的関係を描く。熊を通して人間の生存可能性にも及ぶユニークな動物文化史・自然論。〔文化史・民俗〕


2008年8月← | HOME | →2008年10月