いま、めざましい活躍をみせる脱領域的美術史家・G.ディディ=ユベルマンの初期代表作のご案内です。
イメージの前で/チラシ(PDF460KB)
いま、めざましい活躍をみせる脱領域的美術史家・G.ディディ=ユベルマンの初期代表作のご案内です。
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新村拓著『国民皆保険の時代』が、「日本経済新聞」(2012年2月12日付/大林尚氏・評)にて紹介されました。
野口雅弘著『比較のエートス』が、「出版ニュース」(2012年2月中旬号)にて紹介されました。
D.R.ヘッドリク著/塚原東吾・隠岐さや香訳『情報時代の到来』が、「図書新聞」(2012年2月18日号/門林岳史氏・評)にて紹介されました。
山内譲著『中世の港と海賊』が、「史学雑誌」(第121編第1号、2012年1月/三宅克広氏・評)にて紹介されました。
第 I 部 スペイン・カトリツク帝国の対チナ観
第二章 チナ宣教論としての「チナ事業」
第三章 アロンソ・サンチェス神父と「チナ事業」
第四章 ホセ・デ・アコスタ神父と「チナ事業」
第五章 初代マニラ司教ドミンゴ・デ・サラサールの対チナ観
第 II 部 スペイン政庁の対華人観、対明観
第六章 フィリピーナス諸島における華人
第七章 マニラにおける第一次華人暴動
第八章 マニラにおける第二次華人暴動
終 章 ヒトの移動と邂逅
あとがき
資 料(フィリピーナス諸島居留華人数・来航船数)
参考文献
索 引
マニラにおけるスペイン政庁設立の1571 年から1650 年前後まで、スペイン人と華人との邂逅を地球一元化の過程における画期と位置づけ、両者の関わりにおいて惹起された事件を中心に、「ヒトの移動と邂逅」を考察する。第Ⅰ部では、カトリック宣教の手段に関して展開された議論を通してスペイン人の華人観を、第Ⅱ部では、二度にわたる華人暴動を通して両者の「戦略的共存」関係を明らかにする。
月刊「みすず」(2012年1・2月合併号)読書アンケート特集にて、小局の書籍が多数紹介されました。 (さらに…)
E.B.de.コンディヤック著/古茂田宏訳『動物論』が、「図書新聞」(2012年2月4日号/金森修氏・評)にて紹介されました。
R.S.コーワン著/高橋雄造訳『お母さんは忙しくなるばかり』が、「大原社会問題研究所雑誌」(No.640、2012年2月号/榎一江氏・評)にて紹介されました。
A.セゼール・他著/立花英裕・中村隆之訳『ニグロとして生きる』が、「毎日新聞」(2012年1月22日付/富山太佳夫氏・評)にて紹介されました。
A.セゼール・他著/立花英裕・中村隆之訳『ニグロとして生きる』が、「図書新聞」(2012年1月28日号/星埜守之氏・評)にて紹介されました。
東喜望著『笹森儀助の軌跡』が、「読売新聞」(2012年1月22日付、日曜版/松本由佳氏)にて、参考文献として紹介されました。
西田勝著『グローカル的思考』が、「週刊読書人」(2012年1月20日号/鎌田慧氏・評)にて紹介されました。
第一章 市民と臣民──植民地における二種類のフランス人
一 共和国の国民の定義
二 植民地における国籍・市民権・参政権
三 臣民としての「原住民」──原住民法
四 臣民から市民への移行
第二章 フランス植民地主義における「同化」
一 問題の所在
二 共和主義者の植民地統治理念としての同化
三 現地先住民の同化
四 現地先住民の教育
五 同化から協同へ?
六 イギリス流間接統治vsフランス流同化主義?
七 「フランス=同化」というイメージ
第三章 インド所領──共和国の普遍主義のなかの文化的固有性
一 フランス領インド五所領における属人的地位と参政権
二 属人的地位の放棄
三 複数の選挙人団
四 インド域外におけるインド人
五 包摂と排除の併行
第四章 セネガル四都市──ディアニュ法の役割
一 住民の法的地位と参政権
二 セネガル「住民」の参政権と市民権に対する攻撃
三 ディアニュ法──兵役と市民
四 ディアニュ法に対する批判
五 植民地における共和主義のシンボル
第五章 アルジェリア──宗教と市民権
一 本土の延長としてのアルジェリア
二 一八六五年元老院決議まで
三 クレミュー・デクレ
四 ふたつの法規の帰結──宗教を理由とする法的地位の違い
五 原住民の帰化
六 外国人の帰化
七 法的地位の異なる男女間の結婚
八 ムスリムのキリスト教への改宗
九 市民、フランス人、ヨーロッパ人、アルジェリア人
──非ムスリムというカテゴリー
第六章 血統と文化によるフランス人種──混血の分類
一 「混血問題」の浮上
二 混血をめぐる帝国地図
三 混血の法的地位に関する原則
四 混血であることの認定方法──見かけと立ち居ふるまい
五 一九二八年十一月四日のデクレ
六 人種としてのヨーロッパ
第七章 「アジア人」から「ヨーロッパ人」へ
──フランス領インドシナにおける日本人の法・行政的処遇
一 植民地、国際法、外国人
二 インドシナでの日本人の地位の変更要求
三 インドシナ総督府の認識
四 日仏協約──転換点
五 植民地支配と「ヨーロッパ」
六 帝国主義体制の動揺と補強
おわりに
あとがき
関連地図/註/史料と文献/索引 十九世紀末以降、世界第二の植民地帝国を形成したフランス。民主主義と人権の共和国はいかに自他を差別化し、不平等な他民族支配を正当化しえたのか。文明化の使命による「同化」という定説に切り込み、各植民地をめぐる膨大な行政関連文献史料を検討することで、人種や慣習を異にする多様な現地住民の帝国への「包摂と排除」のメカニズムを法制度的観点から明らかにした画期的研究。
野口雅弘著『比較のエートス』が、「朝日新聞」(2012年1月15日付/奥泉光氏・評)にて紹介されました。
一般的な基礎論
1 諸学の体系の意味と価値
2 諸学の体系の原理
3 諸学の体系の構築
4 諸学の体系の方法
第一部 思惟科学、あるいは観念的な科学
1 基礎論
2 論理学
3 数 学
4 思惟科学と現象学
第二部 存在科学、あるいは実在的な科学
Ⅰ 基礎論
1 法則、形態、継起
2 対象と方法
3 自生的方法と他生的方法
4 方法論争
5 存在科学における認識の態度と認識の仕方
6 カテゴリーと方法
Ⅱ 存在科学の体系
A 第一群─法則科学
⒜ 物理的諸科学の自生的系列
1 基礎論─数学的物理学
2 機械力学と力学
3 化学と鉱物学
⒝ 物理的諸科学の他生的系列
1 基礎論─物理的群における個物的なもの
2 宇宙の形態と継起
3 地質学と地理学
B 第二群─形態科学
⒜ 有機的諸科学
A 基礎論
B 有機的科学の体系
1 生物学
2 心理学
3 社会学
C 形態の方法の普遍的な意義
⒝ 技術的諸科学
A 基礎論
1 有機的諸科学と技術的諸科学
2 技術学の方法
3 技術と精神
4 技術、手工、工芸
5 価値と目的
B 技術学の体系
Ⅰ 変形する技術の学
Ⅱ 展開する技術の学
C 第三群─継起科学
A 基礎論
1 精神的な個物
2 歴史学の選択原理
3 歴史学的なもののカテゴリー
4 歴史学的なものの方法論
5 歴史学的なものの他生的方法
B 歴史学の対象
1 政治史、伝記、文化史
2 人類学と民族誌学
3 言語学と文献学
第三部 精神科学、あるいは規範的な科学
Ⅰ 基礎論
A 精 神
1 精神、思惟、存在
2 創造的なもの
3 精神的創造
4 創造的なものの限界
5 精神と歴史
B 精神科学
1 精神科学の生産的な特性
2 精神科学の規範的な特性
3 精神科学の認識目標
4 精神科学における認識の態度と認識の仕方
5 精神科学と精神の態度
6 精神科学の構築
Ⅱ 精神科学の体系
A 精神科学の要素
Ⅰ 意味原理論、あるいは哲学
1 哲学の概念
2 哲学の対象
3 メタ論理的な方法
Ⅱ 意味素材論、あるいは精神史
Ⅲ 意味規範論、あるいは体系論
1 規範論と哲学
2 規範論と存在科学
B 精神科学の対象
⒜ 理論的な系列
Ⅰ 学 問
Ⅱ 芸 術
Ⅲ 形而上学
1 形而上学の現状
2 独立的な意味機能としての形而上学
3 形而上学の構成と方法
⒝ 実践的な系列
Ⅰ 法
1 意味機能としての法
2 法 論
3 法と国家
Ⅱ 共同体
1 共同体、社会学、法
2 共同体と人格
3 共同体論と倫理学
4 政治学と国家論
Ⅲ エートス
C 精神科学の態度
Ⅰ 神律的な精神科学の要素
1 神律と自律
2 神律的な哲学と精神史
3 神律的な体系論(神学)
4 神学の課題
Ⅱ 神律的な精神科学の対象
1 神律的な形而上学
2 神律における学問と芸術
3 神律的な倫理学
4 神律における共同体と法
結論的な考察
1 学問と真理
2 学問と生
訳者あとがき 近代の多様化したさまざまな学問は各々どのような目的をもち、いかなる規範に従っているのか。歴史的現象としての個別諸科学を思惟科学/存在科学/精神科学の三つに分類し、人間精神の創造物として体系的に捉えることでその包括的理解をめざす試み。学問の存在意義と大学の理念が問いなおされる現在あらためて読まれるべき、神学者ティリッヒの一九二三年の学問論。
小局も参加している8社共同復刊が今年も実施されます。各出版社から、品切となっていた名著123点130冊もの復刊候補があがり、現在、読者の皆様のリクエストを受付中です。 (さらに…)
S.ヴェイユ著/今村純子訳『前キリスト教的直観』が、「毎日新聞」(2012年1月8日付/本村凌二氏・評)にて紹介されました。