「図書新聞」(2013年7月20日号)の2013年上半期読書読書アンケートにて、小局の書籍が多数紹介されました。 (さらに…)
2013年 のアーカイブ
李東俊著『未完の平和』が、「朝日新聞」(2013年7月14日付/木宮正史氏・評)にて紹介されました。
現代フランスを代表する哲学者。1913年フランス南東部ヴァランスに生まれる。35年教授資格試験に合格。マルセル、ヤスパースの実存哲学とフッサールの現象学の影響を同時に受ける。39年第二次世界大戦に動員され、捕虜となって45年まで収容所生活を送るが、その間にフッサールの『イデーンⅠ』を仏訳。48年ストラスブール大学の哲学史講座を担当。50年国家博士号を取得。56年よりパリ・ソルボンヌ大学で教え始め、66年からナンテール校に移る。70年からはシカゴ大学で教えるようになり、英語圏の哲学、神学界でも活躍。意志の問題を現象学的方法で考究しようとして「意志の哲学」の体系を構想し、『意志的なものと非意志的なもの』(50)、『人間 この過ちやすきもの』(60)、『悪のシンボリズム』(60)を発表するが、次第に解釈の問題への関心を深め、『フロイトを読む』(65)を含む数多くの論文を発表。現象学を解釈学として展開する解釈学的現象学の方法によって言語の創造性を探究し、『生きた隠喩』(75)、『時間と物語』(全三巻、83-85)を著す。さらに、「自己の解釈学」を目指した『他者のような自己自身』(90)と、壮大な「歴史的存在の解釈学」の試みとしての『記憶・歴史・忘却』(2000)という、自らの哲学の集大成的な著作を発表。2005年5月死去。 1932年生まれ。57年、東京大学文学部卒業。62年、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。67年、ストラスブール大学プロテスタント神学部大学院修了。同大学宗教学博士。95年より立正大学教授。著書に『象徴の解釈学』『キリスト教 その思想と歴史』『現代フランス哲学』『テクスト世界の解釈学』(新曜社)、『夢の解釈学』(北斗出版)、『隠喩論』(思潮社)ほか、訳書にリクール『他者のような自己自身』(法政大学出版局)、『フロイトを読む』『時間と物語ⅠⅡⅢ』『記憶・歴史・忘却』(新曜社)、『生きた隠喩』(岩波書店)、『リクール聖書解釈学』(ヨルダン社)、『解釈の革新』(共訳、白水社)、エリアーデ『宗教学概論1-3』(せりか書房)ほか。 1973年奈良県生まれ。2006年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)学位取得。現在、宮城学院女子大学学芸学部准教授。著書に『省みることの哲学──ジャン・ナベール研究』(東信堂)、共著に『哲学の歴史 第12巻 実存・構造・他者』(中央公論新社)、『哲学への誘い 哲学の立ち位置』(東信堂)ほか。 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 序説
第一部 研究
道徳から倫理的なものへ、そして諸倫理へ
正義と真理
自律と傷つきやすさ
権威の逆説
翻訳という範型
第二部 読解
オットフリート・ヘッフェ『法の諸原理』
マックス・ウェーバー社会学の基本的カテゴリー
ピエール・ブーレツの『世界の約束──マックス・ウェーバーの哲学』
アントワーヌ・ガラポンの『約束の番人』
根源的なものと歴史的なもの
──チャールズ・テイラーの『自我の源泉』についてのノート
第三部 実践
正常なものと病理的なものとの違い──敬意の源泉としての
医療判断の三つのレベル
医療行為と裁判行為における決定
正義と復讐
普遍的なものと歴史的なもの
エピローグ
証人喚問 統治不全
訳注
訳者あとがき
人名索引 晩年のリクールが、討議倫理や英米圏の正義論をふまえつつ、現代世界の道徳的判断の問題が顕在化する場としての「裁判」および「医療」を哲学的に問う。『他者のような自己自身』の主題を引き継ぎ、『正義をこえて』に続く「公正の探求」の発展であり、思想家が複数の異質な言語とのコミュニケーション=翻訳の思索を深めながら、社会的・実践的な応用倫理の領域へと歩みを進めた貴重な記録。
S.T.コウルリッジ著/東京コウルリッジ研究会訳『文学的自叙伝』が、「出版ニュース」(2013年7月中旬号)にて紹介されました。
日下渉著『反市民の政治学』が、「債務と貧困を考えるジュビリー九州 ニュースレター」(vol.40、2013年7月)にて紹介されました。
1929年ドイツのデュッセルドルフ生まれ。ゲッティンゲン、チューリヒ、ボンの各大学でドイツ文学、心理学,社会学、哲学を修め、56年フランクフルト社会研究所のアドルノの助手となり、フランクフルト学派第二世代としての歩みを始める。61年『公共性の構造転換』で教授資格を取得し、ハイデルベルク大学教授となる。64年フランクフルト大学教授、71年マックス・プランク研究所所長を歴任、82年以降はフランクフルト大学に戻り、ホルクハイマー記念講座教授を務め、94年退官。60年代末のガダマーらとの解釈学論争、ルーマンとの社会システム論争、さらに『コミュニケーション的行為の理論』(81)をはじめとする精力的な仕事、86年の歴史家論争以降の多方面にわたる社会的・政治的発言を通じて、ドイツ思想界をリードし、国際的にも大きな影響を与えてきた。著書はほかに、『理論と実践』(63)、『認識と関心』(68)、『イデオロギーとしての技術と科学』(69)、『社会科学の論理』(70)、『哲学的・政治的プロフィール』(71)、『晩期資本主義における正統性の問題』(73)、『史的唯物論の再構成*』(76)、『近代の哲学的ディスクルス』(85)、『遅ればせの革命』(90)、『討議倫理*』(91)、『事実性と妥当性』(92)、『人間の将来とバイオエシックス*』(01)、『引き裂かれた西洋*』(04)、『ああ、ヨーロッパ』(08)などがあり、その多くが邦訳されている(* は小局刊)。ハーバーマスは81年を皮切りに再三来日し、各地で講演やシンポジウムを行っており、2004年11月には「京都賞」を受賞している。 1933年生まれ。東京大学大学院修了。東京大学、名古屋大学、静岡大学、早稲田大学、法政大学、立教大学、東洋大学、神奈川大学の講師、ニューヨーク・ホウフストラ大学の客員教授を務め、現在、立正大学名誉教授。訳書:ハーバーマス『史的唯物論の再構成』(監訳、法政大学出版局)。最近は日本思想にも盛んにアプローチし、近刊に『西周』(ミネルヴァ書房)、『岡倉天心』(中央公論新社)などがある。 1959年生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程哲学専攻単位取得退学。文学博士(東洋大学・博士乙)。東洋大学、立正大学、国立看護大学、山村学園短期大学の講師、沖縄大学人文学部准教授を務め、現在、東洋大学法学部准教授。訳書:ハーバーマス『史的唯物論の再構成』(共訳、法政大学出版局)。著書に、『討議倫理学の意義と可能性』(法政大学出版局)、『看護学生のための医療倫理』(共著、丸善出版)などがある。 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 序文
第一部 道徳性と人倫
第一章 カントに対するヘーゲルの異議は討議倫理にも当てはまるか?
第二章 何が生活形態を「合理的」にするのか?
1 テーマの限定
2 道徳と人倫との歴史的媒介
3 人倫的なものの語用論的概念?
4 生活形態の病理学
第二部 道徳の発展
第三章 正義と連帯──「段階六」についての議論のために
1 ポスト慣習的段階における自然的道徳段階は存在するのか?
2 「道徳的観点」の手続き倫理的説明
3 正義の理論に善はどのように位置づけされるのか?
4 討議倫理的な選択肢
第四章 ローレンス・コールバーグとネオ・アリストテレス主義
第三部 実践理性
第五章 実践理性のプラグマティックな、倫理的な、道徳的な使用について
第六章 討議倫理の解明
1 理論理性と実践理性との関係
2 真理の妥当性と当為の妥当性についての類縁と差異
3 合理性と道徳性とのいくつかの関係
4 規範の根拠づけと規範の適用との関係
5 規範妥当性とサンクションと自尊心との関係
6 道徳的観点の討議倫理的解釈
7 道徳的観点の解明における理想化の役割
8 権利と義務との否定肯定の区別
9 ポスト形而上学的アプローチによる善〔財〕倫理の試み
10 道徳論における「究極的根拠づけ」の意味
11 善に対する正義の優位性
12 「ポスト慣習的な道徳意識」の概念にとっての伝統と近代との構成的な関係
13 人間中心的アプローチの考え方に対するエコロジー倫理の要請
訳語について
訳者解説
後記
原註
人名索引 討議とは何か、討議倫理とは何か。すべての関与者が理想的役割を会得しながら行なう了解と意思形成のプロセスとしての実践的討議──その論理と倫理を、カントとヘーゲルなどの思想を問い直しつつ考察し、道徳・実践理性・正義・公共性などの原理を論ずる。法の基礎として倫理を問題とするハーバーマスが、コミュニケーション的行為の論理の発展方向で、討議の構造を集中的に追究。
「北海道新聞」(2013年7月3日付、夕刊)にて、『市民の外交』の編著者・上村英明氏による寄稿〈先住民族と歩んだ30年〉が掲載されました。
主要著作に『モンテスキューの政治理論──自由の歴史的位相』早稲田大学出版部、1996年。『国際正義の論理』講談社現代新書、2008年。『国際政治思想──生存、秩序、正義』勁草書房、2010年。監修・編著に『世界政治叢書全10巻』ミネルヴァ書房、刊行中。『国際政治から考える東アジア共同体』(共編)ミネルヴァ書房、2012年など。 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 序章 国家の危機をどうとらえるか
第 I 部 国家の普遍性と特殊性
第一章 領土性の定着とその矛盾
第二章 近代合理性の象徴としての主権
第三章 主権への挑戦
第四章 安全保障概念の変革に向けて
第 II 部 先進国ナショナリズムの隘路
第五章 ナショナル・プライドの誕生
イングランドと大陸からの自立
第六章 リベラル・ナショナリズムの陥穽
グレート・ブリテン島の集合意識
第七章 アメリカン・ナショナリズムの背理
帝国論争を通じて
第八章 ナショナリズムと安全保障の相克
現代日本のジレンマ
あとがき
一つの国に一つの国民という国民国家の枠組みは、アイデンティティの多様化やグローバル化が進み、民族紛争が多発する現在、崩れている。国連の介入などにより、国家の主権も根本的な見直しを迫られる。ところが国家や国民の輪郭がぼやける一方で、民族の記憶を覚醒させようとするナショナリズムの言説も復活している。本書はこうしたパラドクスの原因を探り、その解明を試みる。
主な論文・著書に、「もう一つのアメリカ・ルネサンス――マーガレット・フラーとボストンの超絶主義的女性たち」『成蹊大学文学部紀要』(2013年)、『かくも多彩な女たちの軌跡』(共著、南雲堂、2004年)、『病と文化』(共著、風間書房、2006年)、『アメリカン・テロル』(共著、彩流社、2009年)、『グローバル化の中のポストコロニアリズム』(共著、風間書房、2013年)、ほか。 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 序論 文学からの視覚文化論に向けて (庄司宏子)
第 I 部 歴史のなかの絵画
第1章 顔と服装と人種 (富山太佳夫)
イギリス人は異人種をどう描いたか
一 顔の色、肌の色──大英帝国のなかの人種
二 絵画に描かれた人種──人種差別の記号
三 観相術──人種の顔から国民の顔へ
四 写真──動く体、動く表情
五 「黄色い人」とは誰か?
第2章 〈沈黙した身体〉を視るまなざし (庄司宏子)
一九世紀視覚文化の一考察
一 シンパシーのまなざし
二 シンパシーとメスメリズム
三 視覚のテクノロジーの登場──観相学、催眠、麻酔、写真術(ダゲレオタイプ)
四 トマス・イーキンズの手術絵とアウラなき身体──〈沈黙した身体〉の変容
第 II 部 文学と絵画──アール・ヌーヴォーからポストモダンへ
第3章 世紀末ウィーンの思想と芸術 (三浦國泰)
グスタフ・クリムトの幻の絵画をめぐって
一 ウィーンの都市改造と建築様式
二 学部寓意画《哲学》
三 学部寓意画《医学》
四 音楽的間奏と学部寓意画《法学》
五 「絵画と文学との限界論」とクリムトの絵画──あるいは世紀末ウィーンにおけるポストモダンの胎動
第4章 〈目の失敗〉の物語 (阿部公彦)
ウォレス・スティーヴンズとハワード・ホジキン
一 私たちは見ることが下手なのか?
二 スティーヴンズと目の作法
三 「雪の男」のぎらぎらさ
四 線の画家たち──ハワード・ホジキンを中心に
第 III 部 物語の絵画化
第5章 絵で語るということ (木谷眞理子)
信貴山縁起絵巻について
一 旅の絵
二 未知の力
三 尼公の巻の絵を読む
四 鑑賞者の関わり
第6章 『源氏物語』のマンガ化 (山田利博)
古典をマンガ化するとはどういうことか
一 本章が対象とする作品について
二 牧美也子『源氏物語』
三 大和和紀『あさきゆめみし』
四 「カノン」(?)としての『あさきゆめみし』
五 源氏マンガ研究の今後
あとがき
人名・事項作品名索引 文学は同時代の視覚をめぐる文化的・社会的な環境とどのように関わり、参与してゆくのか。英米、ドイツ、日本と領域の異なる文学研究者が、19世紀の英米の図版、世紀末ウィーンのクリムトから20世紀イギリスのモダニズム絵画、さらに日本の平安時代の絵巻から現代日本のマンガを題材に、視覚的表象と文学言語とのインターテクスチュアリティを問い直し、視覚文化論の可能性を探る。 [執筆者紹介] *は編著者
庄司 宏子(ショウジ ヒロコ)[序章、第2章] *
富山 太佳夫(トミヤマ タカオ)[第1章]
1947年、鳥取県生まれ。東京大学文学部英文学科卒業、同大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学文教育学部、成城大学文学部を経て、現在、青山学院大学文学部教授。専門はイギリス文学。
主な著訳書に、『シャーロック・ホームズの世紀末』(青土社、1993年)、『ポパイの影に』(みすず書房、1996年)、『文化と精読』(名古屋大学出版会、2003年)、『英文学への挑戦』(岩波書店、2008年)、『おサルの系譜学』(みすず書房、2009年)、S. ソンタグ『隠喩としての病い・エイズとその隠喩』(新版、みすず書房、1992年)、『火山に恋して』(同、2001年)、『書くこと、ロラン・バルトについて』(同、2009年)、E. ウォー『大転落』(岩波書店、1991年)、J. カラー『ディコンストラクションⅠ・Ⅱ』(共訳、同、1998年)、ほか。
三浦 國泰(ミウラ クニヤス)[第3章]
1948年生まれ。1971年北海道大学文学部独語・独文科卒業。同大学院修士課程、博士課程に学ぶ。ドイツ学術交流会(DAAD)給費生としてボン大学哲学部留学。ドイツ語学文学振興会奨励賞。現在、成蹊大学文学部教授。文学博士。専門はドイツ文学・芸術理論。
主な著訳書に、「ヴァルター・ベンヤミンの悲劇論、あるいは詩学の解体」富山太佳夫篇『批評のヴィジョン』(研究社、2001年)、『ヘルメスの変容と文学的解釈学の展開──ヘルメネイン・クリネイン・アナムネーシス』(風間書房、2005年)、M. クリュル『トーマス・マンと魔術師たち』(共訳、新曜社、1997年)、H.-G. ガダマー『健康の神秘──人間存在の根源現象としての解釈学的考察』(法政大学出版局、2006年)、H.-G. ガダマー『芸術の真理──文学と哲学の対話』(編訳、法政大学出版局、2006年)、H.-G.ガダマー『真理と方法Ⅲ』(共訳、法政大学出版局、2012年)、ほか。
阿部 公彦(アベ マサヒコ)[第4章]
1966年生まれ。東京大学文学部卒業、ケンブリッジ大学博士号取得(PhD)。現在、東京大学人文社会系研究科・文学部准教授。専門は英米詩。
主な著訳書に、『文学を〈凝視する〉』(岩波書店、2012年)、『小説的思考のススメ──「気になる部分」だらけの日本文学』(東京大学出版会、2012年)、『英語文章読本』(研究社、2010年)、F. オコナー『フランク・オコナー短篇集』(岩波書店、2008年)、ほか。
木谷 眞理子(キタニ マリコ)[第5章]
東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得退学、現在、成蹊大学准教授。博士(文学)。専門は日本古代文学。
主な論文に、「絵巻について」『源氏物語の鑑賞と基礎知識 花散里』(2003年6月)、「源氏絵の表現──源氏物語はどのように描かれてきたか」『別冊太陽 王朝の雅 源氏物語の世界』(2006年4月)、「源氏物語と食」『成蹊國文』40号(2007年3月)、「伊勢物語の物語論」『成蹊國文』42号(2009年3月)、ほか。
山田 利博(ヤマダ トシヒロ)[第6章]
1959年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程日本文学専攻満期退学、帝京大学・国士舘大学・亜細亜大学非常勤講師、宮崎大学教育文化学部助教授等を経て、現在、宮崎大学教育文化学部教授。博士(文学)。専門は、源氏物語を中心とした平安朝散文。
主な論文・著書に、『源氏物語の構造研究』(新典社、2004年)、『源氏物語解析』(明治書院、2010年)、『アニメに息づく日本古典』(新典社新書、2010年)、「源氏物語の映像化」伊井春樹監修・編集『講座 源氏物語研究』第1巻(おうふう、2006年)、「文学としてのマンガ──文学の新しい定義について」『研究論文集』第3巻第2号(2010年)、ほか。
柳父章著『未知との出会い』が、「出版ニュース」(2013年7月上旬号)にて紹介されました。
I アムステルダムの誕生と変遷
1 初期のアムステルダム
2 中世の都市空間へ(一五世紀以降)
3 大きな時代の変化の渦の中へ
4 ヨーロッパ交易の頂点と都市の拡大
5 絶頂期のあと
II アムステルダムの都市住宅
1 基本的な特徴
2 基本型からの発展
3 スマルディープハイス
4 ブレートハイス
5 ハウトマン通り二〇番地──集合住宅タイプ
III 不整形街区から整形街区へ──その空間構成
1 不整形街区
2 旧教会前の花屋さん──ヴァルムス通り八三番地
3 整形街区
4 ホテル・ピューリッツァー
5 アムステルダムの下町──ヨルダン地区
6 馬車通りと都市空間──ケルク通り周辺地区
おわりに
参考文献
図版出典 アムステル川の河口に人が住み着いた13世紀から、黄金時代といわれる17世紀を経て18世紀までを中心に、アムステルダムの形成史を概観し、フィールド調査をもとに干拓の技術、洪水対策、住宅の構造と特徴などを明らかにする。水とともに生き、水と親しみ、水を「金(きん)」に等しい価値あるものと考える「ブルーゴールドの精神」が、今も脈々と息づいている町の魅力を伝える建築史的考察。
7月3日(水)~6日(土)の4日間にわたり、日本最大の本の展示会「第20回東京国際ブックフェア」が東京ビッグサイトで開催されます(一般公開日は5日・6日)。 (さらに…)
岩波ブックセンター信山社において、3月より開催中の連続ブックフェア「大事に売っていきたい本」を記念したトークイベントの第4回が開催されます。 (さらに…)
1892-1973。アメリカの作家。ウェスト・ヴァージニアに生まれる。生後まもなく宣教師の両親に連れられて中国に渡り、アメリカの大学で教育を受けるため一時帰国したほかは長く中国に滞在し、その体験を通して、女性あるいは母親としての目から人々と生活に深い理解をもって多くの作品を発表した。1932年に『大地』でピュリッツァー賞を、38年にはノーベル文学賞を受賞。また1941年に東西協会設立、48年にウェルカム・ハウスの開設と運営に尽力するなど、人類はみな同胞と願う博愛にみちた平和運動家としても活躍した。 1934年生まれ。東京大学教育学部卒業、同大学大学院修了。教育学博士。カリフォルニア大学(UCLA)留学。神戸大学教授、横浜市立大学教授を経て、現在は横浜市立大学名誉教授。主な著書:『人間形成の臨床教育心理学研究(正・続)』(風間書房)、『福祉のこころと教育』(慶應義塾大学出版会)、『全包括(インクルーシブ)教育の思想』(明石書店)、『間主観カウンセリング──「どう生きるか」を主題に』(駿河台出版社)、『子どもへの最良の贈りものとは』(樹心社)、『伊藤隆二著作集(全3巻)』(岩崎学術出版社)、ほか。 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 〈いつまでも子どものままの〉わが娘と歩んだ母親・ノーベル賞作家パール・バックの愛と勇気の手記。知能の発育が困難な子どもへの社会の無理解と偏見に悲しみ苦しみながら、弱い立場におかれた人たちへのヒューマニスティックな擁護・人間の尊重を訴える感動の名作。
6月10日(月)より、神戸大学生協書籍部学生会館店において、大学出版部協会創立50周年フェアの一環として「法政大学出版局フェア」が開催されております。 (さらに…)
鈴木靖/法政大学国際文化学部編『国境を越えるヒューマニズム』が、「京都新聞」(2013年6月16日付)にて紹介されました。
日下渉著『反市民の政治学』が、「図書新聞」(2013年6月22日号/川中豪氏・評)にて紹介されました。
石坂悦男編著『民意の形成と反映』が、「赤旗」(2013年6月9日付/斎藤貴男氏・評)にて紹介されました。
鈴木靖/法政大学国際文化学部編『国境を越えるヒューマニズム』が、「MORGEN」(2013年6月号)にて、編者インタビュー記事とともに紹介されました。
上村英明・他編著/市民外交センター監修『市民の外交』が、「沖縄タイムス」(2013年6月8日付/安里英子氏・評)にて紹介されました。