久米雅雄著『はんこ』(ものと人間の文化史178)が、「書道界」(2017年3月号/臼田捷治氏・評)にて紹介されました。
2017年 のアーカイブ
五十嵐敬喜編著/萩原淳司・茂木愛一郎・渡辺勝道著『現代総有論』が、「地方自治職員研修」(2017年3月号)にて紹介されました。
中江秀雄著『大砲からみた幕末・明治』が、「日本歴史」(2017年3月号)にて紹介されました。
1930年フランス南西部のアジャンに生まれる。海軍兵学校、高等師範学校を卒業。数学、文学、哲学の学位を取得。58年からクレルモン゠フェランの文学部で教鞭をとり、ライプニッツ研究で文学博士となる。69年からパリ第1大学教授として科学史講座を担当。数学、物理学、生物学の研究に加え人類学、宗教学、文学などの人間諸科学に通暁する百科全書的哲学者としてフランス思想界の重要な一翼を担い、科学的認識と詩学を統一的な視野に収め、西欧的思想の限界に挑む。90年からアカデミー・フランセーズ会員。邦訳された著書に、『火、そして霧の中の信号――ゾラ』、『青春――ジュール・ヴェルヌ論』、『天使の伝説――現代の神話』、『ローマ――定礎の書』、『小枝とフォーマット――更新と再生の思想』、『白熱するもの――宇宙の中の人間』、『カルパッチョ――美学的探究』、『世界戦争』(以上、法政大学出版局)など多数。 1944年生まれ。東北大学大学院修士課程修了。東北大学名誉教授。フランス文学・フランス思想専攻。訳書に、ミッシェル・セール『パラジット――寄食者の論理』(共訳)、『彫像――定礎の書』、『自然契約』(共訳)、『哲学を讃えて――フランス語で書いた思想家たち』(共訳)、『アトラス――現代世界における知の地図帳』(共訳)、『人類再生――ヒト進化の未来像』、コルネリュウス・カストリアディス『人間の領域』(共訳)、ジャン゠ピエール・デュピュイ『犠牲と羨望――自由主義社会における正義の問題』(共訳)(以上、法政大学出版局)などがある。 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク ヴェール
誕 生/入 墨/画布、ヴェール、皮膚/ヘルメスと孔雀/繊細さ/変 化(ヴァリアシオン)/シベリアリスの毛皮/霧/共通感覚/混合、ヴェールを剝がすこと
ボックス
エピダウロスでの治癒/三つの可聴音域/ソフトとハード/通 路(パサージュ)/細 胞
テーブル
動物精気(エスプリ・アニモー)/思い出(メモワール)/石 像/死/誕 生
探 訪
(村々の(ロカル))風景/(全面的に(グローヴァル))異郷にあること(デペイズマン)/方法と遊歩道(ランドネ)/(全体的なもの(グローヴァル)と局在的なもの(ロカル))/状 況/混合した場所
歓 喜
ステンドグラス/フランスでの治癒/署 名
訳者あとがき
人名索引 1985年メディシス賞受賞 言語中心主義によって葬り去られた人間の感覚世界の復権とその全面的開花への展望を語り、原初の活力にあふれた文明の再生をめざす。
朴忠錫著/飯田泰三監修/井上厚史、石田徹訳『韓国政治思想史』が、「統一日報」(2017年2月22日号/崔昌学氏・評)にて紹介されました。
栗本一紀著『ジャーナリスト 後藤健二』が、「出版ニュース」(2017年2月下旬号)にて紹介されました。
D.カリファ著/梅澤礼訳『犯罪・捜査・メディア』が、「図書新聞」(2017年2月25日号/池田祥栄氏・評)にて紹介されました。
A.エロン著/村田靖子訳『エルサレム』が、ブックナビゲーションサイト「千夜千冊」(第1630夜 2017年1月31日号/松岡正剛氏・評)にて紹介されました。
栗本一紀著『ジャーナリスト 後藤健二』が、「図書館教育ニュース」(2017年2月18日号)にて紹介されました。
一 翻訳テクストの研究
二 『百科全書』研究の意義
三 本書の構成
第一章 翻訳研究における「等価」言説──スキャンダルの罠
一 翻訳の理論と「等価」
二 欧米翻訳学事始
三 近代日本の翻訳論
四 日本の翻訳学
第二章 文部省『百科全書』という近代──ふぞろいな百科事典
一 国家的翻訳プロジェクト
二 翻訳機関の変遷
三 『百科全書』の輪郭
四 起点テクストについて
五 翻訳者と校正者の群像
第三章 「身体教育」という近代──文明化される所作
一 身体の近代
二 明治政府と「教育」
三 「身体教育」の行方
四 「体育」とは
五 国民国家の「スポーツ」
第四章 「言語」という近代──大槻文彦の翻訳行為
一 大槻文彦と「言語」
二 『言語篇』の刊行事情
三 文法をめぐる『言海』と『百科全書』
四 「言語」とは
五 ためらいがちな「言語」というもの
第五章 「宗教」という近代──靖国体制の鋳型
一 「宗教」と非「宗教」
二 翻訳語としての「宗教」
三 明治政府と「宗教」
四 『百科全書』における「宗教」
五 非「宗教」のカモフラージュ
第六章 「大英帝国」という近代──大日本帝国の事後的な語り
一 遡及することば
二 「大英帝国」とは
三 「帝国」の記憶
四 「人種」をめぐる大日本帝国
五 更新され続ける「帝国」
第七章 「骨相学」という近代──他者を視るまなざし
一 人体解剖図と翻訳
二 西洋近代の「科学」
三 「骨相学」とは
四 語るまなざし
五 疑似科学の近代
第八章 「物理」「化学」という近代──窮理と舎密からのフィクショナルな離脱
一 蘭学から英学へ
二 自然科学の翻訳
三 「物理」「化学」への跳躍
四 定義するテクスト
五 学校制度のなかの自然科学
第九章 「百科全書」という近代──制度の流通と消費
一 「百科全書」とは
二 『百科全書』の視覚制度
三 制度としての学知
四 新聞広告による流通と消費
終 章 「翻訳」という近代──訳された文部省『百科全書』
一 翻訳語の遠近法
二 増殖する名詞
三 翻訳論的転回へ
あとがき
文献一覧
事項索引
人名索引 明治初期、当時一流の洋学者たちを総動員して進められた、文部省主導の大規模な翻訳プロジェクトがあった。英国の百科事典を70名以上に及ぶ翻訳者・校正者が協働して日本語訳し、最先端の西洋文明を紹介した全97編の出版事業は、近代日本の言語・文化・学問に何をもたらしたのか。事業の概観とともに、各分野の主要翻訳語に着目し、翻訳学の視点から初めて総合的にアプローチした画期作。
一 はじめに
二 近代日本への欧米経済学の伝播とリカードの導入
ⅰ 明治維新後の英米自由主義経済学の流入
ⅱ 英米自由主義経済学からドイツ歴史学派経済学への転回
ⅲ 社会政策学会の設立とその活動そして消滅
三 日本におけるリカード受容の特質
ⅰ 経済学研究者のあいだでのリカードの認知
ⅱ 研究の方法と主題の取捨
ⅲ リカードと関連文献の翻訳
四 リカードの本格的な導入とその推進者たち
ⅰ 福田徳三
ⅱ 河上 肇
ⅲ 小泉信三
ⅳ 堀 経夫
ⅴ 森耕二郎
ⅵ 舞出長五郎
五 大戦間期のリカード研究から─本書に収録する研究文献
ⅰ 福田徳三
ⅱ 河上 肇
ⅲ 小泉信三
ⅳ 堀 経夫
ⅴ 森耕二郎
ⅵ 舞出長五郎
参考文献目録
第一章 経済学の歴史のなかのリカード 【福田徳三】
明治末期から大正初期─一九一〇年前後─の三論文
第二章 私の経済学研究の遍歴 【河上 肇】
『経済学大綱』改造社、一九二八年、「序」からの抜粋
第三章 正統派経済学の頂点としてのリカード 【小泉信三】
『アダム・スミス、マルサス、リカアドオ─正統派経済学研究』岩波書店、
一九三四年、「第三篇 デヴィッド・リカアドオの経済学」より
第四章 リカードの賃金論 【堀 経夫】
『理論経済学の成立』弘文堂、一九五八年、「第四章 労賃論」
第五章 リカード価値論の基本的諸側面 【森耕二郎】
『リカアド価値論の研究』岩波書店、一九二六年、より
第六章 リカードの価値と分配の理論 【舞出長五郎】
『経済学史概要 上巻』岩波書店、一九三七年、「第五章 デヸッド・リカアド」
事項・人名索引 明治末から昭和前期にかけて、マルクスをはじめとする近代西洋社会科学の導入が専門化・本格化した時代、日本の経済学者たちはリカードおよび古典派経済学をどのように受容したのか。福田徳三、河上肇、小泉信三、堀経夫、森耕二郎、舞出長五郎らによる代表的リカード論の抜粋を、今の読者にも読める現代文に改め、解説を付したアンソロジー。
月刊「みすず」(2017年1・2月合併号)読書アンケート特集にて、小局の書籍が多数紹介されました。 (さらに…)
1951年,北ドイツのバート・オルデスローに生まれる。デュッセルドルフ,パリ,ハイデルベルクの大学でドイツ文学,哲学,歴史などを学ぶ。『神,貨幣,幸福──ゲーテ,ケラー,トーマス・マンの教養小説における愛の論理について』(1983年)で教授資格を得る。その後,フリードリヒ・キットラーやノルベルト・ボルツらとともにドイツ・メディア論の立ち上げにかかわる。1988年以来,現在までマンハイム大学哲学部の教授として近現代ドイツ文学とメディア分析を教える。メディア論に関わる著作には『パンと葡萄酒──聖餐式の詩』(1992年),『裏か表か──貨幣の詩』(1998年),『表象の終焉──メディアの詩』(1999年)の三部作などがある。 1972年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。ボーフム・ルーア大学にて博士号取得。明治学院大学教養教育センター専任講師を経て,現職は慶應義塾大学文学部教授。専門は近現代ドイツ文学,メディア論。著書に『メディア論──現代ドイツにおける知のパラダイム・シフト』(共著,御茶の水書房),『「明るい部屋」の秘密──ロラン・バルトと写真の彼方へ』(共著,青弓社)ほか。 1973年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学,東京理科大学非常勤講師。専門は近代ドイツ演劇。論文に「ゲーアハルト・ハウプトマンの『ハムレット』改作について」,「ベルトルト・ブレヒトとハイナー・ミュラーの『ファッツァー』断片について」,翻訳にベルトルト・ブレヒト『ファッツァー』,エルフリーデ・イェリネク『スポーツ劇』など。 1972年生まれ。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程単位取得退学,博士(文学)。法政大学国際文化学部教授。専門はドイツ語圏文学,文化理論,表象文化論。著書に『ドイツ文化55のキーワード』(共著,ミネルヴァ書房),論文に「抵抗あるいは不均質なドイツ語──ツェランのマドリード,ウィーン,そしてパリ」(『日独文化論考──高橋輝暁先生定年退職記念文集』所収)など。 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 序 言
書物の限界/意味と感覚/「マルチ」という接頭辞/諸学の基礎理論としてのメディア理論
さまざまな根源
1 ノイズ
ビッグバン/はじめに郵便ありき
2 声
洗礼式/手と口/合意か不合意か/メディアの可能性の条件としての不在/神の声、王の沈黙/初期マスメディアとしての古代の劇場/話者に死なし
3 画像
死者と画像/偶像崇拝の禁止/画像氾濫/言葉と知覚
第一の中断 メディア概念のさまざまな定義
文字の時代
4 文字
ビット、元素、バベル/緑のハインリヒが読むことを学ぶ/文字の成立/アルファベット/文字(および貨幣)文化の諸帰結/プラトンによるニューメディア批判/古くて新しいメディア批判のパラドックス/初期図書館/文字の物質性
5 活版印刷
グーテンベルク・ショック/近世の時計と新しい時間秩序/グーテンベルク聖書/初期の印刷/大量生産品としての書物批判/あらゆる人が植字工となる/識字教育と新しい印刷技術/読書は危険である/読書の意味/読書の歴史
6 新聞雑誌/郵便
作品の永遠とニュースの一過性/最初期の新聞/世論と調査報道ジャーナリズム/ボールペン/配達の問題/郵便/駅伝制度、使者、郵便馬車/ラブレター、ビジネスレター、女性秘書/タイプライターと電話
第二の中断 メディアの背後のメディア──ホスチア、貨幣、CD‐ROM
記号以前
7 写真
ギャロップする馬の知覚/写真の発明/「自然の鉛筆」としての写真/写真前史としてのカメラ・オブスクラとラテルナ・マギカ/写し絵、生き写しの絵、バルザックの写真嫌い/瞬間と客観的視線/カラー写真、レントゲン写真/心霊主義
8 録音と遠隔通信
魔の山のレコードプレーヤー/グラモフォンの発明/ヒズ・マスターズ・ヴォイス──レコード/遠方からの声──電話/言葉の流れ、電気の流れ/未婚女性の職務/砲弾ポストと遠隔通信/メディア産業──ケーブルで結ばれる世界
9 映画
ヴィクトル・ユーゴーが鉄道列車に乗る/映画の発明/映画の前史としてのパノラマ/映画産業/映画がカラーになり、喋りはじめる/ウーファとナチ映画/「異なる芸術」としての映画
第三の中断 メディアの系譜学──戦争、経済、宗教
シミュレーション‐スティミュレーション
10 ラジオ
無線通信からラジオ放送へ/メディア動員/技術が可能にする──リアルタイムでの大衆への非物質的伝達/傾聴すること、服従すること/オフからの声/主要メディアから副次メディアへ
11 テレビ
テレビへの罵詈雑言/テレビの発明/統一放送から分散した多様なチャンネルへ/テレビの平等主義礼賛/私的なもの、公的なもの/現実の構成、構成の現実
12 コンピュータ/インターネット
エニグマ/二進法からパンチカードを経て最初のコンピュータへ/ソフトウェアとハードウェア/インターネット/接続、包摂、排除/「情報過多」/語る代わりに数える/自然という本を読むことから自然という本を書くことへ/言葉が肉となる
とりあえずの終章 一つとなったマルチメディア社会における変換=交換=改宗
訳者あとがき
注
邦訳文献
参考文献
事項索引
人名索引 宇宙誕生から21世紀の現在まで、存在はつねにメディアとともにあった。原初のノイズに始まり、声と像の生成、文字の発明、活版印刷、新聞雑誌・郵便のシステムをへて、写真、録音、映画、ラジオ、テレビそして最新デジタル技術に至るまで、人類の感性と意味の領野を拡張してきたメディアの歴史を唯一無二の視点で総覧する。マクルーハンやキットラーの切り開いた地平を更新する圧倒的通史!
エクサンプロヴァンスのレ・ミル強制収容所(Camps des Milles)・歴史・人間科学博物館の研究員などを経て、現在はグルノーブル゠アルプ大学教育学研究科准教授。専門は規範性の哲学。本書は、2010年にカナダ・ケベック大学モントリオール校およびフランス・エクス゠マルセイユ大学(旧プロヴァンス大学)に提出した博士論文をもとにしている。2011年から刊行が始まった『カンギレム全著作集(Œuvres complètes)』第1巻では編集委員に加わり、カンギレムとカミーユ・プラネの共作になる教科書『論理・道徳概論(Traité de Logique et de Morale)』の解説を担当。 1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(超域文化科学専攻・表象文化論)博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、京都大学人文科学研究所助教。専門は哲学、近代医学思想史。著書に『科学と表象――「病原菌」の歴史』(名古屋大学出版会、2013年)。共著に金森修編『合理性の考古学――フランスの科学思想史』(東京大学出版会、2012年)、富永茂樹編『啓蒙の運命』(名古屋大学出版会、2011年)など。 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 緒言 クロード・ドブリュ
序章 「仮面を被って進み出る」──哲学者カンギレム
逆説的な影響力を持った専門的な著作
カンギレムの戦闘的エピステモロジー
生命と論争
「生物学的規範性」という概念の形成
第一部 判断することと行動すること(1926─1934年)
──カンギレムと反省的「思考様式」
第一章 アラン
「剥き出しの事実」という概念の批判
カント認識論の人間学的地滑り
「真の哲学者」
第二章 反省的分析──ある哲学的「思考様式」
知覚することとは判断することである
アランとベルクソン──ある「流派の対立」
ラニョーと「カントの教え」
一九世紀末フランスのカント受容
第三章 〈私は考える〉
ラシュリエ──帰納の基礎
ラニョー──知覚の基礎
第四章 精神対世界
「根源的─論争的」統一
『海辺の対話』──悟性の哲学のためのマニフェスト
現実存在の衝撃
労働──人間的活動のパラダイム
第五章 反省的分析の道徳的帰結
認識の理論を経由する道徳
懐疑──自由の証拠
「自由の論理」
精神──価値づけの力能
移行のために──〈コギト〉の消尽
「個人的な問い」
〈私は考える〉解体の歴史
『言葉と物』を読むカンギレム
反省的「様式」は断念されるべきなのか
第二部 行動することと判断すること(1935─1939年)
──行動の火急性が悟性を超え出るということ
第六章 判断について
判断するとはいかなることか
判断すること、それは意志すること=望むことである
治療すること、それは判断することである
第七章 『ファシズムと農民』──マルクス主義と「裁かれた」歴史
歴史的必然性の哲学
唯物論とはフェティシズムである
価値の歴史性という問題──ストア派としてのアラン
アランの方法における死角
価値の唯一性という問題
第八章 超え出られる悟性
〈技術〉と価値の哲学
行動とは何か──崇高なるカヴァイエス
「デカルトと技術」──転換点となるテクスト
「生きているものの要求」
生きているもの──なおかつ人間として
第九章 必然性の判断に対する行動の還元不可能性
アラン──それは「失効した哲学」か「承認された哲学」か
「〈傲慢な=推定的な〉行動」の権利回復
技術と科学の〈相互追い抜きレース〉
リスク、誤謬、無謀さ
創造的擬制=フィクション
結論
訳者あとがき
主要参考文献 カンギレムのエピステモロジーは、承服しがたいものと判断された「現在」と常に格闘し、抵抗する戦闘的エピステモロジーである。カントに源泉をもつ「判断」の哲学から、「生命」そして「医学」を参照する「価値」と「行動」と「選択」の哲学へ。新たな現実を創り出すべく、危険を冒し、行動的に参与する〈哲学者カンギレム〉の知的道程と、その独創的な〈生きているものの哲学〉を明らかにする。
『函館の大火』が、「函館新聞」(2017年2月2日付/今井正一氏・評)にて著者・宮崎揚弘氏のインタビューとともに掲載されました。
復刊企画 | 書名 | 著・訳 |
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書物復権 21 《書物復権》は、品切のまま重版できずにいる人文系専門書を、読者のリクエストをもとによみがえらせようとする共同復刊事業です。詳しい実施要項は<書物復権>サイトをご覧ください。 | 思索日記 I | H.アーレント著/青木隆嘉訳 |
思索日記 II | H.アーレント著/青木隆嘉訳 | |
スタインウェイ物語 | R.K.リーバーマン著/鈴木依子訳 | |
資本論五十年 上 | 宇野弘蔵著 | |
資本論五十年 下 | 宇野弘蔵著 | |
その他の復刊 シリーズ・単行書を問わず、好評なが らも長期品切となっていた書籍や、再 び脚光を浴びている人物やテーマに関 連する書籍など、皆様からのリクエス トを考慮しつつ、随時、新装・復刊し ております。 | アーカイヴの病 | J.デリダ著/福本修訳 |
音楽と病 | J.オシエー著/菅野弘久訳 | |
生の悲劇的感情 | ウナムーノ著/神吉敬三、佐々木孝訳 | |
正常と病理 | G.カンギレム著/滝沢武久訳 | |
五感 | M.セール著/米山親能訳 | |
近代日本語の思想 | 柳父章著 | |
力の場 | M.ジェイ著/今井道夫、他訳 | |
社会の社会 2 | N.ルーマン著/馬場靖雄、他訳 | |
シンボル・技術・言語 | E.カッシーラー著/篠木芳夫、高野敏行訳 | |
人間の美的教育について | F.v.シラー著/小栗孝則訳 | |
悪しき造物主 | E.M.シオラン著/金井裕訳 | |
無限の二重化 | W.メニングハウス著/伊藤秀一訳 |
山下麻衣編著『歴史のなかの障害者』が、「科学史研究」(2017年1月号/原田玄機氏・評)にて紹介されました。
齋藤智志著『近代日本の史蹟保存事業とアカデミズム』が、「日本歴史」(2017年2月号/塩原佳典氏・評)にて紹介されました。