叢書・ウニベルシタス 26
感覚の分析 〈新装版〉

四六判 / 384ページ / 上製 / 定価:3,900円 + 税 
ISBN978-4-588-09970-0 C1310 [2013年10月 刊行]

内容紹介

デカルト以後の近世的認識観・自然観を超えんとして縦横無尽に活躍し、現代物理学、とくに相対性理論の成立に大きく寄与したマッハの主著。模写と適応、概念と判断、認識と誤謬、思惟経済の原理、記述主義、法則と学問等々の考察を通じて、自然的世界観の確実な基盤・要素である感覚を論じ、自然科学の方法にもおよぶ。

著訳者プロフィール

E.マッハ(マッハ エルンスト)

(Ernst Mach)
1838-1916。オーストリアの物理学者・哲学者・科学史家。グラーツ大学,プラハ大学の物理学教授(1864-67)、ウィーン大学哲学教授(1895-1902)。アインシュタインの相対性理論に対する直接的な先駆者としての業績をはじめ、心理学・生理学・科学史など多方面にわたって重要な業績をのこし、その哲学は論理実証主義・分析哲学に多大な影響をあたえている。本書のほか、『認識の分析』『時間と空間』(邦訳・法政大学出版局)など多くの著書がある。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 訳者序文
 序文
 凡例

第一章 反形而上学的序説

第二章 いくつかの先入見について

第三章 私とアヴェナリュウスその他の研究者たちとの関係

第四章 感覚の研究に対する主要な着眼点

第五章 物理学と生物学、因果性と目的論

第六章 眼の空間感覚

第七章 空間感覚の立入った研究

第八章 意志

第九章 空間に関する生物学的・目的論的考察

第十章 視感覚の相互間ならびに他の心理的諸要素との関聯

第十一章 感覚、記憶、聯想

第十二章 時間感覚

第十三章 音響感覚

第十四章 以上の諸研究が物理学の考えかたに及ぼす影響

第十五章 本書で述べた見解がどのように受取られたか

 補遺
 訳註
 マッハの哲学──紹介と解説に代えて
 事項索引
 人名索引