叢書・ウニベルシタス 490
地獄の歴史 〈新装版〉

四六判 / 456ページ / 上製 / 定価:4,300円 + 税 
ISBN978-4-588-09993-9 C0322 [2014年11月 刊行]

内容紹介

古代エジプトから現代まで、西欧世界の宗教・文学・演劇・美術・哲学・神学を縦横に検証しながら、現実の鏡としての〈地獄〉の地理学を展開する。口絵カラー30頁。

著訳者プロフィール

アリス・K.ターナー(ターナー,A.K.)

(Alice K. Turner)
ニューヨーク在住のジャーナリスト。『ニューヨーク・マガジン』『パブリシャーズ・ウィークリー』『ホリデー』の各誌およびペーパーバック叢書「バランタイン・ブックス」の編集を手がけ、『プレイボーイ』誌の小説部門の編集者を務めるかたわら、自身も書評や論説を多数発表する。ニューヨーク大学大学院で比較宗教学を学ぶ間に〈地獄〉への関心を抱き、引き続く研究は12世紀の地獄観を解明した論文「地獄の黄金時代」として結晶し、『美術と古美術』誌に掲載された。

野﨑 嘉信(ノザキ ヨシノブ)

1945年、北海道に生まれる。1971年、北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、東京理科大学教授(イギリス・ロマン派文学専攻)。
訳書に、ノラ・ロフツ作品集1『私の隣人はどこ?』、同2『飽くなき女たち』、同4『老いの坂道』、同6『ノーフォーク物語』(教育プラン発行・JCA出版局発売)、N. ルイス『東方の帝国』(法政大学出版局)、S. L.バーチェフスキー『大英帝国の伝説』(共訳、法政大学出版局)、J. ラーナー『マルコ・ポーロと世界の発見』(共訳、法政大学出版局)などがある。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 序言

1 大いなる他界
2 エジプトの死者の書
3 ゾロアスター教
4 古典的地獄
5 プラトン的地獄
6 ローマ帝国
7 ヘブライ人の黄泉の国(シエオール)
8 グノーシス主義
9 マニ教
10 初期のキリスト教徒
11 地獄への降下
12 最後の審判
13 黙示録の地獄遍歴
14 中世
15 聖史劇(ミステリー・プレイ)
16 煉獄
17 ダンテの地獄(インフエルノ)
18 中世の最盛期
19 宗教改革
20 バロックの地獄
21 楽園喪失
22 機械的宇宙
23 啓蒙運動
24 スヴェーデンボリのヴィジョン
25 十九世紀
26 ゲーテの『ファウスト』
27 ロマン派
28 普遍救済説(ユニヴアーサリズム)
29 フロイトの時代

 謝辞
 訳者あとがき
 参考文献
 索引