叢書・ウニベルシタス 959
無知な教師〈新装版〉
知性の解放について

四六判 / 254ページ / 上製 / 定価:2,700円 + 税 
ISBN978-4-588-14052-5 C1310 [2019年11月 刊行]

内容紹介

人間の平等という原則に目を閉ざし、知性の優劣という虚構によって人びとを序列化してきた近代教育。他者への侮蔑にもとづく「愚鈍化」の体制から身を引き剥がし、現実の不平等に立ち向かう知性の主体となるために必要な学びの原理とはどのようなものか? 十九世紀の「無知な教師」ジョゼフ・ジャコトがめざした革命的教育の教えをモデルに、今日の「侮蔑社会」の泥沼から解放された人間を待望する。

著訳者プロフィール

ジャック・ランシエール(ランシエール ジャック)

1940年、アルジェに生まれる。パリ第8大学哲学科名誉教授。1965年、師のL.アルチュセールによる編著『資本論を読む』に参加するが、やがて決別。1975年から85年まで、J.ボレイユ、A.ファルジュ、G.フレスらとともに、雑誌『論理的叛乱』を牽引。現在に至るまで、労働者の解放や知性の平等を主題に、政治と芸術をめぐる独自の哲学を展開している。著書に、『プロレタリアたちの夜』『無言の言葉』『文学の政治』『解放された観客』ほか多数。邦訳に、『不和あるいは了解なき了解』『民主主義への憎悪』(インスクリプト)、『感性的なもののパルタージュ』(法政大学出版局)、『イメージの運命』(平凡社)ほか。

※上記内容は本書刊行時のものです。