ものと人間の文化史 167
花札

四六判 / 374ページ / 上製 / 定価:3,500円 + 税 
ISBN978-4-588-21671-8 C0321 [2014年06月 刊行]

内容紹介

法制史を初め文学作品におよぶ厖大な文献を渉猟し、海外の研究も参照して、その誕生から現在までを辿り、絵柄の変遷にまつわる数々の謎、各時代における賭博性の有無、取締りの実態、さらには日本の植民地経営において花札がいかに利用されたかまでを明らかにする。花札をその本来の輝き、自然を敬愛して共存する日本の文化という特性のうちに描いて、花札=賭博という強固なイメージを正す力編。

著訳者プロフィール

江橋 崇(エバシ タカシ)

1942年に生まれる.1966年,東京大学法学部卒業.法政大学法学部教授(憲法学)を経て,現在,同大学名誉教授.遊戯史学会副会長.著書に 『「官」の憲法と「民」の憲法』(信山社),『外国人労働者と日本』(岩波ブックレット),『市民主権からの憲法理論』(生活社).共編著に『外国人労働者と人権』『グローバル・コンパクトの新展開』『企業の社会的責任経営』『東アジアのCSR』(以上,法政大学現代法研究所発行/法政大学出版局発売),『外国人は住民です』『人権政策学のすすめ』(以上,学陽書房),『象徴天皇制の構造』(日本評論社),『岩波講座現代の法』(岩波書店),監修に『図説カルタの世界』(大牟田市立三池カルタ記念館),『麻雀博物館大図録』(竹書房),『総合的学習に役立つくらしと国の省庁』(小峰書店).

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 はじめに
 序章 花札史研究の課題と方法
第1章 花札の誕生 賭博文化が盛んな中で
   (江戸時代中期)
第2章 花札の普及 それは博奕用具だったのか
   (江戸時代後期~明治前期)
第3章 花札の自由化 花札解禁と大流行期の到来
   (明治中期)
第4章 花札の公認 大日本帝国における
   (明治後期〜昭和前期)
第5章 花札の衰退と再興 花札文化に未来はあるか
   (昭和後期〜平成期)
 おわりに
 索  引

書評掲載

「日本経済新聞」(2014年7月13日付)に紹介されました。

「東京新聞/中日新聞」(2014年7月27日付)に紹介されました。

「麻雀新聞」(2014年8月号)に紹介されました。

関連書籍

増川宏一著『賭博 I・II ・III 』『合せもの』『遊戯』