大物理学者
パルメニデスからハイゼンベルクまで

四六判 / 534ページ / 上製 / 定価:6,900円 + 税 
ISBN978-4-588-73201-0 C1042 [2013年08月 刊行]

内容紹介

物理学者ヴァイツゼカーは、パルメニデス、プラトン、アリストテレスから、コペルニクス、ガリレイ、デカルト、ライプニッツ、カント、ゲーテらの思想を遡及し瞑想し、アインシュタイン、ボーア、ディラック、ハイゼンベルクら同時代の物理学者たちと対話・交流しつつその研究と人間像について語り、自然と人間の統一、諸科学の統一を哲学的に探究した。自然の統一科学に向かって。

著訳者プロフィール

カール・フリードリヒ・フォン・ヴァイツゼカー(ヴァイツゼカー,C.F.v.)

(Carl Friedrich von Weizsacker)
1912年ドイツ・キール市に生まれる。ベルリン、ゲッティンゲン、ライプツィヒ各大学で数学、物理学、天文学を学び、1933年ハイゼンベルクのもとで学位取得、1936年教授資格取得、同年カイザー・ヴィルヘルム物理学研究所(のちのマックス・プランク物理学研究所)研究員。シュトラースブルク、ゲッティンゲン両大学でも理論物理学を講じた後、1957-69年ハンブルク大学哲学正教授、1970-80年「科学=技術世界の生存条件研究のためのマックス・プランク研究所」(シュターンベルク)所長、その間ミュンヘン大学哲学教授を兼任。74年、89年、92年の3回にわたって来日している。2007年シュターンベルク・ゾェッキングで死去。著書に、『原子核』(1937)、『自然の歴史』(48)、『科学の射程』(64/90)、『自然の統一』(71)、『世界政治への問い』(76)、『人間的なるものの庭』(77)、『物理学の構築』(85)、『意識の変遷』(88)、『時と知』(92)など。

山辺 建(ヤマベ ケン)

1936年長野県上田市に生まれる。上智大学文学部卒。ミュンヘン大学カトリック神学部終了。上智大学文学・神学修士、ミュンヘン大学Dr.theol.京都産業大学名誉教授。訳書に、本書著者の『人間的なるものの庭』(法政大学出版局)、R.グァルディーニ『祈るとは……』(エンデルレ書店)、F.スアレス『フランシスコ・スアレス「法律についての、そして立法者たる神についての論究」』(『中世思想原典集成20 近世のスコラ学』平凡社、所収)など。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 凡例

緒論 自然の統一―物理学の統一

パルメニデス

プラトン

アリストテレス

コペルニクス―ケプラー―ガリレイ

ガリレオ・ガリレイ

ルネ・デカルト

ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ

デカルト―ニュートン―ライプニッツ―カント

イマヌエル・カント

ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ

ロベルト・マイヤー

アルベルト・アインシュタイン

ニールス・ボーア

ポール・アドリエン・モーリス・ディラック

ボーアとハイゼンベルク。一九三二年のある思い出

ヴェルナー・ハイゼンベルク

ハイゼンベルク、物理学者にして哲学者

現代物理学の哲学的解釈

  原注
  訳者あとがき
  初出一覧
  人名索引