桶と樽 〈オンデマンド版〉
脇役の日本史

A5判 / 466ページ / 並製 / 定価:7,800円 + 税 
ISBN978-4-588-92077-6 C1021 [2014年05月 刊行]

内容紹介

出土遺物や絵画・文献資料をもとに、壷・甕から桶・樽への転換期を探り、醸造業をはじめ、農業・漁業・鉱業から流通業まで、桶・樽が果たした役割を明らかにする。

著訳者プロフィール

小泉 和子(コイズミ カズコ)

1933年生まれ。昭和のくらし博物館館長。工学博士。日本家具・道具史。『道具とくらしの江戸時代』(吉川弘文館、1999年)

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに (小泉和子)

第一章 壺・甕・曲物から結桶・結樽へ
 出土遺物からみた結物 (鈴木正貴)
 描かれた桶樽、記された桶樽 (毛塚万里)
 壺・甕から結物へ (藤原里香)
 
 コラム 中国の結物考 (藤原里香)

第二章 桶と樽が支えた近世社会
 近世酒造業と桶樽職 (柚木 学)
 空樽と醤油 (桜井由幾)
 近世農業を支えた桶と樽 (河野通明)
 漁撈用具における桶と樽 (池田哲夫)
 鉱山の桶と樽 (田中圭一)
 井戸桶と早桶 (鈴木正貴)
 江戸の桶樽職人と役システム (吉田伸之)
 くらしの中の桶と樽 (小泉和子)

第三章 近代化の中で
 洋樽の利用と生産 (佐波亜紀子)
 昭和初期の佐渡における味噌樽製造 (神田由築)
 野田地方における明治~昭和前期の醤油醸造業と樽屋 (小川 浩)
 樽から壜へ (山本孝造)

 特論1 ヨーロッパの桶と樽──英国を中心に (松村紀代子)
 特論2 現代中国の桶事情 (小川 浩・富井展子)

主要参考文献
おわりに