叢書・ウニベルシタス 919
カルパッチョ
美学的探求

四六判 / 254ページ / 上製 / 定価:3,300円 + 税 
ISBN978-4-588-00919-8 C1310 [2009年07月 刊行]

内容紹介

ヴェネツィア派の画家・カルパッチョ(1455頃〜1525頃)の作品を素材に展開するセール独自の世界。美術史的な意味での象徴解釈やイコノロジック(図像解釈学的)な分析ではなく、また歴史的・実証的な美術批評とも一線を画して、図像の位相幾何学的な同形性を解読。対話を拒絶して引きこもろうとするする〈美的なるもの〉を、コミュニケーションの哲学の場に定位しようとする試み。口絵カラー13頁。〔哲学・美学〕

阿部 宏慈(アベ コウジ)

1955年宮城県に生まれる。東北大学大学院文学研究科博士課程中退。20世紀フランス文学および表象の理論を専攻。現在、山形大学人文学部教授(フランス文化論、映像論、表象文化論)。著書に『プルースト 距離の詩学』(平凡社)が、訳書に、M.ビュイダン『サハラ──ジル・ドゥルーズの美学』、J.デリダ『絵画における真理・上下』(上巻は共訳、以上、法政大学出版局)などがある。

※上記内容は本書刊行時のものです。