叢書・ウニベルシタス 426
見えるものと見えざるもの 〈新装版〉

四六判 / 618ページ / 上製 / 定価:6,300円 + 税 
ISBN978-4-588-09979-3 C1310 [2014年04月 刊行]

内容紹介

『行動の構造』『知覚の現象学』の到達点を越えて、身体=野生の奥深い経験世界の現象学を新たな存在論として展開する野心的論考。著者の思索の総決算として企てられた未完の草稿群と晩年の「研究ノート」から成る本書は、「沈黙の世界」の哲学的開花を告知する。

著訳者プロフィール

モーリス・メルロ=ポンティ(メルロ=ポンティ,M.)

(Maurice Merleau-Ponty)
1908年生まれ。エコール・ノルマル卒業後、多くのリセーで教えるとともに、エコール・ノルマルでも教壇に立つ。戦後リヨン大学、ソルボンヌ教授を経て、1952年コレージュ・ド・フランス教授となる。1945年サルトルとともに雑誌『現代』を主宰し、実存主義の運動を理論的に指導したが、1952年サルトルと決裂し同誌を去る。1961年不慮の死。著書に『行動の構造』(1942)、『知覚の現象学』(1945)、『ヒューマニズムとテロル』(1947)、『意味と無意味』(1948)、『哲学への讃辞』(1953)、『弁証法の冒険』(1955)、『シーニュ』(1960)、『眼と精神』(1963-4)、『見えるものと見えざるもの』(1964)などがある。

中島 盛夫(ナカジマ モリオ)

1922年横浜市生まれ。東京大学文学部卒。横浜市立大学名誉教授。1996年3月死去。著書:『ベルクソンと現代』(塙書房)、『経験と現象』(世界書院)、訳書:メルロ=ポンティ『知覚の現象学』(法政大学出版局)、マルクーゼ『理性と革命』(共訳、岩波書店)、シュペヒト『デカルト』(理想社)、ドゥルーズ『カントの批判哲学』(法政大学出版局)、リオタール『熱狂──カントの歴史批判』(法政大学出版局)ほか。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

編者前書(クロード・ルフォール)

見えるものと自然──哲学的問いかけ
 反省と問いかけ
 問いかけと弁証法
 問いかけと直観
 編み合わせ──交差

付録
 前客観的存在──独我論的世界
 I 現前

研究ノート
 一九五九年一月
 一九五九年二月
 一九五九年三月
 一九五九年五月
 一九五九年六月
 一九五九年七月
 一九五九年八月
 一九五九年九月
 一九五九年十月
 一九五九年十一月
 一九五九年十二月
 一九六〇年一月
 一九六〇年二月
 一九六〇年三月
 一九六〇年四月
 一九六〇年五月
 一九六〇年六月
 一九六〇年十一月
 一九六〇年十二月
 一九六一年三月

編者後書
訳注
訳者あとがき
事項索引/人名索引

[訳者]*は監訳者

中島盛夫(ナカジマ モリオ)*

伊藤泰雄(イトウ ヤスオ)
1950年生まれ。学習院大学大学院博士課程単位取得。武蔵大学講師。

岩見徳夫(イワミ トクオ)
1956年生まれ。東洋大学大学院博士課程単位取得。拓殖大学講師。

重野豊隆(シゲノ トヨタカ)
1953年生まれ。東洋大学大学院博士課程単位取得。星薬科大学教授。