文化の進歩と道徳性
カント哲学の「隠されたアンチノミー」

A5判 / 206ページ / 上製 / 定価:3,500円 + 税 
ISBN978-4-588-15099-9 C1010 [2019年02月 刊行]

内容紹介

カント批判哲学の根底には、「文化」が人類の道徳的進歩に寄与するとともに、道徳性を破壊しもするという「輝かしき悲惨」の認識が存在する。教育・立法・宗教の位相で生じる、人類の進歩の可能性をめぐる相矛盾する主張(文化と道徳とのアンチノミー)に光をあて、『判断力批判』や『宗教論』などのテキストをカント自身の思考の文脈から読み解くことで、現代世界の倫理的課題を問い直す。

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