ものと人間の文化史 153
檜(ひのき)

四六判 / 324ページ / 上製 / 定価:3,000円 + 税 
ISBN978-4-588-21531-5 C0320 [2011年03月 刊行]

内容紹介

建築・木彫・木材工芸に最良の材としてわが国の〈木の文化〉に重要な役割を果たしてきた檜をめぐって、その生態から保護・育成・生産・流通・加工までの変遷をたどりつつ日本文化史に位置づける。法隆寺・東大寺など大寺院の建立や伊勢神宮式年遷宮に用いられる大量の檜材を産出するための林業政策の動向と、伐採・運搬・加工の実際を跡づけ、木曾・吉野など優良産地の消長を描く。【文化史・環境】

著訳者プロフィール

有岡 利幸(アリオカ トシユキ)

1937年、岡山県生まれ。1956~93年大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。1993~2003年近畿大学総務部勤務。2003年以降、(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第一章 ヒノキとはこんな特徴をもつ樹木
第二章 日本文化黎明期のヒノキ
第三章 建築材としてのヒノキの需給事情
第四章 伊勢神宮式年遷宮用材と御杣山の変遷
第五章 最良のヒノキ材を産出する木曾山をめぐる歴史
第六章 木材工芸に最適なヒノキ材
第七章 ヒノキ造りの百万塔と仏像
第八章 植物性屋根葺き材としての檜皮
第九章 檜のブランド材を生産する林業地
第十章 檜の年輪は記録し、そして語る