ものと人間の文化史 157

四六判 / 330ページ / 上製 / 定価:3,200円 + 税 
ISBN978-4-588-21571-1 C0320 [2012年01月 刊行]

内容紹介

魔除けや若返りの呪力をもつ神聖な果実として神話や昔話に語り継がれ、近年古代遺跡から大量に出土して宮廷祭祀との関連が注目される桃。全国各地に伝わる桃太郎話や桃源郷の伝説、雛祭りの地域的特性と変遷をたどり、日本人との多彩な関わりを考察する。また、栽培と育種・品種改良の歩み、救荒食糧や民間薬としての利用例をあげて、知られざる伝承と習俗を掘り起こす。

著訳者プロフィール

有岡 利幸(アリオカ トシユキ)

1937年、岡山県生まれ。1956~93年大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。1993~2003年近畿大学総務部勤務。2003年以降、(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第一章 記紀万葉の桃とその呪力
第二章 桃の渡来と奈良・平安朝の桃
第三章 三月三日の節供と桃
第四章 近世の桃の種類と江戸・京の桃見
第五章 近世以前の日本人が食べた桃
第六章 病を治し、癒す桃
第七章 語り継がれる桃
第八章 明治以後の桃の品種と栽培地