バビロンとバイブル 〈新装版〉
古代オリエントの歴史と宗教を語る

四六判 / 278ページ / 上製 / 定価:3,000円 + 税 
ISBN978-4-588-35408-3 C0022 [2013年08月 刊行]

内容紹介

著名な宗教史学者・アッシリア学者である著者が、編集者モンサクレを聴き手に物語った古代メソポタミア文明物語。自らの研究史を縦糸に、メソポタミアにおける文字の発生、呪術、卜占、宇宙観、学問、宗教、裁判と経済、ギルガメシュ叙事詩など、旧約聖書の背後に刻まれた人々の豊かな営みを横糸に、読者を古代世界に誘う。

著訳者プロフィール

J.ボテロ(ボテロ ジャン)

(Jean Bottéro)
1914年、南フランスのニース近郊に生まれる。カトリック・ドミニコ会修道院付属の神学校で聖書学、哲学等を修めるが、やがてパリ国立高等研究院のR.ラバット教授の指導のもとにアッカド語、メソポタミア文献・歴史学を学び、フランス国立科学研究機関研究員を経て、1958年よりパリ国立高等研究院教授.本書のほか、1952年刊行『バビロニアの宗教』(La religion babylonienne, PUF)を1997年に全面的に書き改めた『最古の宗教』(La plus vieille religion en Mésopotamie, Éditions Gallimard)をはじめ、多数の著書がある。2007年死去。

松島 英子(マツシマ エイコ)

1948年に生まれる。東京芸術大学美術学部芸術学科、同大学院において美術史を専攻した後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等研究院においてアッシリア学を学ぶ。富山大学助教授、中近東文化センター研究員、中京女子大学人文学部教授を経て、現在、法政大学キャリアデザイン学部教授。著書に、『メソポタミアの神像』(角川書店)、『世界美術大全集東洋編16 西アジア』(共著・責任編集、小学館)が、訳書に、ジャン・ボテロ『メソポタミア』、『バビロンとバイブル』(本書)、『最古の宗教』、『最古の料理』(以上、法政大学出版局)がある。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 まえがき(エレヌ・モンサクレ)

I 勉学期間

II 粘土で作られた記録書──メソポタミアとアッシリア学の成立

III 文字記号物語──文字の発明

IV メソポタミアの人々の宇宙観と宗教体系

V 日常と学術

VI バビロニアの多神教と旧約聖書の一神教

VII ギルガメシュ

VIII 歴史と宗教史──あるアッシリア学者の眼差し

 訳注
 訳者あとがき
 本書と関わりのあるジャン・ボテロの著作一覧