スペイン帝国と中華帝国の邂逅
十六・十七世紀のマニラ

A5判 / 504ページ / 上製 / 定価:7,200円 + 税 
ISBN978-4-588-37501-9 C3022 [2012年02月 刊行]

内容紹介

マニラにおけるスペイン政庁設立の1571 年から1650 年前後まで、スペイン人と華人との邂逅を地球一元化の過程における画期と位置づけ、両者の関わりにおいて惹起された事件を中心に、「ヒトの移動と邂逅」を考察する。第Ⅰ部では、カトリック宣教の手段に関して展開された議論を通してスペイン人の華人観を、第Ⅱ部では、二度にわたる華人暴動を通して両者の「戦略的共存」関係を明らかにする。

著訳者プロフィール

平山 篤子(ヒラヤマ アツコ)

Yale University, Yale Divinity School (M.A.R.)
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位認定退学.
現在,帝塚山大学経済学部教授.
主要著書・訳書
川村信三編『超領域交流史の試み』(共著)上智大学出版,2009年.
フアン・ヒル『イダルゴとサムライ』(翻訳)法政大学出版局,2000年.

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 章 本書の課題と構成
第一章 スペイン・カトリック帝国とフィリピーナス諸島

  第 I 部 スペイン・カトリツク帝国の対チナ観

第二章 チナ宣教論としての「チナ事業」
第三章 アロンソ・サンチェス神父と「チナ事業」
第四章 ホセ・デ・アコスタ神父と「チナ事業」
第五章 初代マニラ司教ドミンゴ・デ・サラサールの対チナ観

  第 II 部 スペイン政庁の対華人観、対明観

第六章 フィリピーナス諸島における華人
第七章 マニラにおける第一次華人暴動
第八章 マニラにおける第二次華人暴動
終 章 ヒトの移動と邂逅

あとがき
資 料(フィリピーナス諸島居留華人数・来航船数)
参考文献
索 引

書評掲載

「毎日新聞」(2012年4月22日付/張競氏・評)に紹介されました。

「歴史学研究」(No.912、2013年11月号/土肥歩氏・評)に紹介されました。

「カトリック研究」(第31号/市川誠氏・評)に紹介されました。

関連書籍

フアン・ヒル/平山篤子訳『イダルゴとサムライ』(小局刊)。