サピエンティア 2
ミッテラン社会党の転換
社会主義から欧州統合へ

四六判 / 416ページ / 上製 / 定価:4,000円 + 税 
ISBN978-4-588-60302-0 C3331 [2008年11月 刊行]

内容紹介

1980年代フランスの社会主義と欧州統合、そして国際的なネオリベラリズムの流れとの間で生じた葛藤は、政治の場でどう捉えられ、どのように処理されたのか。時局に応じて巧みに変化するミッテラン大統領のリーダーシップ・スタイルを探究しつつ、現在に至るフランス政治と欧州統合の出発点を、気鋭の政治学者が膨大な資料と当事者インタビューをもとに考察する。

著訳者プロフィール

吉田 徹(ヨシダ トオル)

1975年東京生まれ。東京大学総合文化研究科(国際社会科学)博士課程修了(学術博士)。
慶應義塾大学法学部卒,日本貿易振興会(ジェトロ),日本学術振興会特別研究員等を経て,現在は北海道大学法学研究科/公共政策大学院准教授(ヨーロッパ政治史)。
主要業績:「フランス:避けがたい国家?」小川有美・岩崎正洋編『アクセス地域研究Ⅱ』日本経済評論社,2004年;「フランス政党政治の『ヨーロッパ化』」『国際関係論研究』第20号,2004年;「『選択操作的リーダーシップ』の系譜」日本比較政治学会年報『リーダーシップの比較政治学』第10号,2008年;「フランス・ミッテラン社会党政権の成立:政策革新の再配置」高橋進・安井宏樹編『政権交代と民主主義』東京大学出版会,2008年;伊藤光利編『政治的エグゼクティヴの比較研究』早稲田大学出版部,2008年など。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 論
第一章 先行研究と本論の視角
第二章 「プログラムの政治」の生成過程
    ──リーダーとフォロワーの相互作用
第三章 夢:「社会主義プロジェ」の始動と
    リーダーシップ・スタイルの完成
第四章 挫折:モーロワ・プランの開始
    ──リーダーシップ・スタイルの継続
第五章 転回:緊縮の決断
    ──リーダーシップ・スタイルの変容
第六章 社会主義からヨーロッパの地平へ
    ──新たなリーダーシップの獲得
結 論