ハイデガーと生き物の問題

A5判 / 286ページ / 上製 / 価格 3,520円 (消費税 320円) 
ISBN978-4-588-15083-8 C1010 [2017年10月 刊行]

内容紹介

「動物は世界が貧しい」――この奇妙なテーゼを掲げたとき、20世紀最大の哲学者は何を見ていたのか。人間と他の生き物の関係を問い、「生きている」とは何を意味するのかを問うたマルティン・ハイデガー。その巨大な思想を「生き物」というかつてない観点から全面的に再構成する本書は、生をめぐる問いの根源に迫り、誰も見たことのない地平を出現させる。注目の気鋭が放つ待望の書。國分功一郎氏推薦!

著訳者プロフィール

串田 純一(クシタ ジュンイチ)

1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。早稲田大学、東京工業大学、東洋大学非常勤講師。専門は哲学。
著作に、「ハイデガーの動物・有機体論の超越論的再解釈」(『現象学年報』第22号、2006年)、「為されざる要なきを為すこととしての能力――『形而上学』Θ巻のハイデガーによる読解から」(日本哲学会編『哲學』第65号、2014年)、「偶然のしるしに知るは必然か――九鬼周造と在五中将」(『現代思想』、「総特集 九鬼周造」2017年1月臨時増刊号)など。訳書に、スティーヴン・レヴィン編、サイモン・クリッチリー&ライナー・シュールマン『ハイデガー『存在と時間』を読む』(法政大学出版局、2017年)がある。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 はじめに
 凡 例


序 論

第1章 能力の問題と超越論的な人間中心主義

第2章 形而上学の二重性と人間的な現存在の地位

第3章 超越論的な生き物の哲学

第4章 超越する生き物の哲学

第5章 超越する生き物の有限な言葉

結びにかえて


 あとがき
 索引(人名索引、作品名索引、事項索引)

書評掲載

「図書新聞」(2018年8月18日号/村井則夫氏・評)にて紹介されました。

「表象」(2019年13号/國分功一郎氏・評)に紹介されました。