叢書・ウニベルシタス 932
啓蒙・革命・ロマン主義〈新装版〉
近代ドイツ政治思想の起源 1790-1800

四六判 / 756ページ / 上製 / 価格 9,460円 (消費税 860円) 
ISBN978-4-588-14092-1 C1310 [2026年01月 刊行]

内容紹介

分析の対象をフランス革命後の10年間に絞り、革命によってドイツの啓蒙主義者がそれ以前に共有していた思想的なコンセンサスを失い、いかに分裂と緊張の中に置かれることになったか、その分裂と緊張の中で、1800年以後のさまざまな思想がいかにして芽生えたのかを考察する。13人の思想家をとりあげ、その言説を分析しつつ、同時代の争点とその思想的文脈に内在する時代精神を描いた大著。〔哲学・政治思想〕

著訳者プロフィール

フレデリック・C.バイザー(バイザー フレデリック)

フレデリック・C.バイザー(Frederick C. Beiser)
1949年米国ミネソタ州生まれ。オックスフォード大学でチャールズ・テイラーとアイザイア・バーリンの指導のもと、ヘーゲル『精神現象学』の起源に関する博士論文『現象学の精神』(The spirit of the Phenomenology, 1981)で学位を取得。現在シラキューズ大学名誉教授。専門は近代ドイツ哲学思想史。本書のほか、The Fate of Reason(1987)、The Sovereignty of Reason(1996)、German Idealism: The Struggle against Subjectivism(2002)、The Romantic Imperative(2003)、Schiller as Philosopher(2005)、Hegel(2005)、Diotima's Children(2009)、The German Historicist Tradition(2011)、Late German Idealism(2013)、After Hegel(2014)、The Genesis of Neo-Kantianism(2014)、Weltschmerz: Pessimism in German Philosophy(2016)、Hermann Cohen(2018)、David Friedrich Strauß, Father of Unbelief(2020)、Johann Friedrich Herbart(2022)、Philosophy of Life(2023)、The Berlin Antisemitism Controversy(2024)、Early German Positivism(2025)がある。

杉田 孝夫(スギタ タカオ)

杉田 孝夫(スギタ タカオ)
1951年岩手県生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在お茶の水女子大学名誉教授。専門:政治学・政治思想史。共編著に『市民社会論』(おうふう、2016年)、共著に『新カント派の哲学と近代日本──受容と展開』(東洋哲学研究所、2025年)、『レオ・シュトラウスの政治哲学──『自然権と歴史』を読み解く』(ミネルヴァ書房、2019年)、『岩波講座 政治哲学3 近代の変容』(岩波書店、2014年)、共訳書に『フィヒテ全集 第6巻 自然法論』(1995年)、同『第16巻 閉鎖商業国家・国家論講義』(2013年)、同『第17巻 ドイツ国民に告ぐ・政治論集』(2014年)、同『第21巻 社会哲学講義』(2009年、いずれも晢書房)などがある。

※上記内容は本書刊行時のものです。