叢書・日本文学史研究
沖縄の言語史 〈オンデマンド版〉

四六判 / 308ページ / 並製・オンデマンド / 価格 6,600円 (消費税 600円) 
ISBN978-4-588-92060-8 C1381 [2012年04月 刊行]

内容紹介

日本祖語を基層に持ちつつ琉球方言はいかに変化してきたか。古代から現代に至るその変遷を辿りつつ、沖縄の社会的変動をあとづける。付/文献目録・年表54頁。

著訳者プロフィール

外間 守善(ホカマ シュゼン)

1924年、沖縄県に生まれる。1950年、国学院大学卒業。1957年、東京大学言語学科研究生修了。現在、法政大学教授、東京大学兼任講師。主要著書に『校本おもろさうし』、『おもろさうし辞典・総索引』、『混効験集─校本と研究─』その他がある。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

I 序章
生き続けてほしい沖縄語
沖縄語は日本語か

II 沖縄の言語史
沖縄の言語史─序説の序説─
沖縄の言語教育史
沖縄方言形容詞の史的変遷

III 沖縄の言語
琉球方言について
奄美・沖縄の方言─標準語教育上の問題点─
『おもろさうし』の仮名遣いと表記法
おもろ語研究に関する若干の問題─『おもろさうし全釈』を読んで─
按司の語源
オモロの原意
「若くなる」思想─正月の挨拶ことば─
戦後沖縄における外来語

IV 付録
琉球方言研究文献・資料目録
沖縄言語・文芸史年表

 あとがき
 初出発表誌紙一覧