叢書・日本文学史研究
山之口貘 〈オンデマンド版〉
詩とその軌跡

四六判 / 328ページ / 並製・オンデマンド / 定価:6,000円 + 税 
ISBN978-4-588-92061-5 C1391 [2012年04月 刊行]

内容紹介

未発表の初期詩篇から遺著『鮪に鰯』にいたる作品の軌跡を生活の軌跡と照らし合わせつつ、〈物への愛〉にみちた貘の詩的表現、その〈静かな感動〉の源泉を探る。

著訳者プロフィール

仲程 昌徳(ナカホド マサノリ)

1943年南洋テニアン島カロリナスで生まれる。1974年法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。現在琉球大学教養部講師。主著に『南島抒情 琉歌百選』(外間守善と共著、角川書店)がある。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 序説
I 詩作営為──「ひそかな対決」の位相

II 放浪
 1 詩人への道
 2 「野宿」と「無銭宿」
 3 「さまよえる琉球人」と「放浪三昧」

III 『思弁の苑』
 1 処女詩集『思弁の苑』出版まで
 2 逆倒の視点
 3 郷愁の心理
 4 「地球の詩人」

IV 『山之口貘詩集』──「暗い飛沫をふきとる手」

V 『鮪に鰯』
 1 「きょうを見つめた」詩人
 2 「救済」の詩篇・ミミコ
 3 沖縄への郷愁
 4 「天から降りて来た言葉」

VI 初期詩篇──「責め」から「嘆願」へ

VII 軌跡

付録 山之口貘著作掲載紙誌一覧

 あとがき