ものと人間の文化史 116-Ⅱ
道 Ⅱ

第25回国際交通安全学会賞受賞
四六判 / 280ページ / 上製 / 価格 2,750円 (消費税 250円) 
ISBN978-4-588-21162-1(4-588-21162-5) C0320 [2003年11月 刊行]

内容紹介

中世の鎌倉街道,近世の五街道,近代の開拓道路から現代の高速道路網までを通観し,道路を拓いた人々の手によって今日の交通ネットワークが形成された歴史を語る。

目次

第四章 中世の道路
  一 東西二極体制を支える東海道
  二 幕府の命脈を握った鎌倉街道
  三 信長、秀吉によって統一された戦国時代の道

第五章 近世の道路
  一 新しいネットワーク、五街道と脇街道
  二 街道の距離計測と絵図
  三 街道のかたち――幾何構造
  四 路面構造
  五 一里塚と街道並木
  六 街道並木
  七 橋と隧道
  八 街道の交通と管理

第六章 近代・現代の道路
  一 苦悩する明治期の道路
  二 明治の道を拓いた人びと
  三 馬車から自動車へ
  四 近代化への道を進んだ大正時代
  五 高速道路を視野に入れた昭和戦前期
  六 戦後復興の基盤としての道路整備
  七 車優先から人への復権

参考文献