ものと人間の文化史 120-Ⅱ
捕鯨 Ⅱ

四六判 / 312ページ / 上製 / 価格 3,080円 (消費税 280円) 
ISBN978-4-588-21202-4(4-588-21202-8) C0320 [2004年06月 刊行]

内容紹介

近代捕鯨の登場により鯨資源の激減を招き,捕鯨の規制・管理のための国際条約締結に至る経緯をたどり,グローバルな課題としての自然環境問題を浮き彫りにする。

目次

第六章 ヤンキー・ホエールメン
  一 メイフラワー号から見た鯨
  二 捕鯨の聖地・ナンタケット
  三 「捕鯨難民」の時代
  四 太平洋捕鯨の幕開け
  五 海を漂う搾油工場
  六 南太平洋の「楽園」と捕鯨船
  七 黒船で国を閉じ、黒船で国を開け
  八 最後の捕鯨場ベーリング海峡

第七章 現代捕鯨の生と死
  一 現代捕鯨とはどんな捕鯨か
  二 世界的な捕鯨不況のなかで
  三 鯨組から現代捕鯨へ
  四 南氷洋――最後で最大のフロンティア
  五 国家戦略としての捕鯨――ナチス・ドイツと日本
  六 濫獲のしっぺ返し――捕鯨管理時代の到来
  七 捕鯨オリンピックの果てに

 参考文献
 あとがき
 図表出典一覧