各国を渡り歩いたフランスの外交官にして世界的詩人・劇作家でもあったポール・クローデル(1868-1955年)は、大正10年から約5年間、駐日大使を務め、深く日本という国を愛した。彼はこの国の何に焦がれ、何を遺したのか。日本での経験は彼の作品にどんな彩りを添えたのか。日本での暮らし、青い眼に映った日本の姿を丹念に、そして繊細に描き出す。クローデルを本格的に扱った初の著作が完成。
中條 忍(チュウジョウ シノブ)
1936年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。青山学院大学名誉教授。専門はフランス文学、演劇。
主な著作に『日本におけるポール・クローデル――クローデルの滞日年譜』(監修、クレス出版、2010年)、訳書にジャン゠マリ・トマソー『メロドラマ――フランスの大衆文化』(晶文社、1991年)、ジュヌヴィエーヴ・セロー『ヌゥヴォ・テアトルの歴史』(思潮社、1986年)などがある。
はじめに
第I章 日本への思い
第II章 詩 人
第III章 劇作家
第IV章 外交官
註
書 誌
ポール・クローデル略年譜
おえるにあたり
人名索引
第I章 日本への思い
第II章 詩 人
第III章 劇作家
第IV章 外交官
註
書 誌
ポール・クローデル略年譜
おえるにあたり
人名索引
書評掲載
「出版ニュース」(2018年3月下旬号)にて紹介されました。
「京都新聞」「大分合同新聞」「河北新報」「四國新聞」(2018年4月8日付)「秋田魁新報」(2018年4月1日付)「北國新聞」(2018年3月31日付)にて紹介されました。
「神奈川新聞」(2018年6月17日付/服部エレン氏・評)にて紹介されました。