叢書・ウニベルシタス 952
冒険のバロック
発見の時代の文化

四六判 / 494ページ / 上製 / 定価:6,800円 + 税 
ISBN978-4-588-00952-5 C3370 [2011年01月 刊行]

内容紹介

16世紀半ばから18世紀半ばまでをバロック時代と呼ぶ。ルネサンスの申し子とか、近代の戸口といわれるその文化に焦点を当て、現代の問題に回答を与えてくれる作品の意義を問う。バロックとは生命観に溢れる遺産であり、誘惑に満ちた冒険への旅立ちである。著者は文学、美術、建築、音楽、宗教、哲学や科学といった多様な領域に触れ、あの時代に肉薄する。図版80点〔文化・芸術・思想〕

著訳者プロフィール

ヴィンフリート・フロイント(フロイント,W.)

1938年生まれ.哲学博士.ミュンスター大学でドイツ文学・英文学を修め,パーダーボルン大学教授などを歴任.現在,パーダーボルン大学特任教授.おもな研究分野はドイツ近代文学,文学教授法.編著書は,ジャンル論,作家論,郷土作家論,文学作品の注解,文学研究入門書,作品集の編纂など多方面にわたり,本訳書の原著のほか,『バロック時代のドイツの諷刺詩』(1972年),『ドイツのバラーデ』(1978年),『テーオドーア・シュトルム』(1987年),『ドイツの喜劇――バロックから現代まで』(1988年),『ドイツの抒情詩』(1990年),『ドイツの短編小説』(1993年),『アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ』(1998年),『幻想文学――ゲーテから現代まで』(1999年),『ノヴァーリス』(2001年),『昔話』(2005年),『マティーアス・クラウディウス選集』(1995年)の編纂など多数.

佐藤 正樹(サトウ マサキ)

1950年生まれ.広島大学大学院総合科学研究科教授.ドイツ文学・文化史.著書に,『うちに子どもが生まれたら』(鳥影社),『レクラム文庫をドイツ語で読む』(白水社)など.訳書に,S. ビルクナー編『ある子殺しの女の記録』(人文書院),R. デッカー『教皇と魔女』(共訳,法政大学出版局)などがある.

佐々木 れい(ササキ レイ)

1979年生まれ.広島大学非常勤講師.著書に,『わたしは祈り,わたしは歌う:ドイツ・バロックの詩人フリードリヒ・シュペー』(鳥影社),訳書に,R. デッカー『教皇と魔女』(共訳,法政大学出版局)などがある.

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

目次

1 人生設計としての文学
2 愛の勝利と死の悲哀
3 楽園の出現
4 創造の美
5 意味の探究
6 親密な楽園
7 女性の書き手たち
8 旅の冒険
9 死刑執行人、魔女、ヒステリー
10 戦争という悪魔
11 五感の陶酔と情熱
12 快楽の建築
13 演劇の世界と人生の舞台
14 バロック風俗鏡
15 「自分自身には逆らえない」